2011年路線価公表

昨日、2011年の路線価(※1)が公表されました。前年比3.1%減で下落は3年連続ですが、前年(前年比4.4%減)より下げ幅が縮小したということで各種ニュースでも記事でも「下げ止まり」という報道でした。
 筆者の見解も都心部ではそろそろ下げ止まりという認識ではいますが、マンションに興味がある皆様に注意していただきたいのは、(※1)に書きましたように路線価は基本的に土地の取引価格ですので、マンション、特に土地の仕入れから販売まで長期間に及ぶ大規模マンションにおいては土地の取引価格が販売価格に出てくるのは当分先です。
さらに、最近は三井さん、住友さんという財閥系が大規模物件の在庫をまだ相当数抱えているので、湾岸地域で土地を所有しているにもかかわらずなかなか新タワープロジェクトを発表していない状況でもあり、昨年・今年あたりに取得した土地のプロジェクトがいつ販売開始されるかはかなり不透明な状況です。当たり前ですが、土地を仕入れた順に販売開始するわけではないので時期的な予測は難しい面はありますが、今後出てくる大規模プロジェクトは現在販売中のものよりある程度価格がおさえられたものになると予想しています。震災による資材高騰が危惧されるため、それほど大きく価格が下がることはないと思いますが、まだまだタワマンが大量供給される晴海や東雲あたりは価格を大分手頃にせざるを得ないのではないかと思っています。

※1 国税庁が相続税や贈与税の計算の基礎としてその年の1月1日を評価基準日とした価格を公表したものです。価格算定のベースとなるのは土地等の売買実例であり、路線価が下がるということは基本的に昨年に比べて土地の取引価格が下がったということです。
路線価は3年分こちらでみれます⇒国税庁ホームページ

0 Comments



Post a comment