日本橋浜町ダイヤレジデンス【14階建の壁式構造による出色な外観】2階57㎡6,330万円(坪単価369万円)

続けて、日本橋浜町ダイヤレジデンス。

設計はUG都市建築、施工は川村工営です。

前回の記事で書いたようにプレストレストコンクリートを用いることで壁式構造を実現した珍しい物件で14階建という高さがありながらも柱・梁いよる凹凸を排除した空間設計が大きな売りの1つになっています。

最大天井高を2.55~2.7mというゆとりあるものと出来ているのも強調出来る点ですが、それ以上に価値があると感じるのが、角住戸に採用されたL字のハイサッシですね。

立ち上がりは床上30~40cmのところからになりますが、梁のない天井間際までのハイサッシはタワマンでもなかなか見ることの出来ないインパクトのあるもので、いわゆる「逆梁×ハイサッシ」のケースなどと異なり窓下に逆梁カウンターが生じていない点も大きなメリットになります。

隣地4区画との建替事業とは言え、敷地面積は450㎡にも満たないですし、40㎡台も少なくない総戸数61戸というスケールしかありませんので、共用部等はけして目立つものではありませんが、その両サイドのハイサッシがアクセントとなった外観から受ける存在感はかなりのものと言えるでしょう。

南側は前回の記事で書いたようにアスコットなどに視界を妨げられてしまうため、妻面(東側や西側)に周り込むように開口部が設計されていると外観上もより目立つものになったような気はしますが、柱・梁がないことで外観デザインをスッキリ見せることが出来ており、グリッドラインを強調した透明感のあるデザインは非常に洗練された印象を与えてくれることでしょう。
※上下方向に分かれていない大きな1枚ガラスを使っているのでより洗練された雰囲気になっている。

この素晴らしい佇まいならば旧ダイヤマンションを分譲した横田商事の関係者も喜んでくれるのではないでしょうか。

前回の日本橋浜町ダイヤレジデンス

公式ホームページ
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お部屋は57㎡の2LDK、南向き中住戸です。アスコットの手前には千代田区中央協会の建物があり、そちらも結構高いので低層階は圧迫感が少なくありません。しかしながら、接道自体はしているので採光上問題のあるポジションではないでしょう。

間取りとしては、そこそこの大きさのある2LDKであり、やはり柱の影響がなく、廊下も最低限という効率性の高いプランニングなので、有効面積は大きいですね。

キッチンは2.5畳と小さめですし、この面積帯にしては洗面所がかなり小さくなっているのが玉に瑕ではあるのですが、LD11.1畳、洋室6.2畳などは大きい方ですし、収納もわりと充実した印象のあるプランになります。

一方で気になるのはやはり開口部の貧弱さですね。

先ほどのような角住戸は幅・高さ共に申し分のないL字サッシが存在しているのでプラン全体として開口部的な魅力がありますが、一方で、そのような特徴ある開口部がない中住戸の開口部は非常に地味で、壁式構造のデメリットがモロに出てしまっている(?)印象になります。

実際のところは分かりませんが、角住戸のダイナミックな開口部を実現するために中住戸の開口部が犠牲になっているとしたらそれはちょっと残念ですね…。

坪単価は369万円。60~70㎡台の角住戸の低層階と大差ない水準になっているので面積差が少々あるとは言え、開口部の差を考えるともう少しこなれていて欲しかったという思いはあるでしょう。
角住戸に比べ前建条件も芳しくないですしね。

ちなみに当物件は全27戸を一括で供給しています。価格的なインパクトは特段感じませんが、外観デザインや壁式構造などが功を奏した形でしょうか。どのぐらいの契約率になるのか注目ですね。

設備仕様面は、ディスポーザーがないのはちょっと残念ですが、食洗機、フィオレストーンのキッチン天板、トイレ手洗いカウンターなど大きな違和感のないものになっています。

管理費は256円/㎡。外廊下、かつ、ディスポーザーなしですが、スケールのある物件ではないためかそこそこの水準になっています。

駐車場は全9台で機械式ですが、権利者住戸優先権が7台についているので一般分譲の方が借りるのはなかなか難しそうですね。

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