ピアース恵比寿ウエストヒルズ【両駅徒歩5分×両開き(双方向)エレベーター】4階55㎡8,890万円(坪単価536万円)

ピアース恵比寿ウエストヒルズ。

恵比寿駅徒歩4分(東京メトロ。JRは徒歩5分)、代官山駅徒歩5分の地上5階地下1階建総戸数25戸のマンションです。

30〜60㎡台の総戸数25戸と言うことでピアースシリーズの中でも小ぶりな物件にはなりますが、恵比寿駅から代官山駅への最短経路の中途的なポジションに位置しており、両駅共に徒歩5分内となる魅力溢れるものです。

敷地の傾斜はきつく北傾斜の地でもありますが、高い交通買物利便性を有しながらもほどよく両駅から離れたことによる落ち着きも有した絶妙なポジションという感じですね。

設計は長谷建築設計事務所、施工は本間組、そしてデザイン監修はJWA都市建築設計になります。

先日取り上げたばかりのピアース東北沢は同じピアースでもアーキサイトメビウスによるいわゆる「ディアナデザイン」でしたので、それと比べるとどうしても見劣りしますし、小規模物件とは言え予想していた以上にシンプルに感じてしまうところはありますね。

JWAは読者の方であればお分かりのように非常に優れた会社でディアナコート美しが丘ディアナコート目黒祐天寺などのディアナシリーズに限らずピアース溝の口などピアースシリーズでも魅力的なデザインのものがありますのでここも期待していたのですが、立地・価格帯のわりには大人し過ぎる印象がありますね。

小規模なりに植栽は充実していますし、バルコニー床の側面までガラス手摺を覆い被せ、また、エントランス周りには打ち放しも施すなどそこいらへんのマンションよりは遥かに格好良くはあるのですが、モリモト×JWAと言うだけで私の中でのハードルがかなり上がってしまっているので…。

なお、設計面では興味深い点がありますね。

小規模物件なのでエレベーターは当然1基のみなのですが、双方向(前後両面の扉が開く)エレベーターが採用されており、住戸位置によって開く向きが変わってきます。
つまりエレベーターによって共用廊下が左右に分断されており(共用階段のスペースを経由すれば反対側に行くことは可能)、住戸に近い方のドアが開くという気の利いた設計になっているということです。

双方向エレベーターは、一般的なエレベーターよりも高いはずですし、コストをかけてまでやる必要があったのかどうかやや疑問ではありますが…(当然大規模修繕時のエレベーター交換などの際にも影響してきます)。

公式ホームページ
IMG_5242[1]
お部屋は55㎡の1LDK+S、南角住戸です。
建築基準法上の3階住戸ですので北傾斜の地でも地下住戸などではない歴とした中層階角住戸なのですが、南方向、南西方向の視界を隣接建物に妨げられます。

ただ、いずれの建物も当住戸よりも少し高い程度に過ぎず日照の得られるポジションなのは悪くないでしょう。

間取りとしては、一般的な大きさの実質2LDKで、小規模物件なりの柱の食い込みが見られはしますが、玄関廊下を一直線とし効率性を追求したためか居室畳数には比較的ゆとりを感じますね。

ただ、一方で収納を削ったことによる大きな居室畳数と言う印象があるのも事実です。

隣接建物とのお見合いなどを考慮したためか角住戸のわりに開口部は控えめですが南西面を雁行設計としたことでベッドルームの北西側にも開口部を設けているのは上手いですね。

坪単価は538万円。プラウド恵比寿ヒルサイドガーデンより安いのは当然ですが、パークナード恵比寿よりも控えめなお値段なのは少々意外でした。上述のように両駅徒歩5分の好立地ですので思っていたよりもこなれた感じですね。

かなりの小規模物件になりますしスケール感・高級感に欠けることが考慮されてのものなのでしょうが、このお値段ならば納得でしょう。

管理費は486円/㎡。内廊下ですが、ディスポーザーはありませんので小規模なりにかなり高額な水準になってしまっています。

なお、駐車場は一台もありませんが、この立地条件及びこのプランニングならば仕方ないでしょう。傾斜地ですしね。

さて、まもなく平成も終わりで月並ですがやはり寂しい思いがありますね…。
30年ちょっとという「平成」の中でマンションのトレンド、業界のトレンド、そして建築のトレンドにも大きな変遷がありましたが、新しい時代になることでそういった動きはさらに促進される気がしています。

令和においてもこれまでと変わらず真摯に1つ1つのマンションに向き合い第三者性を貫いた有益なコメントを心掛けるのはもちろんですが、微力ながらマンションないし不動産・建築業界にとってプラスとなるであろうことに能動的に携わっていきたいとも思っておりますのでこれからもどうぞ宜しくお願い致します。

2 Comments

月島民  

平成時代は大変楽しく勉強させて頂き、ありがとうございました!令和時代は、「モモレジ氏と行く!名作マンションツアー」などの斬新な企画などがあればと勝手に夢想(笑)しておりますので、引き続き、宜しくお願い致します!

2019/05/02 (Thu) 11:03 | REPLY |   
モモレジ

モモレジ  

Re: タイトルなし

いつもコメント有難うございます!
ご返信するの失念しておりました。すみません…。

名作マンションツアーですか…それはベラボーにハードルが高いですね(笑)。

そのご期待には応えられなそうですが、さらに読者の皆様の参考になるものを提供していけたらと思っておりますので引き続き応援いただけますと幸いです。

本当にいつも有難うございます。

2019/05/08 (Wed) 16:42 | REPLY |   


Post a comment