ザ・パークハウス相模大野プレイス【面積は「今風」だが、内容はいい意味で古風?】68㎡5,590万円(坪単価270万円)

ザ・パークハウス相模大野プレイス。

相模大野駅徒歩5分の14階建総戸数26戸(事業協力者住戸2戸含む)のマンションです。

北口駅徒歩3分のザ・パークハウス相模大野ほどは利便性の高いポジションではありませんが(2018年初春に書いた記事で伊勢丹の閉店を危惧した後まもなくしてそれが現実(今年9月に閉店)となってしまいました…)、南口の当物件はほどよく駅から離れたがゆえの南面に第一種低層住居専用地域を望むポジションにあり、これもちょっとした特等席と言えるでしょうね。

1フロア2戸の総戸数26戸というかなりの小規模物件になってしまっているのは残念ではあるのですが、この三菱地所などのような大手デベロッパーがこういった小規模物件を手掛けるのは稀であり、わざわざ手掛けるだけのことはある魅力の高いポジションという印象を受けます(ここの場合は先行するザ・パークハウス相模大野の「ついで」という意味合いもなくはないのでしょうが…)。

設計はIAO竹田設計、施工は南海辰村建設です。
ザ・パークハウス相模大野は長谷工設計・施工の直床物件で、300万円近い平均坪単価からすると少々疑問の残る設計だったのですが、こちらは一般的な二重床になります。

なお、南海辰村建設は大津の件があるのでどうしても悪評が先行してしまいますが、「三菱地所×南海辰村建設」は多くの実績がありますし、小規模ながらIAO竹田設計を起用したことでデザイン面での見所も少なくありません。

エントランスアプローチは比較的ゆとりを感じることが出来ますし、1フロア2戸のバルコニーをつなげてしまうことなくバルコニー戸境にマリオンをデザインしたことで外観も締まって見えます。

ザ・パークハウス相模大野との兼ね合いもあったのか三菱地所物件としては珍しい完成売りになっており、実物で判断できるという点も良い材料の1つになってくるでしょうか。

公式ホームページ
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※南東角と南西角です。上述の良好なバルコニー戸境の造りがこちらからもお分かりいただけると思います。
お部屋は68㎡の3LDK、南西角住戸です。南に第一種低層住居専用地域の戸建住宅街を望むお部屋で、東側にある32階建のパークスクエア相模大野タワー&レジデンスの影響も受けないポジションになるので、南東~南西にかけてのパノラマビューを楽しむことが出来ます。

間取りとしては、70㎡に満たない3LDKでこのご時世らしい小ぶりなものにはなるのですが、駅徒歩5分の利便性の高いポジションですし、グロス価格を抑えることを考えるとこのぐらいの面積帯はフィットしていると感じますね。

ちなみに、上述のように1フロア2戸なのですが、見ての通り南東角はこの南西角の反転タイプ(サービスバルコニーの位置に違いはある)で当物件は全戸68㎡になります。

70㎡に満たない3LDKであれば玄関廊下は一直線で効率性をさらに重視した方が良かったような印象もありますが(廊下が長いというよりも玄関下足スペースにゆとりを設けた設計になっているのでそこにはむしろ好感が持てます)、柱の食い込みは北西頂点部の1本のみにとどめることが出来ているのは悪くないですし、収納配置なども上手なので居室形状がきれいなのも良いですね。

LDはなんとか10畳を確保した形でギリギリの大きさという印象にはなりますが、隣接する洋室3はウォールドアになっているので、扉を開くことで違和感少なく一体利用することが可能ですし、南面に連窓サッシが採用されているのもやはり大きな魅力と言えるでしょう。

専有面積に占める居室畳数割合は66.8%((10.0畳+3.4畳+6.0畳+4.5畳+4.3畳)×1.62㎡【※】÷68.41㎡)と角住戸であることを考えてもかなり低い水準なのですが、収納がかなり充実していることが影響しているのは間違いないですし、この面積帯の3LDKで洗面所がノンリビングインとなっているケースは近年けして多くはないのでそういった点を重視したい方にはかなり整ったプランと言えるでしょうね。
(【※】マンションの間取り図で一般的に用いられている1畳=1.62㎡)

面積は「今風」ですが、中身は「古風」というか近年のプランにしては抑えるべきところをしっかりと抑えた印象のあるプランになります。

坪単価は270万円。ザ・パークハウス相模大野どころか一般的な物件よりもスケールの小さなものになりますので共用面での付加価値を感じることは出来ませんが、「駅徒歩5分×申し分のない南面条件」という高く評価すべき点を有していることを考えると意外と控えめな水準に感じますね。

ザ・パークハウス相模大野のお値段が強気過ぎたからそのように感じるというのもありますが、低層階(日照は申し分なし)は坪単価230万円ほどからありますしね。

設備仕様面は、少戸数ながらディスポーザーが導入されていますし(※後ほど詳細をコメント)、食洗機、トイレ手洗いカウンター、キッチンバックカウンター、さらに浴室照明もダウンライトとするなど充実したものになっています。

管理費は331円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザーを導入しているためかかなり高めの水準です。

ランニングがそんなに高くなるのであればディスポーザーはいらないという方もいらっしゃるかとは思いますが、総戸数26戸というかなりの小スケールであることを考えればこの管理費単価は御の字という言えるのではないかと思いますし、安易にコストダウンに傾倒していないあたりにブランド物件としての誇りのようなものを感じたりもしますね。

都心部の坪単価400万円を超えるような物件を除けば総戸数26戸というスケールでディスポーザーを導入するのは現状では三菱地所だけなのではないかと思いますし、「坪単価400万円超×総戸数100戸超」ですら導入しない住友不動産のスタンスとの間にあまりにも大きな落差が生じる事態になっています…。

駐車場は全11台で身障者用1台を含む2台のみが平置、残りの9台が機械式になります。

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