イニシア武蔵新城テラス【スパンのわりに幅のある連窓サッシ】1階73㎡4,998万円(坪単価225万円)

続けて、イニシア武蔵新城テラス。

設計はリーフクリエイツ、施工は穴吹工務店です。

外観デザインはシンプルで若干淡泊過ぎる嫌いはありますが、部分によってベージュ、ブラウン、ホワイトと複数色を使い分けることでそれなりに動きのあるものとなっていますし、イニシア物件らしい上品な仕上がりという印象でしょうか。

共用部のスケール感は今一つですが、総戸数124戸というスケールがあったイニシア武蔵新城ハウスでさえ共用部にはあまり見所がなかったのでここにそれを望むのは酷でしょう。

イニシアシリーズの中にもイニシア鷺沼レジデンスイニシア墨田などさしてスケール感がないケースでも共用空間にかなり力を入れているケースもあるのでそういう意味で少々の物足りなさがあるのは否定出来ませんが・・・。

前回のイニシア武蔵新城テラス

公式ホームページ
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お部屋は73㎡の3LDK、東向き中住戸です。敷地中ほどに位置したテラス付の1階住戸となり、道路の向かいは2階建アパートとなるので、1階住戸でも圧迫感はなく日照も得られるポジションとなります。

間取り的にはクランクインのエントランスアプローチとなっている以外は一般的な田の字プランと大きな差はありませんが、かなり奥行(玄関からバルコニーまでの距離)のあるプラン設計であるにも関わらず柱が完全にアウトフレーム化されているのはやはりイニシアさんの物件だけのことはあるでしょう。

そこそこ専有面積のある3LDKであるにもかかわらず洗面所がリビングインなのはやはり残念に感じますが、その分廊下は短めに出来ている方ですし、中住戸ながらLDから洋室3にかけてかなり幅のある連窓サッシが採用出来ているのは大きな魅力と言えるでしょう。

LD側の開口部だけでもサッシ3枚分確保されているのも田の字ベースの中住戸としては珍しく、その凹凸のない三次元設計と相まって広がりのある空間が実現出来ています。

坪単価は225万円。東向きでも上層階は坪単価250万円前後という価格設定で、南向きと東向きの単価差が小さい価格設定にはなっているのですが、1階住戸は専用庭がついていないこともあり、物件内では下限の単価設定となっているようです。

設備仕様面は、総戸数124戸もあったイニシア武蔵新城ハウスでさえディスポーザーがなかったことからも予想されたようにこちらも当然ありません。
また、水回りの天然石天板仕様のような高級感はありませんが、ハウスにはなかったトイレ手洗いカウンターの付いたタンクレストイレは評価できる点でしょう。

管理費は189円/㎡。外廊下、かつ、ディスポーザーなしですが、総戸数40戸のスケールで200円/㎡を切っているのであれば悪くないでしょう。ハウスは総戸数124戸でエレベーターが1基という驚きの設計により管理費がかなり安く出来ていたのでそれには及びませんが・・・。
管理は「通勤」ではなく「巡回」にはなります。ハウスはどうだったっけ・・・。

駐車場は全16台で身障者用1台を除く15台が機械式となります。

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