ザ・パークハウス本厚木タワー【南向き中住戸希望者にとっては内廊下設計は微妙?】14階71㎡5,338万円(坪単価250万円)
続けて、ザ・パークハウス本厚木タワー。
設計はアール・アイ・エー、施工はフジタ・小島組建設共同事業体になります。
前回の記事でも述べているようにタワマンとしては小ぶりですし22階建もけして高くはないのですが厚木市最高層となるデッキ直結タワマンということも考慮されてか制振構造が採用されています。
22年来の厚木市の悲願となる再開発物件ですので、このスケールでも免震構造になっていても違和感なかったとは思いますが、いずれにしろ厚木市では抜きんでた存在になるであろう物件です。
デザイン面は、厚木市が深く関わったランドマーク物件ということもあるのか過剰なほどのラグジュアリー感はありませんが、ガラス手摺に加えグリッド上にラインを強調した外観はシンプルな美しさがありますね。
設計のアール・アイ・エーはブログ内検索で検索していただけると分かりますが、こういった再開発案件の実績が山ほどある会社であり、当物件も違和感なく纏まっていると思います。
タワマンとは言え総戸数163戸というスケールしかない物件なので共用施設はエントランスラウンジ、スタディスペースなども併設されたオーナーズラウンジ、屋上デッキ程度しかありませんが、前回の記事で書いたように立地やブランドだけで頭2つぐらい抜け出た存在なのでそこいらへんはオマケ程度に考えておいて良いのではないでしょうか。
前回のザ・パークハウス本厚木タワー。
公式ホームページ
![IMG_4413[1]](https://blog-imgs-124.fc2.com/m/a/n/mansionotaku/20190219123936011.jpg)
お部屋は70㎡超の3LDK、南向き中住戸です。少し先にある12階建のリーベスト本厚木も越える高さで(3階までは商業・業務ゾーンなので階高が高く一般的なマンションの15~16階ぐらいの高さ)、日照に加え申し分のないパノラマビューを楽しむことが出来ます。
線路や駅に背を向ける形になりますので駅直結にしては静かな方ですし、このエリアだとタワマンであってもやはり南向きがいいという方も少なくないのでしょうね。
ただ、そういった点が考慮されてか南向き住戸は他の方角よりも相対的にスパンが確保出来ておらず(出来るだけ多くの住戸を南向きにするため)、間取りとしては、少々難しさのあるものになっています。
当物件はエリア内では貴重な内廊下設計が採用されているので本来ならば中住戸3LDKは「LDに加え洋室2室をバルコニー側に出来るだけのスパン」が必要なのですが、当物件は内廊下との間に吹抜を設け半ば強引に内廊下を実現した形です。
一般的な田の字外廊下物件と大差こそありませんが、吹抜からは十分な採光が得られませんし、洋室3が行灯部屋になっていることからしてもここまでして内廊下設計にする必要があったのか少々疑問に感じますね。
確かに冷暖房付の内廊下は快適ですし(使っている素材によりけりの部分もありますが、外廊下の高層階って冬場の静電気が凄いケースもありますよね…)、総戸数163戸というスケールながら各階ゴミ置場が用意されているあたりも素晴らしいと思うのですが、デッキ直結最高層タワーというだけで十分な差別化要素になってきますので、こういった「南向きの3LDK中住戸(価格帯からしてもニーズは多いはず)」をターゲットとしていた方にとっては少々チグハグさを感じてしまう部分はあるでしょうね。
スパンが短いことで必然的に奥行(玄関からバルコニーまでの距離)も出てしまっていますし、凹凸のある居室形状なんかを見ても設計の困難さが窺えてしまうプランです。
せっかく眺望の良いお部屋なのに南面開口部が小さいという点も残念ですね。
ただその一方で、柱の食い込みが少ないのは評価出来る点になるでしょうか。
坪単価は250万円。やはり日照面が考慮されているようで中住戸にしては強めの水準になっています。
当物件は小ぶりなタワマンなので角住戸率が高く角住戸はもれなくワイドスパンになっていることとの兼ね合いからすると少々割高な印象があるかもしれませんが、土地柄を考えれば南向きが強めの設定になるのは当然のことでしょう。
そもそも同時期に供給されている物件はライバルなようでライバルではなく(他も一般的な物件よりはかなり魅力があるものなのですが、この物件は特別な存在なのです)、レーベンなどと比べ1割程度しか変わらないこの水準は目に優しい方ではないでしょうか。
より駅力の高い海老名駅のグレーシアタワーズ海老名やリーフィアタワー海老名と比べた場合の価格差はほとんどないので、本厚木に地縁のない方からすると微妙に感じるのかもしれませんが、この戸数のランドマークタワーであれば地縁のある方のニーズだけで十分なはずで、そういう意味でもこの単価はこのご時世として悪くないように思います。
ちなみに当物件の第1期は120戸と言うことで総販売戸数159戸に対し約75%という高い進捗率にはなるわけですが、リリースから販売開始までに思っていたよりも時間を要した印象があり、昨今の市況の悪さが少なからず影響を及ぼしていると感じます。
設備仕様面は、水回りの天然石天板仕様はありませんが、ディスポーザー、食洗機、トイレ手洗いカウンターなど違和感のないものです。
管理費は247円/㎡。内廊下、かつ、ディスポーザー付、さらに各階ゴミ置場に24時間有人管理もあってのこの水準はリーズナブルですね。総戸数163戸というスケールならば300円/㎡を超えていてもおかしくなかったように思います。
エリア的に人件費を抑えやすいということが功を奏しているのかもしれません。
また、総戸数163戸だとエレベーターは2基の方が一般的かと思いますが、当物件は3基ありますし、そういったエリア的なものを加味してもこの管理費は魅力があるでしょう。
