【完成売りに変更】プラウド上北沢ディアージュ3階77平米7,148万円【坪単価309万円】

プラウド上北沢ディアージュ。

上北沢駅徒歩9分、桜上水駅徒歩14分の7階建総戸数41戸のレジデンスです。

プラウドとしては珍しい完成売り(昨年末に完成済)の物件となります。当初は現地の向かいにマンションギャラリーも用意し昨年7月に予定していた第1期に向けて販売活動を行っていたのですが、反応が芳しくなかったのか完成売りに変更されました(既にモデルルームは閉鎖されています)。

上北沢駅を最寄りとする分譲マンションとなるとそれほど多いわけではないのですが、隣駅のランドマークレジデンスである桜上水ガーデンズは総戸数878戸(分譲戸数は519戸)の需要を奪っていきましたし(ここと同じで野村さんが携わっているわけですが)、近隣ではウィルローズ上北沢クラッシィハウス上北沢とここ3年ほどで立て続けに新築が分譲されたことで需要が枯渇してきている感もあります。

近年はマンション価格が高騰し特に都心は高額過ぎて買いにくいという状況にもかかわらず都心回帰が進んでいるという側面があります。「どうせ高いなら資産価値が保てる方が良い」と考える方が多く、親世代などからの資金援助(+アドバイス)を受けて少しでも都心に近い場所にマンションを買う方も少なくないですね。

そういった影響もあり環境的には優位な立地条件の多い「外周区駅徒歩10分前後」となる物件の引き合いは一頃に比べ鈍っている印象を受けます。
例えば、プラウドシティ阿佐ヶ谷は総戸数が多いので大変な面はあるでしょうが、駅徒歩5分(南阿佐ヶ谷駅)の超大規模ブランド物件という属性でありながら苦戦している様子が見て取れます。環境がお世辞にも良いとは言い難い大通り沿いのタワマンは眺望がさしてよくなかろうがポンポンと売れているにもかかわらず・・・。

東日本大震災の後のタワマンへのネガティブな風潮は一体なんだったんだろうか・・・。
こういう人の心の移り変わりの早さを見てもやはりトレンドの逆を行くことの重要性を感じますね。人の行く裏に道あり花の山、私が昔から好きな言葉です。実需のマンション選びにおいては「裏」まで行けとは言いませんが、周囲の調子の良い言葉などに流されることなく、何かに傾倒することなく、冷静にマンションを吟味することはとても大切だと思います。

さらに一言つけ加えておくと、マンション価格に比べ戸建価格は上昇率が緩やかなため、「環境重視の方が望むエリア」では戸建へ需要が流れている面も少なからずあるのではないかと思っています。今更言うまでもないことですが、マンションは駐車場代などが馬鹿にならないですし、ここまでマンション価格が高騰すると当然戸建の魅力が増すのは当たり前のことですよね・・・。
私のようなマンションオタクにとってはとても歯がゆい状況です・・・。

公式ホームページ
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お部屋は77平米の3LDK、南西角住戸です。西側は近い距離に3階建のマンションがあるので視界は塞がれますが、南側は大きな駐車場なので前建までの距離は十分以上に確保されています。将来的な不安はどうしてもつきまといますけれどもね。

間取り的にはオーソドックスな田の字ベースのプランとなります。
角住戸ながら玄関廊下は一直線で7,000万円を越える住戸のわりには地味な印象が強いですが、一直線にしているがゆえに無駄な面積は少ないですし、充実した南面の開口部はプラウド的ですね。

プラウドは田の字ベースのプランを採用することが多く、派手な人目で魅力的と感じるような間取りを造ることが他の大手デベに比べ少ないです。しかしながら、プラウドの田の字は開口部を充実させているものが多く、このプランも例外ではないです。

連窓サッシが採用され、縦長リビングながらリビングの開口部だけでサッシ約3枚分確保されているのは非常に評価出来る点です。また、LD隣の洋室2は引き戸が大きく開け放てる構造となっていますしLDK+洋室2を合わせると約22畳もの大空間が生まれます。

専有面積のわりには収納はやや少なめの印象ですが、その分、居室畳数が確保されたプランという印象です。洋室1は7.6畳もあるんですね。70平米台中盤の3LDKではかなり珍しいです。

坪単価は309万円。前述のようにこの第1期の販売開始までは様々な経緯があり当初の予定価格よりはかなり安くなりましたね。それでもクラッシィハウス上北沢と同じか少し高いぐらいの水準ですけれども。
南面の将来的な不確実性がなければもっと高くとも売れるのでしょうね・・・。

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