ブランズ六番町【免震×前庭・奥庭】8階77㎡15,100万円(坪単価648万円)

続けて、ブランズ六番町。

設計・施工は熊谷組です。施工にスーゼネ清水建設を起用していたブランズザ・ハウス一番町ほどのネームバリューはありませんが、スケールからすると熊谷組の起用に違和感はありませんし、やはりここもしっかりと免震構造が採用されています。

目先の比較対象となるプレミスト六番町は免震構造ではありませんでしたので大きな差別化要素になりそうですね。このような価格帯とは言え、この程度のスケールで免震構造を採用するケースはけして多くはありません。

また、デザイン監修にはブランズ永田町同様に坂倉建築研究所が起用されており、南東・南西の頂点部に下から上まで余すことなくコーナーサッシを設けたデザインは、ザ・パークハウス六番町とまでは言わないもののそれに近いインパクトと高級感のあるものです。

低層階に施されたルーバー手摺のバルコニーによる水平ライン、土壁を思わせる無釉タイルなど、各所に拘りのあるデザインが採用されていますし、南北に長い敷地形状を活かした約20mの南面道路からのセットバック、6割超の空地率などランドプランにも見所のある物件です。

その道路とエントランスの間の約20mの空間に設けられた「前庭」にとどまらず、敷地北側のエレベーターホールに隣接した位置に「奥庭」が施されているあたりにも素晴らしさを感じることの出来る物件ですね。

ただ、約19mを道路からセットバックし、その部分に円形の車寄せまで施したワンアベニュー一番町文人通りのようにこれだけの空間があればそういった円形の車寄せを設計することも可能だったと思うわけで、そのようになっていないあたりは少し残念に感じたりもするのですが、いわゆる贅沢な車寄せを設けていないからこそこのような贅沢な前庭(+奥庭)を設けることが出来たのでしょう。

水物などもありませんが、ガラス面豊かなエントランスホールやエレベーターホールから眺める庭は格別でしょうね。

前回のブランズ六番町

公式ホームページ
IMG_1031[1]
お部屋は77㎡の2LDK、北東角住戸です。北側にはSME六番町ビルがあり、視界は妨げられますが、敷地北側は駐車場動線部などゆとりあるランドプランとなっており、前建までの距離がしっかりと確保されているので圧迫感などはなく、採光面の心配もないでしょう。
東側も視界抜けが得られる感じではありませんが、前建を超える高さにはあるのでやはり圧迫感はないですね。

間取りとしては、当物件の売りの1つである南面条件の良さを享受できないポジションゆえに物件内では最もコンパクトなものとなっています。

ただ、それでも77㎡を確保しており、50㎡台の1LDKがあり少なからず違和感のあったプレミスト六番町とは異なるこの地に相応しいプランニングと言えるのではないでしょうか。

前回の記事で書いたように微塵も柱をアウトフレームしていないことによる面積消費の影響はこのぐらいの面積帯のお部屋では馬鹿にならず、いかがなものかと思ってしまいますが(ベッドルーム2の形状とか窓の大きさとか…)、豊かな階高など三次元的には評価できる物件ですし、角住戸らしくLDの開口部を重視した設計にも見所がありますね。

南側の角住戸のようにコーナーサッシこそありませんが、東面の開口部は非常に豊かです。

ただ、77㎡の2LDKにしてはLD畳数がかなり小さいのはちょっと気になりますね。
キッチンを6畳超、主寝室を7畳、浴室を1620、さらには玄関ホールを優雅なものとするなど各所にワンランク上のゆとりを設けたプランで、無駄が多いことが原因ではありませんので好みの問題ではあるのでしょうが、バランス的にはちょっと微妙かもしれません。

キッチンがこの位置・形だとLDとの一体感が得られず、LDKとして空間的な広がりを得ることが出来ませんし…。
キッチンがオープンタイプでないのはこのクラスの住戸ゆえでしょうし、プライバシー面を考慮するとむしろ優れている点でもあるのですが、LDの広さからするとキッチンのカップボード側は壁ではなく、アイランドカウンターのような設計の方が良かったような気もします。

あと、既にお気づきの方も多そうですが、とにかく収納が少ないプランですね。収納の後付けはけして難しいことではないですが、いくら何でもこれは少なすぎかと…。

坪単価は648万円。南向きは同階でも700万円を優に超えていますので、ノン南向きゆえに多少なりとも単価を控えめにしてはいるようですが、南向きは100㎡前後であるのに対してこちらは70㎡台という一般的な面積帯であることを考えるともう少しお安い水準であっても良かった印象はありますね。
まぁ、番町小学校区というだけでこのぐらいの面積帯のニーズは十分でしょうし、このグロスなら売るのは難しくないと考えているということでしょう。

駐車場が地下でなくタワーパーキングなどとなっているあたりは100㎡超の超高額住戸にとってはかなり気になる要素ではあるでしょうが、このぐらいの大きさ・価格のお部屋であればそんなには気になりませんしね。

設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、水回りの天然石天板仕様などの一般的なものはもちろんのこと、ビルトインエアコン、主寝室と洗面所にも床暖房を設置するなどそれなりのものになっています。洗面室よりもキッチンに床暖房が設置されているケースの方が多いと思うのでちょっと珍しい印象にはなりますが…。
どうせなら両方につけてくれても良かったのに…。

管理費は570円/㎡。内廊下、かつ、ディスポーザー付なのはもちろんのこと、コンシェルジュサービス、各階ゴミ置場も備えた小規模マンションですのでこの水準となるのは致し方ないでしょう。
プレミスト六番町とは異なり24時間の有人管理ではないようで、その分多少安く出来ている感じでしょうか。

駐車場は全31台のタワーパーキング(1台のみ平置)で、100%でもありませんが、70㎡台のお部屋もありますし台数的には悪くないでしょう。

0 Comments



Post a comment