ピアース旗の台【小さいながらも素晴らしい1Rプラン】21㎡2,980万円(坪単価471万円)
続けて、ピアース旗の台。
設計はスペーステック一級建築士事務所、施工は小川建設、そしてデザイン監修はお馴染み南條設計室になります。
最大の特長は、物件スケールに見合わないレベルの迫力ある2層吹抜のエントランスでしょう。
モリモトの物件であれば驚くほどのことではないのですが、他のデベロッパーではまず採用されることのないものですし、30~40㎡台中心の総戸数48戸というスケールでこの規模のエントランスというのはやっぱり凄いことだと思いますね。
デザインに関してはそのエントランス周りももちろん素晴らしいのですが、それに加え力が入っていると感じるのはバルコニー周りでしょうね。
バルコニーに周りに凹凸を設けており、さらに南面と北面で異なるファサード(デュアルフェイスと表現されている)になっているので見る方向によって異なる印象をもたらしてくれることでしょう。
南面は凹凸が強く、北面は北面で敷地形状に沿って雁行設計になっているのでバルコニー内に柱を逃がすのはけして簡単ではなかったと思うのですが、かなりいい感じに柱をアウトフレーム化出来ているあたりも素晴らしく感じる物件です。
モリモトの物件は柱のアウトフレームにはそんなに力を入れる印象はなく(ダイレクトサッシをわりと多く用いるからこそ食い込んでしまうというのもあるでしょうね)、コンパクト中心のこの物件でのこの設計は立派に感じます。
前回のピアース旗の台。
公式ホームページ
![IMG_6118[1]](https://blog-imgs-129.fc2.com/m/a/n/mansionotaku/20190720094154608.jpg)
お部屋は21㎡の1R、北向き中住戸です。北側は中原街道なので低層階でも前建までの距離がしっかりと確保された悪くないポジションです。
この大きさの1Rタイプならば日照が得られない点もそんなに気にはならないでしょう(賃貸に出す場合の話。実需ならばむろん個人の好み次第)。
間取りとしては、20㎡ちょっとの1Rで、このぐらいの大きさの新築は久々に見ましたね。
近年はワンルームマンション条例の施行によってほとんどの区で25㎡以上が要求されているのですが、品川区は20㎡以上(第一種低層住居専用地域を除く)で良いとされている珍しい区なのです。
そんな小ぶりな1Rなのですが、この大きさとは思えないほどのワイドスパンが素晴らしいですし、上述のようにこの柱のアウトフレームも凄いと思いますね。
見ての通り北面は雁行設計になっているので少なからず柱が食い込んでいても何らおかしくないのですが、プランからはひっじょ~に上手く柱をかわしていることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
ワイドスパンにより奥行(玄関からバルコニーまでの距離)を短く出来たことで廊下も最低限ですし、この21㎡はそこいらへんの23~24㎡と大差ないものと言えると思いますね。
もともと面積の小さな1Rプランゆえに効率的な設計がより活きているように思います。
坪単価は471万円。先ほどの南向き上層階のようにスペシャルなポジションでこそないものの、面積が小さくグロスが嵩まないことで単価は大きな差のないものになっています。
利便性の高い駅近立地ながらも、ここまでの水準ともなると少々強気な印象を受けますが、20㎡そこそこしかないためグロスは嵩んでいませんし、効率性の非常に高いプランであることを考えるとこのご時世として違和感のある水準ではないでしょうね。
40~50㎡台ならまだしもこういった1Rプランのある物件でここまで高級感のあるエントランスが設けられているケースは少なくそういった面での付加価値も期待出来るのではないでしょうか。
設備仕様面は、コンパクト中心のためディスポーザーはありませんが、食洗機、トイレ手洗い器、シーザーストーンのキッチン天板などそれなりのものが採用されています(いずれも1Rプラン除く)。
ピアース赤坂などさらに高額なピアースシリーズなどとは異なり流石にキッチンはフローリングなのですが、廊下に加え、洗面所やトイレ床までタイル貼になっているあたりはモリモトらしいものです。
管理費は287円/㎡。ディスポーザーはありませんが、内廊下の小規模物件ですのでリーズナブルな水準と言えるでしょう。
駐車場は身障者用を含む全2台でいずれも平置になります。
