ライオンズ鶴瀬グランフォート【出色な空地率ならではの平置駐車場・広場・菜園スペース】11階67㎡3,680万円(坪単価182万円)
続けて、ライオンズ鶴瀬グランフォート。
設計は安宅設計、施工は穴吹工務店です。
最大の特長は空地率でしょう。
傾斜地ゆえの緑地帯部分を含んでのものとは言え、敷地面積2,900㎡弱に対して建築面積はわずか約739㎡でしかなく、その約75%という空地率はそうそう見かけることのないものです。
敷地北西部のエントランス前に施された半円形の優雅な車寄せは一般的な総戸数81戸のそれではありませんし、駐車場全41台(身障者用・カーシェア用含む)を平置に出来ているあたりからも敷地のゆとりを存分に感じることが出来る物件になります。
また、敷地内には自主管理広場・地域広場に加え入居者専用の菜園スペースまで設けられており、総戸数81戸の物件としてはこれ以上ないぐらいのゆとり・特色を感じることが出来ますね。
全戸南西向きの板状マンションですし、外観デザイン(エントランス周りを除く)はとりわけ高級感のあるものではないものの、エントランス脇のラウンジスペースはちょっとしたパーティーなどにも使えるようですし、この単価帯・スケールではなかなか見られないいくつもの工夫が盛り込まれた物件ですね。
デザイン面(共用面)に力を入れる傾向があり、なおかつ、総戸数120戸というスケールのあるレーベンが目先のライバル物件になるということが少なからず影響しているのかもしれません。当たり前のことですが、マンション同士(デベロッパー同士)が切磋琢磨することにより良い物件・魅力ある物件が供給されるものです。
前回のライオンズ鶴瀬グランフォート。
公式ホームページ
![IMG_5361[1]](https://blog-imgs-126.fc2.com/m/a/n/mansionotaku/20190510230725b98.jpg)
お部屋は67㎡の3LDK、南西向き中住戸です。「西南西向き」と言った方がシックリくるはずで、日照は西日が中心になってしまいますが、近隣に高い建物がないエリアのためこの上層階住戸からは眺望も楽しむことが出来るでしょう。
間取りとしては、やはり一般的な田の字プランにはなるものの、完全にアウトフレーム化された柱が素晴らしいですね。
バルコニー側の柱のアウトフレームはファミリータイプの分譲マンションにおいては当たり前のことですが、共用廊下側までのアウトフレームはせいぜい「1割」の物件で採用されていればいい方という感覚で、有効面積的にも居室形状的にも非常に有用なものと言えます(※柱の食い込みは一般的に専有面積にカウントされています)。
スパンは田の字プランとしてごくごく一般的なものではあるものの、スパンを最大限活かした連窓サッシが採用されたプランですので、奥行2mのバルコニーも相まって空間的な広がりが期待出来ますね。
なお、収納は専有面積なりの標準的な水準という印象ですが、洋室1には「ラシックスペース収納」という効率性やカスタマイズに力を入れたものが採用されています。
坪単価は182万円。「南西向き」とは言っても上述のように正確には西南西向きの西日中心になることもあるのか、先ほどの低層階角住戸などと比べ単価はかなりこなれています。
リーズナブルな単価帯とは言えファミリータイプの分譲マンションで床暖房がないのは疑問で、床暖房をつけてあと50万円高くするのではダメだったのかという思いはありますが…。
その他設備仕様面は、ディスポーザーやトイレ手洗いカウンターはないものの、キッチン天板はこの単価帯の物件では非常に珍しい天然石とするなど、強弱入り混じった感じですね。
換気機能付き扉やグリーンカーテンフックなどのライオンズらしいエコ仕様に加え、各戸専用の宅配ボックスも搭載された物件になります。
管理費は207円/㎡。外廊下、かつ、ディスポーザーなしですし、総戸数81戸というそこそこのスケール感があることを考えると、200円/㎡超えは気持ち高めの印象ですね。
自主管理広場があるとは言え、駐車場は全台平置ですし、エレベーターも1基のみになりますのでもう少しリーズナブルな水準に出来ていてもおかしくなかったと思います。
