ライオンズ芦屋グランフォート【驚きの光熱費約80%減】74㎡4,570万円(坪単価203万円)

続けて、ライオンズ芦屋グランフォート。

設計は浅井謙建築研究所、施工は佐藤工業です。

「浅井謙建築研究所×大京」で特に印象に残っている物件はないのですが、浅井氏の実績と実力に関しては当ブログの読者の方であればご存知のところかと思いますし、実際、当物件のデザインは非常に素晴らしいものがありますね。

芦屋・山ノ手に恥じない瀟洒な邸宅系デザインで、その重厚感のあるエントランスデザインはもちろんのこと、敷地周囲のグリーンコリドーなど、随所に施された豊かな植栽(緑地率20%超)もお見事です。
また、エントランスラウンジの壁面の一部などフランク・ロイド・ライトの作品で有名な大谷石をポイントで使っているあたりも流石と感じますね。

角住戸には前回取り上げたプランのようなダイレクトサッシを採用することでほどよい透明感も演出出来ていますし、駅距離のあるポジションとは言えこの単価帯でのこのようなデザイン及びランドスケープというのは少なからず差別化要素になるでしょう。

なお、それよりもさらに分かりやすい差別化要素として機能しているのが日本初「ニアリーゼッチマンション」という点ですね。

「基準1次エネルギーを75%以上削減した住宅(当物件は80%を削減することが謳われています)」となるようで、当物件の平均的な大きさである83㎡ほどの住戸ではなんと「年間約13万円もの光熱費削減」が期待できるとのことです。

ブリリア弦巻は6階建以上のマンションを対象としたZEH-M Oriented(こちらは東京都初)の水準を満たしており「基準1次エネルギーを20%以上削減」でそれ自体も凄いことなのですが、この8割の削減がいかに凄いことかお分かりいただけるのではないでしょうか。

省エネに関しては、ニアリーゼッチの基準(1~3階建において目指す基準)はZEH-M Oriented同様「20%減」ですが、さらに「再生エネルギーを含め75%減」という水準を満たす必要があり、当物件の場合は太陽光発電(共用部だけでなく専有部も)、エネファーム、Low-Eペアガラス、断熱性能の向上など、あらゆるものをパフォーマンスを高めたことで80%減を実現出来ているようです。

また、ブリリアもそうですが、こちらもこういった優れたエコ性能のおかげで低炭素建築物の認定を受けることが出来ているので住宅ローン控除額も通常よりも大きくなっているというメリットもありますね。

前回のライオンズ芦屋グランフォート

公式ホームページ
IMG_5117[1]
お部屋は74㎡の3LDK、南東向き中住戸です。どちらかと言うと東南東という感じで日照時間は短いですし、正面方向には5階建のパークハイム朝日ヶ丘芦屋ヒルズがあるので視界は妨げられますが、手前にはパークハイム駐車場があるので低層階でも圧迫感のあるレベルではありません。

間取りとしては、田の字ベースの横長リビングプランで一般的なものではありますが、やはり柱は完全にアウトフレーム化されていますし、廊下は一直線でありながらも玄関をクランクインとしたことでプライバシー面への配慮がなされた効率性とプライバシー面の両立を図っている点も素晴らしいですね。

バルコニーもしっかりとした奥行がありますし、物件内では小ぶりな方ではあっても近年の物件の平均的なプランニング以上の使い勝手があるのは間違いないでしょう。

坪単価は203万円。駅距離のあるポジションであるのはもちろんのこと、視界面や日照面からしてもけしてお安い水準ではありませんが、完全アウトフレームの高効率性からすると悪くない水準と言えると思います。

太陽光発電に加え、防災井戸も設置したことで(ソナエルシステム)災害時に7日間以上の自立生活が可能になっているようですし、差別化要素に事欠かない物件になっていますしね。

設備仕様面は、トイレ手洗いカウンターがないのは残念ですが(プレミアムプランはあります)、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナなどそれ以外は違和感のないものがそろっています。

管理費は180円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザーはついていますし、首都圏の物件とは明らかに異なるリーズナブルな水準と感じます。当物件の場合は太陽光発電が功を奏しているのは間違いないでしょう。

駐車場は全60台ですが、平置は6台のみで残りの54台は機械式になります。
緑地をここまで充実させなければもう少し台数(もしくは平置)を増やすことが出来たのでしょうが、機械式中心でもこの管理費水準であれば悪くないでしょう。

0 Comments



Post a comment