ブランズタワー所沢【開口部は微妙でもゆとりの4LDK】29階92㎡8,448万円(坪単価302万円)

ブランズタワー所沢。

所在地:埼玉県所沢市東町500(地番)
交通:所沢駅徒歩6分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:29階建、155戸(権利者区画9戸含む)

いよいよ第1期が分譲開始されますが、たったの40戸とは意外でした。
昨年末のシティタワー所沢クラッシィの価格に度肝を抜かれていただけにこちらの価格が控えめに感じてしまうというところもありはしますが、このお値段でも40戸とはこれ如何に…。

ただ、単純に価格云々ではなく駅徒歩5分を超えてしまう点やタワマンとしては小ぶりなスケールなども影響しているのも確かでしょうね。

所沢駅の「駅前タワマン」はそのシティタワー所沢クラッシィのみと言っても過言ではなく、こちら側の少し駅から離れたエリアには所沢スカイライズタワーやブリリアタワー所沢ロジュマンなど数本の既存タワマンがあり、駅徒歩5分を超える立地も相まって「タワマンならではの希少性」というべきものが少し薄くなっているのは否定できません。

とは言え、このエリアのタワマン分譲はブリリアタワー所沢ロジュマンの2008年以来(2013年に南側隣接地にザ・パークハウス所沢が分譲されていますが20階建であり、フォルム的にもタワマン感は薄い)11年ぶりで、先行するシティタワーと比べると価格帯が随分違うのでもっと引き合いがあるものと思っていたというのが正直なところにはなりますね(まだ第1期なので今後挽回する可能性は残されてはいますが…)。

シエリア所沢の記事で言及したようにイオンの閉店は非常に残念ではあるものの、跡地の再開発により利便性が増す可能性は十分にありますし、当物件の下層部にも商業が入る予定ですので利便性に関しては不安よりも期待の方が大きいポジションだと思います。

また、駅周辺の商業利便を備えつつも所沢航空記念公園まで徒歩8分という点も1つの魅力になるでしょう。通学区の所沢小学校も徒歩7分という距離感になることもあり、63~92㎡という近年のタワマンにしては面積帯が大き目の物件になっています。

タワマンにありがちな最上階プレミアムプランなどは採用されていないため100㎡超のプランこそないものの、最大となる92㎡は低層~高層まで存在しており、少し駅距離があっても「ゆとり」をお求めの方には特に魅力的な物件となることでしょう。

公式ホームページ
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お部屋は92㎡の4LDK、南角住戸です。南西方向には27階建のグラシス、南東方向には20階建のザ・パークハウスがありますが、この最上階住戸ならばそれらをも越えますし、南方向は駅前のシティタワーぐらいまで高い建物のない抜群の抜けが得られるパノラマビュー住戸になります。

間取りとしては、物件内でダントツに大きなもので、4LDKとしても近年のトレンドから言うとかなり大き目のものと言えるでしょうね。
実際、4.4畳のキッチン、1620の浴室、廊下の2つの大きな納戸などを初めとして随所にゆとりを感じることが出来るものになっています。

ただ、その反面やや気になるのは長めの廊下と柱の食い込みでしょうか。
角住戸ですので廊下がL字にならば当たり前というかプライバシー面を加味するとそのようになっていてしかるべき、と思うのですが、「コの字」はやり過ぎかな、と。

4LDKで居室独立性を確保することを念頭に置いた結果なのでしょうが、LDは12畳ほどとけして大きなものではなく、洋室2はリビングインとかキッチンイン(キッチン脇からの動線)になっていてもいいから居室畳数(LD畳数)を重視した設計の方が良かったような印象があります。

むろん好みは人それぞれではあるものの、4LDKで2洋室がノンリビングインならば大多数のファミリーのライフスタイルに適応できるはずですからね…。

なお、LDに関しては畳数だけでなく開口部にも疑問があります。
せっかく条件の良いはずの南の角住戸であるにも関わらず開口部が少なすぎやしませんか…。
悲しい…。

ブランズタワー豊洲は湾岸タワーであることもあるのか頑張っていましたが、ブランズタワー大船などで見られたスパンのわりに開口部が貧弱なケースになります。とにかく悲しい…。

両面がバルコニーになっているので空間的な広がりはそこそこあるとは思うものの、窓が小さいことでバルコニーとの連動性も弱まってしまいますし、柱・梁の食い込みがあることで三次元的にもあまり良いものとは言えないですね。

坪単価は302万円。最上階(最大天井高が10cm高い)でもこの単価というのは「至極現実的」なお値段設定と言えるでしょうね。

かなり極端というか、笑うしかないレベルだったので例として不適切だとは思うものの、シティタワー所沢クラッシィの高層階(「最上階」ではない)角住戸は坪単価約530万円でした。駅距離・駅直結か否かの差はあれど、シティタワーに限らずタワマンの高層階角住戸というのは通常「中層階以下や中住戸などと比べかなりの単価高となる」ものなので、このお部屋の値付けは珍しいほど現実的なものと言えるでしょう。

ちなみに、このプランの低層は250万円ほどになります。面積が大きいのでそれでもグロスは約7,000万円ですが、ほどほどのご予算で面積大のお部屋をお求めの方には魅力ある水準になってくるでしょう。眺望が望めない低層階なら窓が小さくともまだ納得できるかな…。そんなことはないか…。

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