2018年11月の首都圏マンション発売戸数

不動産経済研究所の発表によると11月の首都圏のマンション販売は、
発売戸数3,461戸(前年同月比2.8%増)
1戸あたり価格6,017万円(前年同月比8.4%増)
契約率53.9%(前年同月比14.0ポイントダウン)
とのことです。

いやいや驚きました。秋商戦真っただ中で新規供給(第一期と言う意味)も多くなる11月の契約率が53.9%とは…。

この水準はリーマンショック直前の2008年7月以来、実に10年ぶり以上のものになりますし、いよいよ来るべき時が来たかな…と思ってしまいますね。

11月は即日完売物件としてコスギ3rdアヴェニューザ・レジデンスの第1期174戸、プラウドシティ吉祥寺の同140戸、ルネ本厚木の同80戸、グランドメゾン新川崎加瀬山の同23戸など、最近にしては即日完売物件が多く、売れている物件も中にはあるのですが、そういった物件(契約率100%の物件)が結構ある中での53.9%ですから第2期以降の物件や話題性に欠ける物件などは「壊滅的な状況」と言っても過言ではないでしょうね。

実際、そういった売れ行き好調な第1期物件がなかった都区部の契約率は47.2%、埼玉県は38.9%という結果になっており、見込み客はいないけど(要望書は入っていないけど)格好を付けるためにとりあえず多めに販売しておこうか…みたいな状況になっているということです。

11月末の在庫数は6,749戸と前月末に比べ751戸も増えていますし、消費税増税前の駆け込み需要への業界の淡い期待が見事なまでに打ち砕かれた結果になっているように思います。

11月の億ション比率は約5.8%と前月並の標準的な水準になっていることもあり平均価格は6,000万円を超えていますが、前述のように都区部の非常に低い契約率からも分かるように億ションの契約率もかなり低いものとなっていると感じているので、かなり深刻な状況であるのは間違いないでしょう。

12月に入ってからザ・コート神宮外苑パークコート渋谷ザ・タワーの第1期が行われているので、12月の平均価格はかなり高くなることが予想されますが、他物件の記事内で申し上げているようにそれらは予定価格からかなり下げた上で第1期にこぎつけたような形になりますので、非常に貴重な立地、かつ、高パフォーマンスの物件であっても富裕層や投資家の財布の紐の堅さが目立つ状況でもあります。

なお、12月は例年通り11月の倍近いかなりの数の供給が予定されています。

主な第1期としては、それら超高額な2物件の他、プラウドシティ日吉ブランズタワー大船ザ・パークハウスオイコス鎌倉大船プラウドシティ東雲キャナルマークスパークホームズ横浜本郷台リバーサイドヴィラなどの大規模物件が目白押しなので契約率がどんなものになるのか要チェックですね。

契約率が下がることを嫌い販売戸数が大きく減っていたり、契約率が65%に達しないような状況であればそれはもう限界なのではないかと思うわけで、仮にそういった状況になるようであればデベロッパーには「明確な価格調整段階」に入っていただきたいなと思う次第です。

やはり12月に販売されたばかりのシティタワー所沢クラッシィの価格にはドン引きですが…(笑)。

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