クレヴィア横濱弘明寺【内廊下×可動収納で差別化】4階54㎡4,098万円(坪単価252万円)

続けて、クレヴィア横濱弘明寺。

設計は三輪設計、施工は木内建設です。

前回の記事で書いたように敷地の南西(南)と北東(北)に同じような高さの建物があることで上層階でも両面に抜けが得られるお部屋が限られていますし、敷地面積約690㎡に建築面積530㎡と敷地目一杯に建てられた印象のある物件(商業地域ということもあり建蔽率が高い)で開放感などは得にくくなっています。

ただ、駅徒歩2分であれば致し方のないところではあるでしょうし、二方接道の地を活かし道路沿いのデザインは評価出来る点の1つでしょう。

空地に余裕がないので植栽に厚みは感じられませんが、設計だけでなくデザインも担当する三輪設計に加え、ライティングデザイナーとしてトミタ・ライティングデザイン・オフィスを起用しており、夜間の佇まいに特に期待の出来る物件になっています。

建物基壇部には横浜らしい重厚な赤レンガ調タイルをあしらっており、間接照明によるライトアップとの相性は抜群です。

建物上層部には左官風塗装を行うことで外観は全体的に質感豊かですし、この価格帯の物件の中ではかなりデザインに拘った物件と言えるでしょう。
以前もどこかの物件の記事で言及した記憶がありますが、伊藤忠のクレヴィアシリーズは坪単価200万円台と300万円台(後半)の物件のデザイン面での差が小さく感じますね(このぐらいの物件でも300万円台の物件と同様のデザインを心がけている)。

また、当物件はエリア内では珍しい内廊下設計になっているのですが、多くの住戸の玄関前がアルコーブ的に窪んでおり、小規模物件の内廊下にありがちなからプライバシー面に難のある設計になっていない点も好感が持てますね。

前回のクレヴィア横濱弘明寺

公式ホームページ
IMG_4365[1]
お部屋は54㎡の2LDK、北西向き中住戸です。日照はほとんど期待出来ませんが、前建を越える高さにあり、かつ、その先のマンションとマンションの間から大岡川の桜並木が望めるポジションになります。

間取りとしては、ギリギリ住宅ローン控除が適用できる大きさであり、駅徒歩2分とは言えやはり小ぶりな印象がありますね(ちなみに当物件には35㎡の1LDKまでプランニングされています)。

内廊下設計の中住戸ということで洋室1室が行灯部屋になっているのがデメリットということになってくると思うのですが、その居室配置を逆手に取ったのが可動収納ということになるでしょう。

洋室1と2が隣接していることでその間に可動収納を設け、先ほどのプラン同様に各居室の大きさが調整できるようになっています。

それぞれの洋室の入口はやはり扉1枚分しかありませんし、洋室1の扉位置をご覧いただくとお分かりのようにあまり可動収納を窓際に移動してしまうと開かずの部屋が出来てしまうという風変わりな設計でもあるのですが、あえて隠し部屋(笑)的に使うことも…。窓からのみ出入り可能な部屋ってどうですか(爆)。
隣接しているのに「離れ」的なアクセスっていう…。

ちなみに、スパンがあまり確保出来ていないため開口部幅は今一つなのですが、逆梁工法を採用し、窓際から梁を排除しているので掃き出し窓のサッシ高は約2.3mと高いです。

それだけの高さがあればこの幅でも採光は良いでしょうね。
眼下に桜並木が見えると思うので、順梁×ガラス手摺というのも一案だったように思いますが、逆梁手摺としたことで外観は重厚感が出ていますし、周囲からの視線もある7階建の物件でガラス手摺はあまり得策とは言えないのでこの設計は悪くないと思います。

坪単価は252万円。先ほどの上階の角住戸よりも高い水準です。面積差はありますが、こういったコンパクト目の面積帯のニーズがファミリータイプに比べ特に旺盛になるような立地条件ではありませんし、少々違和感のある単価設定ですね。

パーシャルとは言え桜並木ビューが考慮されてのものなのかもしれませんが、日照はほとんど期待出来ませんしもう少しこなれた水準が相応だったように思います。

前回の記事で書いたように3LDKが相対的に弱めの印象でそこを弱めにした分の反動が50㎡台以下に出てしまっているような印象があります。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーはありませんし、水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターなどのないシンプルなものです。
食洗機や良水工房はついていますが、価格帯からすると少々の物足りなさがあるものでクレヴィアシリーズらしいっちゃらしいですね。

管理費は249円/㎡。ディスポーザーはありませんが、小規模ながら内廊下を採用しているので違和感はありません。この管理費で換気機能だけでなく冷暖房機能までついているようであれば魅力的ですね。

駐車場は全9台で平置2台を除いた7台が機械式になります。

0 Comments



Post a comment