パークホームズ荻窪ザ・レジデンス【デザイン秀逸×この規模でも各階ゴミ置場】2階63㎡7,940万円(坪単価418万円)

続けて、パークホームズ荻窪ザ・レジデンス。

設計はIAO竹田設計、施工は京王建設で、完成売りで既にお目にかかれるその外観デザインも立地同様にとても注目出来る物件です。

3階建総戸数30戸の低層小規模物件なので2層吹抜のエントランスなど空間的にとりわけ魅力ある設計は用いられていませんが、バルコニーの木目調天井に加え、水平に伸びる白と黒のフレームラインは、重厚感と高級感を演出するには十分なもので、このレベルのデザイン、そして立派なお値段設定とするのであればやはり「パークコート」であって欲しかったと強く思いますね。

2007年分譲のパークコート荻窪はリーマンショック前のプチバブル期の分譲で、その平均坪単価約420万円は、荻窪駅界隈では当時の歴代No.1という水準でしたので、さぞ高級感のある物件と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、2007年当時と比べると業界全体のデザイン水準が大きく上がっていることもあり(「技術」や「コスト」によるところよりもデザインへの「意識」が大きく変わってきていると思います)、当物件と比べるとかなり物足りないものに映るのでそういう意味でも「パークコート」が相応しいと感じるというわけです。

築年にして10年ほどの差があるとはいえ、この「パークホームズとパークコートの逆転現象」は少々違和感があるでしょう。

まぁ、当物件はパークホームズなので専有部の設備仕様は単価帯のわりに寂しい印象がありますし、共用部も「近年のパークコート」であるならばさらに立派なものにする必要もあったのでしょうが、敷地内には広場上空地なんかも設けられていますし、パークホームズの中では高級感のある方にはなるでしょうね。

なお、このような高額物件ながら外廊下なのは残念です。
南東と南西のL字配棟、かつ、貴重なパークフロントを少しでも多くの住戸で分け合うことを考えると外廊下になるのもやむなし(ナロースパンになると共用廊下側に居室を設ける必要があるので内廊下にするのは難しい)という印象にはなるのですが、内廊下側に吹抜を設けることも一案になりますし、50~60㎡台を設けることを厭わないのであれば(※実際に当物件には存在している)南東・南西向きだけでなく北東や北西向きにもお部屋を用意するという選択肢もあったはずで、何かしらもうひと工夫あってもよかった印象もありますね。

前回のパークホームズ荻窪ザ・レジデンス

公式ホームページ
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お部屋は63㎡の2LDK、南西向き中住戸です。正面方向は3階建の戸建があるので視界抜けは得られませんが、日照的には問題ありません。

間取りとしては、邸宅街というポジションとしては少々意外な2LDKプランになっています。南東向きは1階のイレギュラーな位置にあるプラン(30㎡台もある)を除き基本的に70~80㎡台ばかりで構成されているのですが、こちら南西向きはこのプランを含めた全てが50~60㎡台になっており、2LDKが中心になります。

パークフロントではないとは言え、南西向きの方が日照時間が長いことを考えるとこちらのファミリー需要も十分にあるはずで、その静謐な邸宅街というポジションからしても全戸70㎡以上でもおかしくなかったとさえ思いますね。

まぁ、この立地でも50~60㎡台を多くプランニングしているあたりからは、デベロッパーがこの単価帯(グロス帯)の需要に一抹の不安があると考えていたのは間違いなく、そういったことを加味すると「3LDK中心としてもう少し単価帯を下げる」ないしは「パークコートとしてブランド力を付与する」とすることも選択肢としてありだったのではないでしょうか。

話がそれ気味なので間取りに戻りますが、当物件は外廊下ですし、至って普通のプランニングという感じです。

ただ、50㎡台の2LDKではなく60㎡台ということで玄関をクランクインにしてプライバシー面への配慮を行うなどの余裕がありますし、キッチンもL字型でゆとりあるものとなっています。

また、ベッドルームのウォールドア×連窓サッシはそれだけでも良いものですが、当プランは方立てが非常に小さいのでさらに素晴らしいですね。

坪単価は418万円。パークフロントのお部屋が当初の予定価格よりかなり大きく下がったので、大きくは変わらなかったそれ以外のお部屋との単価差はかなり小さくなりました。

視界抜けは得られませんが、日照の得られるポジションですし、そもそもの立地の魅力が高い物件ですのでこの単価に違和感はありませんが、2LDKとしては面積が大きくグロスで約8,000万円という水準はこのエリアでは結構パンチがありますね。
55㎡の2LDKならば同じような単価でも約7,000万円であり、潜在顧客数にはかなり違いが出てくるはずです。

設備仕様面では、総戸数30戸ながらディスポーザーがついており、平均でも450万円程度であろう単価帯を意識しているのは間違いないでしょう。
食洗機、水回りの天然石天板仕様、トイレ手洗いカウンター、カップボード(一部プラン除く)など、それなりのものはそろっていますが、ビルトインエアコンなどのワンランク上のものは見当たらず、特に坪単価500万円近いお部屋にとっては少々寂しいものになるでしょう。

管理費は368円/㎡。外廊下ですが、総戸数30戸でディスポーザー付ですので違和感のある水準ではありません。
驚いたことに当物件は総戸数30戸というスケールながら各階にゴミ置場が設けられているので、それを考えるとかなりリーズナブルなものと言えます。
※この規模でゴミ置場設けるぐらいならやっぱり「パークコート」を目指しても良かったかと…。

駐車場は全10台で身障者用(平置)を除いた9台が機械式になります。

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