2018年9月の首都圏マンション発売戸数

不動産経済研究所の発表によると9月の首都圏のマンション販売は、
発売戸数3,372戸(前年同月比13.2%増)
1戸あたり価格5,136万円(前年同月比11.8%減)
契約率66.5%(前年同月比1.6ポイントアップ)
とのことです。

前年同月比ではまずまず増加しており、思っていたよりも戸数は少し多かったのですが、相変わらず契約率は低調ですし、平均価格はかなり下がりましたね。

この平均価格の水準は、驚くなかれ2016年12月以来の水準で、完全に頭打ち感が出ています。
※年内にはパークコート渋谷ザ・タワーとザ・コート神宮外苑という2大超高額物件の第1期が控えていますので、どこかの月でそれらが平均価格をグッと押し上げるタイミングはあるのでしょうが…。

ただ、念のため言っておきますが、価格がこなれたからマンションを買おう!というのは基本的に間違いです。
なぜなら、この平均価格の下落は、基本的に同一エリアのマンションが値下がったことによる結果ではないからです。

郊外寄りのエリアではそのようなエリアや物件もいくらかあるとは思いますが、個々の物件を見ていても特に目立った安い(弱気)な値付けをしていると感じる物件はほとんどありませんし、基本的には億ションなど都心部の物件の販売が低調なことが全体に大きな影響を与えていると感じますね。

なお、恒例の億ション比率はなんとなんと1.96%と今年の中でもダントツで低い数字になっています。
9,000万円台まで含めても平均的な5%程度の水準よりも遥かに低い3.9%程度でしかありませんし、とにかく高価格帯のお部屋の供給が低調なのは間違いありません。

年内に分譲開始される先述のパークコート渋谷とコート神宮外苑を買いたいので待っているという方も中にはいらっしゃるのかもしれませんが、基本的にここ1~2年の我が国の超高額マンション市場を支えてきたのは1戸や2戸しか買えない層ではなく膨大な資金力のある投資家層ですので、この億ション市場の停滞感は相場を占う上では非常に気になる材料になりますね。

昨日はKYBの免震装置及び制振装置のデータ改ざんが明らかになりましたし、一昨年秋の杭偽装問題の時のように年末に向かって冷え込まないと良いのですが…。

主な即日完売物件は新規(第1期)ではないのですが、リビオシティ・ルネ葛西が第3期1~7次で計115戸を完売させています。
細かに期分けして希望客に売っている感じではあるのですが(実質先着順のようなもの)、販売開始してから大分経っているのにひと月で115戸はなかなか凄いですね。

さて来月ですが、どちらも規模感には欠けますが、パークコート青山一丁目とパークホームズ荻窪ザ・レジデンスの超高額2物件の供給があり、平均価格がどこまで持ち直してくるかに注目したいですね。

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