SHINKA【「音」にとことん拘った物件】5階43㎡200,000円(坪賃料15,297万円)

お盆休みは終わりましたが、まだまだ新規供給は低調な時期なので久々に賃貸マンションを取り上げようかと思います。

賃貸マンションと言うだけで「分譲マンションよりも安っぽい」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、都心部の高級賃貸の中には高級感のあるもの見所豊富なものなどが少なくなく、分譲マンションなどと比べ「立地だけではどんなものが出来るか想像しにくい」のも面白いところだと思っています。

以前から申し上げていますが、何千万とか何億とかの決断をしてもらう必要のある分譲マンションの販売とは異なり賃貸マンションを貸すことのハードルは遥かに低く、「ある程度リスクを負うことができる、思い切ったプランニングが出来る」というのが、賃貸マンションならではの大きな魅力でもあると思っています。
当ブログでは高級感のあるものだけでなく、分譲マンションではなかなか見られないものなんかを中心に紹介していくことを心掛けております。

そんなわけで本日の1件目はこちら、

SHINKA。

八丁堀駅徒歩2分(JR線。東京メトロは徒歩5分)の12階建総戸数24戸のマンションです。
昨年末に完成した出来て間もない物件になります。

貸主は東急電鉄になっていますが、建築主は八丁堀に本社のある杉田興業であり、資産運用を目的として誕生した賃貸マンションということになるでしょうか。

立地としてはその名の通り「新川アドレス」にあり、近年近隣にはブリリアザ・タワー東京八重洲アベニュークレヴィア東京八丁堀新川ザ・レジデンスシティハウス東京八重洲通りなどの高額分譲マンションの供給も盛んなポジションにあります。

当物件が小規模ながら非常に個性豊かな物件になっているのは、周囲の供給が激しく高級感のある物件が増えていることも少なからず影響しているものと思われますね。

物件名の「SHINKA」は進化はもちろんのこと、真価なんかもイメージしていると思われ、「音」「つながり」「素材」で差別化を図った物件になります。

「音」は専有部内に防音室、「つながり」は地下のムジカホールと屋上のスカイテラス、「素材」は無垢材・コンクリ打ち放し・結晶化ガラス壁と、専有部・共用部共に個性で溢れた物件です。

地下のムジカホールは35~45名程度まで収容可能なかなり本格的なもので、ちょっとしたコンサートやイベントが開催できるのも凄いですが、専有部の防音室との相性が抜群というか、非常に良く考えられた理にかなった提案と感じますよね。

設計は長谷川順持建築デザインオフィス、施工は辰になります。
ホールやスカイテラスのデザインもハイセンスなもので申し分ないのですが、外観デザインもめちゃくちゃ個性的です。

フロアによって窓の位置を変えることで外観に動きを出しており、普通の分譲マンションではそうそうお目にかかれないものになります。

IMG_3016[1]
お部屋は43㎡の1LDK、西角住戸です。北西は隣接建物があるので開口部は限定的ですが、南西は接道しているので、前建との距離は図れています。

間取りとしては、防音室がついたサイレントルームプランということになります。全てのお部屋に防音室があるわけではなく、防音室の付いたプランはおよそ半分程度になるようですね。

防音室があるというだけでも珍しいのですが、当物件の「音」への拘りはそれだけではないのがまた凄いところです。
自室から発生する音を外部に漏らさないだけでなく外部の音をシャットアウトする工夫も設けられています。特別賑やかな立地ではないのですが、T3等級のサッシを使用しているのに加え、24時間換気の吸気口に防音措置も施されているので室内はかなり静かにすごすことが出来そうですね。

前述のようにガラスが外観デザイン上、重要な役割を果たしているのでガラス面もなかなかに豊かですし、無垢材・コンクリ打ち放し・結晶化ガラス壁が室内に用いられていることで室内もとっても素敵で、そこいらへんのマンションとは一線を画すものになっています。

坪賃料は15,297円。囲まれ感の強いポジションですが、この界隈のお部屋はほとんどがそんな感じですし、これだけの工夫が盛り込まれた物件でのこの単価はリーズナブルと言えるでしょうね。
こういった条件を満たすお部屋は存在自体が非常に少ないのでもっと賃料単価が高くとも借り手(ニーズ)を見つけるのは難しくないように思います。
新築時だけは一時的に供給が集中するのでそこまで欲張った賃料設定に出来ないこともありますが…。

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