2018年4月の首都圏マンション発売戸数

不動産経済研究所の発表によると4月の首都圏のマンション販売は、
発売戸数2,342戸(前年同月比14.6%減)
1戸あたり価格5,548万円(前年同月比6.3%減)
契約率63.0%(前年同月比3.3ポイントダウン)
とのことです。

前月の記事で「3月が予想していたよりも好調な数字となったことの反動が警戒される」と書きましたが、まさにそのまんまの結果になりました…。

3月が予想していたよりも良かったという意味では、もしかすると4月もそこまで悪くないのかな…という淡い期待(?)もあったのですが、やはり幻だったようです(笑)。

大規模タワマンの第1期など目玉物件がなかったことが数字を一段と悪いものにしているのは間違いありませんが、逆に言えばそういった物件がないとこのぐらい酷い数字になってしまうのが「普通」ということでもあるのでしょう。

契約率の63%は過去1年間では昨年10月以来に低い数字ですし、エリア別でみても都区部が61.7%とさらに低い数字になっているあたりに深刻さが伺えますね。

また、平均価格は今年1月の5,293万円ほどではないものの、前月の6,220万円からは大きく下落していますし、2017年以降ではその今年1月に次ぎ2番目に低い水準ということで確実に価格が頭打ちになってきている感がありますね。

億ション比率(販売戸数全体に占める億ションの割合)は、2月の5.7%、3月の6.4%から大きく低下した3.4%になっていることからも分かるように平均価格を押し上げる億ションの供給が非常に少なかったことが強く影響しているのは間違いありませんが、「億ションの売れ行きが悪い=投資家などの富裕層金回りが悪い(財布の紐が堅い)」ということに他なりませんので、都区部の契約率の悪化とも相まってかなり先行きのよろしくない結果になっていると言えるでしょう。

そもそも今月の平均価格の下落には価格が相対的に高い都区部の供給が前年同月比約38%減という大きな減少になったことも強く影響している可能性が高いわけですが(前年4月はプライムパークス品川シーサイド及びグランドメゾン品川シーサイドの第1期が都区部の戸数のおよそ半分を占めていた)、ここまで供給が少ないにもかかわらず契約率が61.7%なわけですからね…。

なお、即日完売にはならなかったようですが、4月はプラウドタワー東池袋(70戸)及びプラウドタワー川口(100戸)の第1期がありました。

5月はパンダ部屋にかなり倍率のついたパークホームズ三越前ザ・レジデンスザ・タワー横浜北仲の最終期(76戸)などがありますが、今月同様全体の数字に大きな影響を及ぼすほどの大規模供給は予定されていないはずで、3月の反動の大きかった4月の数字からどこまで戻すことが出来るかに注目したいですね。

0 Comments



Post a comment