2019年3月の首都圏マンション発売戸数

不動産経済研究所の発表によると3月の首都圏のマンション販売は、
発売戸数3,337戸(前年同月比7.7%減)
1戸あたり価格6,552万円(前年同月比5.3%増)
契約率72.2%(前年同月比6.7ポイントアップ)
とのことです。

まず思うのは、消費税増税の駆け込みがそれなりにあったはずなのに思っていた以上に発売戸数が伸び悩んだ、と言うことですね。

発売開始された物件数自体は例年のこの時期よりもむしろ多いぐらいの肌感覚だったのですが、8%での一定数の購入ニーズに対応したに過ぎず、「1物件あたりが一度に販売した戸数」が例年よりも少なかったがゆえにこのような結果になってしまっていると感じます。

2月も低調な数字でしたし依然として市況が低調であることは間違いないでしょうね。

契約率は昨年3月以来1年ぶりの7割超ではあるのですが、1期で178戸を完売させたパークコート文京小石川ザ・タワーの影響がかなり大きいですし(パークコートが無かったとすると2%近く下がりますね…)、それ以外にも千住ザ・タワープラウドタワー武蔵小金井クロスなど話題性のある物件の第1期がありましたので7割ちょっとは行って当たり前と言う感じでしょう。

なお、価格はかなり上昇し、一昨年の7月以来の高い水準になっていますが、そのパークコートの178戸の平均価格は13,000万円を超えた突出したものになっていますし、パークコート南麻布や千住ザ・タワーもかなり寄与していますので何ら驚くには値しないですね。

小石川ザ・タワーは個別記事で書いているようにそのパフォーマンスの高さからすればけして高い印象はなく、ここ最近と比べて3月にマンション価格が上がったということは全くもってありません。

恒例の億ション比率を計算しても8.3%とこれまででダントツで高い数字を記録しているのですが(計算し始めたのは昨年1月からかな)、小石川ザ・タワーは多くが億ションなので、この8.3%(278戸)のうち半分以上はパークコートではないでしょうか。

そういう意味ではもっと平均価格が高くなっていてもおかしくなかったとさえ思いますね。

さて、来月4月ですが、結果としてこの程度の数字であっても「3月は駆け込み需要による恩恵が多少なりとも存在していた」と私は感じているので、その反動などもあり冴えない数字になるのではないかと思っています。

まぁ、背景には「ハルミフラッグ待ち」もあるはずで、実際、その影響は馬鹿に出来ないと思いますが、それは一時的なものとかではなく結局はそのハルミフラッグの大規模供給が他の物件の需要を相当数奪っていくことに他なりませんので、昨年同時期に比べ在庫が1,800戸近くも積み上がったままの現状はデベロッパーにとってはかなり厳しい状況なのかなと。

例年であればGWで来場者数が増える物件も出てきますが、今年は10連休なのでどんな感じになるのでしょうね。
いずれにしろお盆休みまでの期間はちょっとした正念場になってくるのではないかと思います。

2 Comments

とひ  

毎日楽しみに拝見しています。
そんな一ファンとしては、この記事だけタグがいつもの「不動産市況」ではなく「ブレイクタイム」になっているのが気になりました(笑)

2019/05/16 (Thu) 07:29 | REPLY |   
モモレジ

モモレジ  

Re: タイトルなし

とひ様

ほんとですね…。勘違いしてしまったようです。
ご指摘いただき助かりました!

また、ファンと言っていただき有難うございます。今後も出来る限り頑張っていきますので引き続き応援いただけますと幸いです。

2019/05/16 (Thu) 10:51 | REPLY |   


Post a comment