2018年デザイン部門②【コンパクト物件も見所のあるものが多かった】
【銀賞】(順不同)
ジェイグランディア日吉
ヴェレーナグラン山手
クレヴィア文京関口
アンヴィーネ保谷
プレイスコート喜多見
まず、ジェイグランディア日吉ですが、日吉駅西口徒歩7分というかなり珍しい立地の物件なので通常であればデザイン面にそこまで力を入れる必要はなかったはずですが、後発にエリアのランドマークとなるであろうプラウドシティ日吉が控えていた点、そして「ジェイグラン」と「ディアスタ(ディア)」が融合した試金石的な物件という点も影響してかデザイン面にかなりの拘りが伺えるものでした。
エントランス周りの照明使いやバルコニー天井部の木目調の設えが特に素敵でしたね。
ヴェレーナグラン山手は、ヴェレーナの最上級ブランド「グラン」シリーズの中でも特にデザイン性が高かった物件で、デザイン性に富んだ物件が少なくない山手エリアにおいても上位に入るであろう高級感と共用部のスケール感を両立させた物件だったと思います。
クレヴィア文京関口とアンヴィーネ保谷はエリアも価格帯も全く異なりますが、どちらも敷地外周部のデザインに特長がありました。
詳細は個別記事で確認いただければと思いますが、敷地周囲のデザインが良いことで「帰り道が楽しくなること請け合い」のマンションです。
最後、プレイスコート喜多見は、プレイスガーデン喜多見、プレイスヴィラ喜多見に次ぐプレイス喜多見三部作のトリを務める物件で、この物件も含め3物件全てがデザイン部門の受賞物件ということにもなります。
プレイスコート喜多見はトリとなる物件だけあってさらに洗練されていると感じましたし、総戸数130戸とは思えない共用部のゆとりにも注目出来る物件でしたね。
【銅賞】(順不同)
パークコート千代田駿河台ヒルトップ
ザ・パークハウス東陽町翠賓閣
リビオレゾン板橋本町ステーションサイド
リビオレゾン渋谷笹塚
ネベル勝どき
アトラス日暮里ブライトコート
パークコート千代田駿河台ヒルトップは近年貴重な「パークコート」ブランドですし、かなりの高額物件なので高級感のあるデザインになっていて当然ではあるのですが、アーチとアイアンをふんだんに用いた「この地を活かしたデザインが受賞理由になります。
この物件の向かいには我が国有数の名建築の1つであるアテネ・フランセがあり、そのあまりに個性ある立ち姿は当マンションとは何の共通点も見られませんが(というか、分譲マンションの外観がアテネ・フランセ並に個性的だったらヤバイでしょう…)、当物件は当物件で「絶妙な個性」を有しており、このクラスのマンションに恥じない素敵なものです。
ザ・パークハウス東陽町翠賓閣は、横十間川親水公園に面した稀な地に位置した物件で、やはりそのポジションだけでも十分な価値があるのですが、その「翠賓閣」という名称から伝わるようにデザイン面への拘りがかなり伺える物件になります。
邸宅感の高いエントランス周りのデザインも必見ですが、植栽監修に日比谷花壇、造園にアゴラ造園を起用するグリーンプランも当物件の評価をさらに高めるに至ったと思います。
リビオレゾン板橋本町、リビオレゾン渋谷笹塚、ネベル勝どき(ネベルはレーベンのアルファベットを逆から読んだタカラレーベンのコンパクトブランドです)は、コンパクトプランを中心とした物件ですが、いずれも特にエントランス周りのデザインに力を入れていた物件で、坪単価の高騰によりコンパクトプランでもグロス帯が結構嵩んでしまっていることがデザインコンセプトに少なからず影響を及ぼした「好例」と言えると思います。
最後、アトラス日暮里ブライトコートはデザイン性に富んだ旭化成物件がたくさんある日暮里界隈においても上位に入るであろうインパクトのある設計及びデザインで、昨年の【金賞】物件であるアトラス中野南台などそうそうたる実績のあるネクストアーキテクト&アソシエイツによるアトラスシリーズならでは凄みを感じることが出来た物件でした。
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