2019年5月の首都圏マンション発売戸数

不動産経済研究所の発表によると5月の首都圏のマンション販売は、
発売戸数2,206戸(前年同月比10.4%減)
1戸あたり価格6,093万円(前年同月比1.0%増)
契約率60.0%(前年同月比2.2ポイントダウン)
とのことです。

発売戸数は予想していた通りの低調な水準、また、ひどい契約率も今更驚くほどの水準ではありません(過去3年程度振り返っても昨年11~12月に次ぐ低水準でかなりひどいのですが…)。

そんな中、かなり意外だったのが価格ですね。5月は目立つ物件の第1期がなかったので5,000万円台になるのではないかと思っていました。

内訳などを見ていくと都区部の平均が前年同月比で10.4%と高い伸びを記録しているのですが(他に埼玉県や千葉県も高い伸びだが、それでも平均で5,000万円未満なので影響はそこまで大きくはないはず)、とりわけ大きな影響を与えた物件が思い当たりません。

恒例の億ション比率も5%ほどの月並みな水準ですし、億ションに限らず8,000万円以上の高価格帯物件が比較的多く供給されたということなのでしょうか。

第1期以外は普段あまり気にしていないので5月にどの物件の供給が行われたかまでは把握していないのですが、パークコート渋谷ザ・タワーザ・コート神宮外苑プラウド恵比寿ヒルサイドガーデンなどの高額物件の影響がボチボチといったところなのかもしれません。
※前月は全体に占める都内の比率が約63%と非常に高いことが平均単価を押し上げた一因と申し上げましたが、今月はそれも約51%と平均的な水準であり、少々「気持ちの悪い高止まり」という印象を受ける結果です。

むろん物件にもよりはするものの、これだけ低調な契約率ですしいい加減価格は下がる(下げる)べきだと思いますが…。

ちなみに、都下の契約率は特に低調な39.5%ですが、都下はここ1~2年を振り返っても50%を切っていることはけして珍しくありませんので、これを以て特にどうこうというのはないでしょう。

ちなみに、月末在庫は7,655戸で前月末に比べ93戸減ったのみとなります。
前月は前々月末に比べ在庫を500戸超減らし、在庫処理が発売戸数を抑えている面が少なからずあったのですが、今月に関しては「普通に不調」な結果ですね…。

なお、6月の注目物件としてはプラウド渋谷本町ザ・パークハウス恵比寿リーフィアタワー海老名ブリスコート(いずれも第1期)などが挙げられるでしょうか。

市況感は相変わらず芳しくありませんので、6月も低調な数字になりそうです。
ただ、かなりの戸数になることが予想されるハルミフラッグの第1期は8月であり、4~8月あたりの平均や累計をとると発売戸数自体はベラボーに悪い数字にはならないのかもしれませんね。

ちなみに、近畿圏ですが、3月の消費税増税前の駆け込み需要(契約率80.6%)の反動の域を出てはいないものの、5月は67.7%と久々の60%台とちょっと心配ですね。近畿圏であってもハルミフラッグの影響が多少はありそうですが…。

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