2018年間取り部門②【一段と二極化が進んだ?】

2018年間取り部門の続きになります。

【銀賞】(順不同)
レ・ジェイド中野
プレシス鎌倉材木座
ルネ南砂町リバーフィール
ルネ本厚木

まず、レ・ジェイド中野ですが、共用廊下側の柱までアウトフレーム化、かつ、逆梁工法を用いることで実現した掃き出し窓のサッシ高2.25mも素晴らしいのですが、それに加え最上階住戸(3階建なので最上階住戸率はわりと高い)に、田の字ベースのプランながら「全室の南側に開口部を施す」という独創的なプランニングに感心しました。

プレシス鎌倉材木座も共用廊下側の柱をアウトフレーム化することで完全アウトフレームを実現した物件で、最大天井高2.55~2.6m、サッシ高2.10~2.15mと言う三次元的にも上々のパフォーマンスを実現していたのが受賞理由になります。
三次元構造面であまり目立つことのないプレシスシリーズなので余計にインパクトがありましたね。

ルネ南砂町リバーフィールルネ本厚木はJVではありますが、その名前からお分かりのように総合地所が中心となった物件で、「全戸玄関窓×ウゴクロ(一部住戸)」を採用した間取り面での特色豊かな物件になります。

ルネ本厚木の角住戸にはコーナー柱をオフセットしたワイドなコーナーサッシも実現されていましたし、近年の長谷工マンションの良いところがふんだんに盛り込まれた2物件になりますね(総合地所は長谷工のグループ会社で当然設計・施工も長谷工です)。

【銅賞】(順不同)
ルピアコート西葛西
ジオ南雪谷
イニシア松戸
オークプレイス小岩
ザ・パークハウスあざみ野一丁目
グランドメゾン新川崎加瀬山

【銅賞】はちょっと多くなってしまったので、簡潔に行かせていただきます。

ルピアコート西葛西は全てのプランで採用されているわけではありませんが、やはりピアキッチンが受賞理由で、特に当物件の角住戸でみられるピアキッチンは開口部も豊かな非常に魅力的なものでした。

ジオ南雪谷は、最も小さなお部屋でも70㎡以上を確保しつつ完全アウトフレームを実現していたのが素晴らしかったですね。
近年の狭小トレンド下においてはグロス価格を抑えるために3LDKを「60㎡台まで小さくする代わりにアウトフレーム化することで効率性を高める」といったようなケースが少なくありませんが、従来通りの70㎡以上を確保しながらも効率性を高めているという点が素晴らしかったと思います。

イニシア松戸オークプレイス小岩はいずれもコスモスイニシアの物件で、イニシア物件は間取り部門で常連化しているようにやはり「やさしいシカク」と「ウエルカムホール」設計が受賞理由になります。

そして、ザ・パークハウスあざみ野一丁目はジオ南雪谷と同様で平均専有面積80㎡超というゆとりある設計としつつも共用廊下側の柱をしっかりとアウトフレーム化していたのが今時の物件としては珍しく素晴らしく感じました。

グランドメゾン新川崎加瀬山は、やはり柱のアウトフレームが良好な物件でしたし、フロアプランに工夫を施すことで両面バルコニー住戸も実現していた積水ハウス物件らしい魅力豊かな設計でしたね。

マンション価格頭打ち、かつ、建築コスト高止まり下において設計面でのコストダウンが見受けられるマンションも少なくありませんが、こうして1年を振り返ってみるとやはり例年通り設計面に優れたマンションは少なくなく、設計面での二極化が一段と進んだ1年だったと言えるかもしれません。

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