シエリア秋葉原【「ガラス」にひと手間加えた外観デザイン】3階34㎡3,321万円(坪単価323万円)

続けて、シエリア秋葉原。

設計はトータルブレイン、施工はアイサワ工業、そしてデザイン監修はカノンアソシエイツです。

カノンアソシエイツは、関電不動産開発(関電不動産とMID都市開発の合併により誕生)の前身であるMID都市開発時代の「ロジュマン」ブランドでの実績が少なくなく、その実績のほとんどが関西の物件になりますね。
ただ、シエリアブランドにより関電が首都圏進出したことでシエリア横浜鶴見やここのように関東圏で手腕を振るうことも増えてきそうです。

なお、当物件は前回の記事で書いたように都内初のシエリアシリーズになりますし、借地権とは言えそれなりの価格帯の物件にもなることからいつも以上にデザイン面に力が入っている様子が窺えます。

ポイントとしては3点あるでしょうか。
1つ目は先ほど取り上げた角住戸のコーナーサッシ、2つ目はエントランス周りの間接照明とルーバーをふんだんに用いたデザインで、近年のトレンド的なものでもありますが、こういった小規模物件としてはどちらも高いレベルにあり外観デザインに大きく寄与していると感じます。

そしてもう1点ですが「バルコニー手摺の使い分け」が挙げられます。
当物件はバルコニー手摺を低層部~上層部にかけて増やすことで弧を描くようなラインを表現しているので、そのコーナーサッシなどと相まって離れたところからでもかなり存在感を放つものとなる可能性が高いでしょう。

前回のシエリア秋葉原

公式ホームページ
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お部屋は34㎡の1LDK、南向き中住戸です。南西角住戸の東隣、敷地西寄りに位置した中住戸になります。敷地西寄りの当住戸の正面方向には隣接こそしていませんが、わりと近い距離に12階建のアーバネックス秋葉原イーストがあり、なおかつ、低層階はそれ以外の物件の影響もありますので、日照はほとんど期待出来ないポジションです。

ただ、細い道路ながら接道はしているので採光的には問題ないでしょう。

間取りとしては、30㎡台中盤まで面積を絞った小ぶりな1LDKになります。
近年の都心物件においてはギリギリ30㎡に乗せた程度の1LDKを見かけることも少なくないので特に違和感はないのですが、けしてゆとりある面積帯ではないので柱の食い込みや廊下の長さなどが気にはなりますね。

もう少しスパンを確保出来ていれば廊下はもうちょっと短く出来たはずですし(ワイドスパンにすることで奥行(玄関からバルコニーの距離)を短く出来、それに伴い廊下も短くしやすい)、LDの柱の食い込みはやはり勿体ないと感じます。

柱が食い込んだことで窓際の梁幅(下り天井幅)も結構ありますし(それに伴いベッドルームの引き戸の方立ても大き目になっている)、開口部的な魅力の高かった先ほどの角住戸に比べるとかなり地味な印象を受けるプランになってしまっているのも少々残念ですね。

また、玄関周りの設計にゆとりが感じられず玄関扉を開いた先がほぼ共用廊下の中心という点も疑問です。いわゆるワンルームマンションやコンパクト中心の物件の場合はこういった面への配慮が薄くて当然ぐらいの感覚でもあるのですが、ここまでのケースはあまり見かけないですね。これだと扉を開くと共用廊下の歩行者の行き来を完全に妨げてしまいます…。

坪単価は323万円。先ほどの50㎡台と比べると同階で1割弱高い単価設定にはなっていますが、34㎡まで面積を絞っていることを考えるとむしろこなれている印象があります。
借地権物件ゆえの水準ではあるのでしょうが更新できる普通借地権ですので、「JR秋葉原駅徒歩10分圏内の新築1LDKが3,500万円以内で手が届く」というのは当物件の大きな売りになるはずです。

これが「30㎡台後半」だったり「所有権」だったりしたらこのご時世においては実現不可能なお値段なわけで、少々小ぶりながら絶妙なところを狙ってきた印象にはなりますね。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーはありませんし、水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターなどもない分譲マンションとしては最低限のものになります。こういった面でのコストダウンが多少なりとも価格に反映されているのは確かでしょうね。

管理費は326円/㎡。外廊下、かつ、ディスポーザーなしですが、30~50㎡台の総戸数58戸という小ぶりなスケールが影響し少々高めの水準になってしまっているようです。
前回の記事で書いたように地代(更新料積立金含む)は236円/㎡とけして高くはありませんが、借地権物件なりにランニングは嵩みますので管理費が250円/㎡程度に抑えられていると良かったでしょうね。

駐車場は身障者用1台を含む全5台でいずれも平置になります。

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