設計はスペーステック一級建築士事務所、施工は小川建設、そしてデザイン監修はお馴染み南條設計室になります。
最大の特長は、物件スケールに見合わないレベルの迫力ある2層吹抜のエントランスでしょう。
モリモトの物件であれば驚くほどのことではないのですが、他のデベロッパーではまず採用されることのないものですし、30~40㎡台中心の総戸数48戸というスケールでこの規模のエントランスというのはやっぱり凄いことだと思いますね。
デザインに関してはそのエントランス周りももちろん素晴らしいのですが、それに加え力が入っていると感じるのはバルコニー周りでしょうね。
バルコニーに周りに凹凸を設けており、さらに南面と北面で異なるファサード(デュアルフェイスと表現されている)になっているので見る方向によって異なる印象をもたらしてくれることでしょう。
南面は凹凸が強く、北面は北面で敷地形状に沿って雁行設計になっているのでバルコニー内に柱を逃がすのはけして簡単ではなかったと思うのですが、かなりいい感じに柱をアウトフレーム化出来ているあたりも素晴らしく感じる物件です。
モリモトの物件は柱のアウトフレームにはそんなに力を入れる印象はなく(ダイレクトサッシをわりと多く用いるからこそ食い込んでしまうというのもあるでしょうね)、コンパクト中心のこの物件でのこの設計は立派に感じます。
前回のピアース旗の台。
公式ホームページ
![IMG_6118[1]](https://blog-imgs-129.fc2.com/m/a/n/mansionotaku/20190720094154608.jpg)
お部屋は21㎡の1R、北向き中住戸です。北側は中原街道なので低層階でも前建までの距離がしっかりと確保された悪くないポジションです。
この大きさの1Rタイプならば日照が得られない点もそんなに気にはならないでしょう(賃貸に出す場合の話。実需ならばむろん個人の好み次第)。
間取りとしては、20㎡ちょっとの1Rで、このぐらいの大きさの新築は久々に見ましたね。
近年はワンルームマンション条例の施行によってほとんどの区で25㎡以上が要求されているのですが、品川区は20㎡以上(第一種低層住居専用地域を除く)で良いとされている珍しい区なのです。
そんな小ぶりな1Rなのですが、この大きさとは思えないほどのワイドスパンが素晴らしいですし、上述のようにこの柱のアウトフレームも凄いと思いますね。
見ての通り北面は雁行設計になっているので少なからず柱が食い込んでいても何らおかしくないのですが、プランからはひっじょ~に上手く柱をかわしていることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
ワイドスパンにより奥行(玄関からバルコニーまでの距離)を短く出来たことで廊下も最低限ですし、この21㎡はそこいらへんの23~24㎡と大差ないものと言えると思いますね。
もともと面積の小さな1Rプランゆえに効率的な設計がより活きているように思います。
坪単価は471万円。先ほどの南向き上層階のようにスペシャルなポジションでこそないものの、面積が小さくグロスが嵩まないことで単価は大きな差のないものになっています。
利便性の高い駅近立地ながらも、ここまでの水準ともなると少々強気な印象を受けますが、20㎡そこそこしかないためグロスは嵩んでいませんし、効率性の非常に高いプランであることを考えるとこのご時世として違和感のある水準ではないでしょうね。
40~50㎡台ならまだしもこういった1Rプランのある物件でここまで高級感のあるエントランスが設けられているケースは少なくそういった面での付加価値も期待出来るのではないでしょうか。
設備仕様面は、コンパクト中心のためディスポーザーはありませんが、食洗機、トイレ手洗い器、シーザーストーンのキッチン天板などそれなりのものが採用されています(いずれも1Rプラン除く)。
ピアース赤坂などさらに高額なピアースシリーズなどとは異なり流石にキッチンはフローリングなのですが、廊下に加え、洗面所やトイレ床までタイル貼になっているあたりはモリモトらしいものです。
管理費は287円/㎡。ディスポーザーはありませんが、内廊下の小規模物件ですのでリーズナブルな水準と言えるでしょう。
駐車場は身障者用を含む全2台でいずれも平置になります。
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