クレヴィア碑文谷一丁目【高級感は今一つだがランニングコストは控えめ】2階60㎡6,490万円(坪単価357万円)

続けて、クレヴィア碑文谷一丁目。

設計・デザインはアーキサイトメビウス、施工は谷津建設です。
谷津建設はあまり聞き覚えがなかったのでブログ内検索で調べてみたところクレヴィア武蔵中原ヴィラコートがヒットしました。

クレヴィアシリーズの実績も多くはなく、他社物件の近年実績も首都圏では少なそうですね。

さて、焦点はデザインです。
ザ・パークハウス碑文谷一丁目の記事を書いた時点でこちらのアーキサイトメビウスデザインへの期待は大きかったのですが、期待ほどではなかったかな…。

階段を数段上がるアプローチとしたエントランス周りには質感豊かな石材を豊富に用いており、まさにアーキサイトらしい優れたデザインとなっているのですが、近年はあまりにこういったアーキサイドデザインの物件が増えてきてしまっているので想像を超える出来とまでは言えませんし、やはり基壇部以外の外観には物足りなさがありますね。

前回の記事で書いたように開口部が三次元的に非常に控えめな物件で、外壁タイルもホワイト系中心のシンプルなものとなっているので、この価格帯の物件としてはかなり味気ない印象があるのです。

色味がシンプルでもガラス面を多くすることで洗練された印象になったりもするのですが、当物件はそのようなことがなく淡泊な印象ですね。

道路沿いだけでなくエントランスホールの奥や共用廊下の中心部にも植栽(ガーデン)を施すなど、出来る限り緑豊かなものにしようとする心意気は感じますが、特別なインパクトのあるもの(差別化されていると感じる部分)はありませんし、そこそこのスケールを有する物件であることを考えると何かしらのもうひと工夫があって欲しかったかな。

前回のクレヴィア碑文谷一丁目

公式ホームページ
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お部屋は60㎡の2LDK、西向き中住戸です。敷地西側中央付近に位置したプランで西側はやはり碑文谷ヒルズとお見合いになりますが、北西方向はサレジオ幼稚園の借景が得られますし、春は桜を望むことが出来るポジションです。

間取りとしては、物件内では小さめのものにはなりますが60㎡越えの2LDKということで近年の主要区の2LDKとしてはそこそこ大きなものとなります。駅距離のある碑文谷物件ということで多少なりともゆったり目の面積帯を心掛けている様子が伺えますね。子供が巣立った老夫婦なども想定したプランということになるのでしょうか。

なお、一言で言ってしまうと「高額な内廊下物件」で見られるようなプランです。
※高額でない内廊下物件だとこんなにスパンが確保されておらず洋室1室が行灯部屋になるのが通例です。

当物件は外廊下なので、一般的なケースでは洋室2室のうちどちらかが共用廊下側に面することになるのですが、当物件の敷地は間口豊かな南西角地にあることで全体的にワイドスパン住戸を多く出来ています。そのため、外廊下設計でもこのプランは共用廊下側に居室を造る必要がなかったようです。

そういう意味ではザ・パークハウス碑文谷一丁目同様に内廊下にしてくれた方が良かった印象があるのですが、当物件の一部の住戸には共用廊下に面した居室が設計されていますし、そうするには若干の難しさがあったようです。

少なくともこのプランにとっては「外廊下である必要性」がありませんので、内廊下であって欲しかったという思いは強くなりますが、ワイドスパンと出来ていることで玄関廊下をかなりコンパクトに纏めることが出来ているのは大いに評価すべき点でしょう。

玄関を共用廊下部分からかなり凹ませていることも功を奏し、玄関廊下はプライバシー面への配慮がありながらも非常にコンパクトになっていますね。

この廊下の長さで洋室2室及び洗面所がノンリビングインというのはそうそうありません。

この面積帯の2LDKにしてはキッチンが少々小さいのが気になりますし、案外収納が少なかったり、浴室が1317であったりと他にも気になる部分はありますが、玄関周りは良く出来ています。

坪単価は357万円。ザ・パークハウス碑文谷一丁目の1階住戸はかなり囲まれ感のあるものがあり、そのため310万円台のお部屋もあったぐらいですので、そういったものと比べると高く感じてはしまいますが、当物件にはそこまで囲まれ感のあるお部屋はなく桜も見える2階住戸だとこのぐらいの水準にはなってしまうようです。

借景の差もあるでしょうが、同じ駅距離のある5階建だったブリリア目黒碑文谷は平均坪単価約350万円という水準でしたので、マンションの売れ行きが芳しくない状況であることを考えるともうちょっとだけでも安いと良かったですね。

設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、良水工房など、それなりですが、ビルトインエアコンなどのワンランク上の設備はやはりありません。

管理費は246円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザー付なので違和感のない水準です。
ファミリータイプ中心の総戸数42戸ということもあるのか価格帯(管理費は購入者の支払能力(つまり物件価格)に比例するのが現実です)のわりには安く出来ている方かと思います。

小規模ながら内廊下×ディスポーザーを導入したザ・パークハウス碑文谷一丁目はかなり高額でしたので、このランニングコストはちょっとしたインパクトにはなるでしょうね。
クレヴィアさんはあまり内廊下の採用に前向きな印象のないデベロッパーでそういった違いを出すために外廊下を採用したのかもしれませんね。

駐車場は全13台で身障者用1台のみが平置、残りの12台は機械式になります。

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