プレミスト小田原栄町【幅のある歩道上公開空地が生み出す開放感】68㎡4,405万円(坪単価214万円)

続けて、プレミスト小田原栄町。

設計はスタイレックス、施工は木内建設です。

14階建総戸数51戸というスケールですので敷地面積は900㎡ちょっとと小ぶりな印象になるのですが、そのランドプランはかなり開放感の高いものです。

栄町一丁目の交差点に面した角地であることが開放感を高めているのは間違いありませんが、それだけではないですね。

当物件は、小田原市の「立地適正化計画」と「都市廊政策」を考慮し、道路(歩道)に沿って敷地内北側・西側に「幅のある歩道状の公開空地」を大々的に施しています。
そのようにしたことで、交差点周りから当物件の敷地内までが「連続した抜けのある空間」となっており、物件スケール以上の開放感を生じさせることに成功しています。

物件にお住まいになる方はもちろんのこと、この界隈を通行する方にとってもこの豊かな空間は価値あるものとなるでしょうね。

また、基壇部のデザインには小田原城の城壁をモチーフにしたという石貼りを採用、それ以外にも格子や提灯といった和のモチーフを随所に取り入れたことで全体的に趣深いデザインに仕上がっていると思いますね。

このエリア・このポジションあってのものであるのは間違いありませんが、14階建総戸数51戸でここまで存在感のある物件というのはかなり珍しくデベロッパーの頑張りが強く窺える物件と言えるでしょう。

前回のプレミスト小田原栄町

公式ホームページ
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お部屋は68㎡の3LDK、南向き中住戸です。南側には4階建の建物などもあり、この低層階では視界的な影響も残りますが、日照的には問題のないポジションになります。

間取りとしては、北東部にエレベーターの食い込みがあるがゆえに外廊下物件ながら洋室1室が行灯部屋になっているのが残念ではあるものの(洋室3の引き戸が完全に開け放つことの出来るウォールドアになっていないのも残念です)、一般的な田の字ベースの中住戸に比べワイドスパンになっているのは良い材料でしょう。

スパンを考えればLDの開口部幅はさらに確保出来ていてもおかしくなかった印象がありますが(※)、洋室2の開口部はかなりしっかりとしたもので、柱がほぼ完全にアウトフレーム化された効率性と良好な居室形状も見所の1つと言えます。
※逆梁工法を採用していることで掃き出し窓は約2.2mの高いサッシ高を実現出来ています。

衣装収納はかなり少なく洗面所もファミリータイプとしては手狭感がある一方で、68㎡の3LDKにしてはその分居室畳数が大き目に出来ているので、断捨離が趣味(笑)で収納などよりも居室畳数を重視したい方には向いているプランでしょう。

坪単価は214万円。昨年分譲された小田原駅徒歩12分のザ・レジデンス小田原三の丸は平均坪単価約170万円という水準でしたので当物件の240万円ほどになるであろう平均坪単価は駅徒歩5分であることを考慮しても少々強気な印象がありますが、その目立つポジションに加え凝った外観及びランドプランにより魅力を高めた物件になっているので、違和感のあるレベルではないでしょう。

前回の記事で書いたように、小田原駅界隈は分譲マンションの供給が少なくデザイン性に富んだものが多い名だたる大手デベロッパーのブランド物件がなかったのでこういった物件がより評価されやすい市場環境にあると思いますしね。

設備仕様面は、ディスポーザーや水回りの天然石天板仕様などは見当たらないものの、スケール・単価帯からするとなくても仕方ないところですし、食洗機やトイレ手洗器はついています。
ただ、浴室照明がダウンライトではなくブラケットタイプなのはこの価格帯の物件としてはちょっと残念ですね。共用面に高級感があるだけに専有部の高級感にももう少し力を入れて欲しかったです。

管理費は198円/㎡。外廊下、かつ、ディスポーザーなしですが、総戸数51戸ととりわけスケールのある物件ではありませんので違和感はないでしょう。

駐車場は敷地内に13台(身障者用1台のみ平置で残りは機械式)、また、敷地外にも4台(第三者と直接契約)確保しているようですが、いずれも既に空きがないということです…。が~ん…。

駅徒歩5分とは言え、小田原ですからもっと多くの駐車場を確保すべきだったのは間違いないでしょう。
完成までまだ1年以上ある段階で駐車場を割り当ててしまうのはいかがなものかと思いますが、「今、ご契約されれば駐車場が確保出来ます!」というのは売り文句の1つになりますからね…。

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