設計は安宅設計、施工は穴吹工務店です。
最大の特長は空地率でしょう。
傾斜地ゆえの緑地帯部分を含んでのものとは言え、敷地面積2,900㎡弱に対して建築面積はわずか約739㎡でしかなく、その約75%という空地率はそうそう見かけることのないものです。
敷地北西部のエントランス前に施された半円形の優雅な車寄せは一般的な総戸数81戸のそれではありませんし、駐車場全41台(身障者用・カーシェア用含む)を平置に出来ているあたりからも敷地のゆとりを存分に感じることが出来る物件になります。
また、敷地内には自主管理広場・地域広場に加え入居者専用の菜園スペースまで設けられており、総戸数81戸の物件としてはこれ以上ないぐらいのゆとり・特色を感じることが出来ますね。
全戸南西向きの板状マンションですし、外観デザイン(エントランス周りを除く)はとりわけ高級感のあるものではないものの、エントランス脇のラウンジスペースはちょっとしたパーティーなどにも使えるようですし、この単価帯・スケールではなかなか見られないいくつもの工夫が盛り込まれた物件ですね。
デザイン面(共用面)に力を入れる傾向があり、なおかつ、総戸数120戸というスケールのあるレーベンが目先のライバル物件になるということが少なからず影響しているのかもしれません。当たり前のことですが、マンション同士(デベロッパー同士)が切磋琢磨することにより良い物件・魅力ある物件が供給されるものです。
前回のライオンズ鶴瀬グランフォート。
公式ホームページ
![IMG_5361[1]](https://blog-imgs-126.fc2.com/m/a/n/mansionotaku/20190510230725b98.jpg)
お部屋は67㎡の3LDK、南西向き中住戸です。「西南西向き」と言った方がシックリくるはずで、日照は西日が中心になってしまいますが、近隣に高い建物がないエリアのためこの上層階住戸からは眺望も楽しむことが出来るでしょう。
間取りとしては、やはり一般的な田の字プランにはなるものの、完全にアウトフレーム化された柱が素晴らしいですね。
バルコニー側の柱のアウトフレームはファミリータイプの分譲マンションにおいては当たり前のことですが、共用廊下側までのアウトフレームはせいぜい「1割」の物件で採用されていればいい方という感覚で、有効面積的にも居室形状的にも非常に有用なものと言えます(※柱の食い込みは一般的に専有面積にカウントされています)。
スパンは田の字プランとしてごくごく一般的なものではあるものの、スパンを最大限活かした連窓サッシが採用されたプランですので、奥行2mのバルコニーも相まって空間的な広がりが期待出来ますね。
なお、収納は専有面積なりの標準的な水準という印象ですが、洋室1には「ラシックスペース収納」という効率性やカスタマイズに力を入れたものが採用されています。
坪単価は182万円。「南西向き」とは言っても上述のように正確には西南西向きの西日中心になることもあるのか、先ほどの低層階角住戸などと比べ単価はかなりこなれています。
リーズナブルな単価帯とは言えファミリータイプの分譲マンションで床暖房がないのは疑問で、床暖房をつけてあと50万円高くするのではダメだったのかという思いはありますが…。
その他設備仕様面は、ディスポーザーやトイレ手洗いカウンターはないものの、キッチン天板はこの単価帯の物件では非常に珍しい天然石とするなど、強弱入り混じった感じですね。
換気機能付き扉やグリーンカーテンフックなどのライオンズらしいエコ仕様に加え、各戸専用の宅配ボックスも搭載された物件になります。
管理費は207円/㎡。外廊下、かつ、ディスポーザーなしですし、総戸数81戸というそこそこのスケール感があることを考えると、200円/㎡超えは気持ち高めの印象ですね。
自主管理広場があるとは言え、駐車場は全台平置ですし、エレベーターも1基のみになりますのでもう少しリーズナブルな水準に出来ていてもおかしくなかったと思います。
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