駐車場は全78台でタワー内機械式になります。
設計はアール・アイ・エー、施工はフジタ・小島組建設共同事業体になります。
前回の記事でも述べているようにタワマンとしては小ぶりですし22階建もけして高くはないのですが厚木市最高層となるデッキ直結タワマンということも考慮されてか制振構造が採用されています。
22年来の厚木市の悲願となる再開発物件ですので、このスケールでも免震構造になっていても違和感なかったとは思いますが、いずれにしろ厚木市では抜きんでた存在になるであろう物件です。
デザイン面は、厚木市が深く関わったランドマーク物件ということもあるのか過剰なほどのラグジュアリー感はありませんが、ガラス手摺に加えグリッド上にラインを強調した外観はシンプルな美しさがありますね。
設計のアール・アイ・エーはブログ内検索で検索していただけると分かりますが、こういった再開発案件の実績が山ほどある会社であり、当物件も違和感なく纏まっていると思います。
タワマンとは言え総戸数163戸というスケールしかない物件なので共用施設はエントランスラウンジ、スタディスペースなども併設されたオーナーズラウンジ、屋上デッキ程度しかありませんが、前回の記事で書いたように立地やブランドだけで頭2つぐらい抜け出た存在なのでそこいらへんはオマケ程度に考えておいて良いのではないでしょうか。
前回のザ・パークハウス本厚木タワー。
公式ホームページ
![IMG_4413[1]](https://blog-imgs-124.fc2.com/m/a/n/mansionotaku/20190219123936011.jpg)
お部屋は70㎡超の3LDK、南向き中住戸です。少し先にある12階建のリーベスト本厚木も越える高さで(3階までは商業・業務ゾーンなので階高が高く一般的なマンションの15~16階ぐらいの高さ)、日照に加え申し分のないパノラマビューを楽しむことが出来ます。
線路や駅に背を向ける形になりますので駅直結にしては静かな方ですし、このエリアだとタワマンであってもやはり南向きがいいという方も少なくないのでしょうね。
ただ、そういった点が考慮されてか南向き住戸は他の方角よりも相対的にスパンが確保出来ておらず(出来るだけ多くの住戸を南向きにするため)、間取りとしては、少々難しさのあるものになっています。
当物件はエリア内では貴重な内廊下設計が採用されているので本来ならば中住戸3LDKは「LDに加え洋室2室をバルコニー側に出来るだけのスパン」が必要なのですが、当物件は内廊下との間に吹抜を設け半ば強引に内廊下を実現した形です。
一般的な田の字外廊下物件と大差こそありませんが、吹抜からは十分な採光が得られませんし、洋室3が行灯部屋になっていることからしてもここまでして内廊下設計にする必要があったのか少々疑問に感じますね。
確かに冷暖房付の内廊下は快適ですし(使っている素材によりけりの部分もありますが、外廊下の高層階って冬場の静電気が凄いケースもありますよね…)、総戸数163戸というスケールながら各階ゴミ置場が用意されているあたりも素晴らしいと思うのですが、デッキ直結最高層タワーというだけで十分な差別化要素になってきますので、こういった「南向きの3LDK中住戸(価格帯からしてもニーズは多いはず)」をターゲットとしていた方にとっては少々チグハグさを感じてしまう部分はあるでしょうね。
スパンが短いことで必然的に奥行(玄関からバルコニーまでの距離)も出てしまっていますし、凹凸のある居室形状なんかを見ても設計の困難さが窺えてしまうプランです。
せっかく眺望の良いお部屋なのに南面開口部が小さいという点も残念ですね。
ただその一方で、柱の食い込みが少ないのは評価出来る点になるでしょうか。
坪単価は250万円。やはり日照面が考慮されているようで中住戸にしては強めの水準になっています。
当物件は小ぶりなタワマンなので角住戸率が高く角住戸はもれなくワイドスパンになっていることとの兼ね合いからすると少々割高な印象があるかもしれませんが、土地柄を考えれば南向きが強めの設定になるのは当然のことでしょう。
そもそも同時期に供給されている物件はライバルなようでライバルではなく(他も一般的な物件よりはかなり魅力があるものなのですが、この物件は特別な存在なのです)、レーベンなどと比べ1割程度しか変わらないこの水準は目に優しい方ではないでしょうか。
より駅力の高い海老名駅のグレーシアタワーズ海老名やリーフィアタワー海老名と比べた場合の価格差はほとんどないので、本厚木に地縁のない方からすると微妙に感じるのかもしれませんが、この戸数のランドマークタワーであれば地縁のある方のニーズだけで十分なはずで、そういう意味でもこの単価はこのご時世として悪くないように思います。
ちなみに当物件の第1期は120戸と言うことで総販売戸数159戸に対し約75%という高い進捗率にはなるわけですが、リリースから販売開始までに思っていたよりも時間を要した印象があり、昨今の市況の悪さが少なからず影響を及ぼしていると感じます。
設備仕様面は、水回りの天然石天板仕様はありませんが、ディスポーザー、食洗機、トイレ手洗いカウンターなど違和感のないものです。
管理費は247円/㎡。内廊下、かつ、ディスポーザー付、さらに各階ゴミ置場に24時間有人管理もあってのこの水準はリーズナブルですね。総戸数163戸というスケールならば300円/㎡を超えていてもおかしくなかったように思います。
エリア的に人件費を抑えやすいということが功を奏しているのかもしれません。
また、総戸数163戸だとエレベーターは2基の方が一般的かと思いますが、当物件は3基ありますし、そういったエリア的なものを加味してもこの管理費は魅力があるでしょう。
駐車場は全78台でタワー内機械式になります。
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