2018年6月の首都圏マンション発売戸数

不動産経済研究所の発表によると6月の首都圏のマンション販売は、
発売戸数2,659戸(前年同月比16.4%増)
1戸あたり価格6,244万円(前年同月比10.7%増)
契約率66.0%(前年同月比1.2ポイントダウン)
とのことです。

4月、5月は低調な数字でしたし、先月の記事で書いたように特別目玉となるような物件の第1期もなかったので、6月も地味な数字になるのかと思っていましたが、販売戸数は前年同月や前月よりも増えていますし、契約率の66%も最近にしちゃマシな方ですね。

特段の目玉物件がない中でこの数字という所に光明を見出せなくもないのですが、平均価格の上昇もやはり都心部の億ションが牽引しているに過ぎませんし、都下52%、神奈川61%、埼玉37%というひど過ぎる契約率からも大半の検討者の購入意欲が弱いことは間違いないものと思われます。。

なお、恒例の億ション比率ですが、約6.7%と今年最も高い数字になっており、億ション市場の変調は確認出来ません。
富裕層ではない一般層向けの市場が減速しているがゆえに平均価格が上昇する最近の傾向に相違ない結果と言えるでしょう。

なお、目立つ大量供給こそありませんでしたが、6月はグランドメゾン等々力レジデンスブランズ文京小石川レジデンスアトラス四谷シティハウス自由が丘レジデンスジオグランデ代々木の杜などの第1期があり、わりと高価格帯物件の新規供給が盛んだったのでそれらの影響も少なくないと思います。

なお、7月は戸数・平均価格・契約率いずれもここ最近では高めの数字が出ると思っています。

ミッドタワーグランドローレルタワールネ浜松町、プラウドタワー府中寿町などのタワマンの第1期、プラウド虎ノ門、プラウド弦巻の野村勢、さらにはパークナード代官山やパークコート千代田駿河台、さらには話題性抜群のグランドメゾン目白新坂などもありますので、特に平均価格はかなりの水準になるのではないでしょうか…。

ちなみに今月は2018年上半期の市場動向も発表されており、供給は5.3%増の15,504戸、平均価格は1.3%上昇の5,962万円、契約率は0.6ポイントダウンの66.7%となっています。

最大のポイントは報道などでもされているように郊外エリアの反発で、平均価格で言うと神奈川の+13.7%、千葉の+12.6%(都区部は単価は+2.6%だがグロスは-1.4%)、供給戸数では千葉の+55.7%が非常に目立つものとなっているのですが、どちらも原因は明白で郊外の市況が全体的に回復しているかというとそれはちょっと違う気がしますね。

神奈川で言うと上半期約3,000戸のうち約400戸がザ・タワー横浜北仲、250戸がリーフィアタワー海老名アクロスコート、千葉で言うと上半期約2,000戸のうち522戸が津田沼ザ・タワーであり(さらに幕張ベイパーククロスタワー&レジデンスも結構供給されているはずです)、昨年上半期にはなかった数年に一度レベルの目玉物件の供給があったからに他ならないのです。
※ちなみに6月の千葉県の供給戸数は336戸(前年同月比94.2%増)、平均価格は27.4%アップですが、半分弱の150戸は津田沼ザ・タワーの1期3次です…。

しかも津田沼ザ・タワーは戸数だけみたら非常に立派なものなのですが、第1期2~3次は供給戸数に比して登録数はかなり少なく、全て1倍で契約まで至っていたとしても契約率は約65%に過ぎません。津田沼ザ・タワーのような大手3社(三菱・三井・野村)の駅直結ブランドタワマンでもこのぐらいの勢いしか持続出来ないと言う時点で市況が良いとはお世辞にも言えないでしょうね。

エリア別の契約率を見ると、やはり一番高いのは都区部の70.3%であり、神奈川や千葉は7割に達していないのです。

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