イニシア築地レジデンス【「キャビン」による可変性×全室床暖房】2階54㎡6,900万円台(予定)(坪単価約421万円)

続けて、イニシア築地レジデンス。

設計はアトリエファイブ、施工は大豊建設です。

総戸数82戸とは言え40~50㎡台が中心となった物件で敷地面積はおよそ736㎡と大きなものではありません。

そのような中でもエントランスアプローチにゆとりある空間を実現していますし、水辺のリゾートをイメージしたというエントランスホールのデザインにはセンスの良さを感じはするものの、ここよりもかなり小さなスケールながら2層吹抜で三次元的に豊かなエントランス設計がなされていたレジデンシャル築地のような意外性のあるものではありません。

ただ、住戸設計という点においてはやはりイニシアの「やさしいシカク」そのものであり、以下でご説明する「キャビン」というコンセプトを実現するに相応しい整ったプランばかりですね。

いずれのプランも柱は完全にアウトフレーム化されていますし、逆梁工法を採用しているので掃き出し窓の窓際に梁(下り天井)が存在してないスッキリとした三次元空間が実現しているのです。

当物件の売主にも名を連ねる大和ハウスのプレミスト東銀座エッジコートも逆梁で柱の扱いもわりと良いものでしたが、こちらはやはりそれ以上のものになります。

ちなみに、大和ハウス×コスモスイニシアの場合、以前は「オークプレイス」ブランドが採用されることが多かったのですが、プレミスト東京王子のような例もありますし、最近は「オークプレイス」を見かけないですね。

持分の関係もあってのことかと思いますが、そもそもコスモスイニシアは大和ハウスの60%子会社だったはずで、結局はどちらの会社のコンセプトを打ち出したいか次第にもなってくるのでしょう。

前回のイニシア築地レジデンス

公式ホームページ
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お部屋は54㎡の2LDK、南東向き中住戸です。細い道路の向かいが住友不動産築地ビルになるポジションで低層階のこのお部屋からの圧迫感は強く、日照も当然望むことは出来ません。

間取りとしては、先ほどの70㎡台中盤の2LDKとは打って変わって一般的な大きさのものになりますが、プランはかなり個性的です。

当物件の最大の売りと言っても過言ではないコンセプト「キャビン」を最も体現したプランで、ウォールドアの開け閉めにより「スタジオ、1LDK、2LDK」といずれにも使える可変性に富んだものになります。

空間の広がりを限界まで高めたかったためか洗面所がリビングインのような位置になっており、トイレも洗面所内にあるというのはSOHO的に利用することを考えた場合にも少々疑問で、そこ(洗面浴室)が動かせないのであればそこにはもう少し気を使って欲しかったという思いはあるものの、興味深いプランではありますね。

キッチンがLD中央部の目立つ位置にあるのも用途を狭めてしまう気がするのですが、この位置にあることで床暖房の恩恵を受けられるというメリットもあるにはあるでしょう。

なお、コンセプトからすると「収納は既存のものを買うなどして後付けで用意してね」ということになるでしょう。
初めから収納を用意してしまうと、部屋感に「垣根」が生じやすくこのような柔軟性のあるプランとするのが難しいですからね。

坪単価は予定価格で約422万円。道路を挟んではいるものの前建の影響はかなり強く、日照において南東向きであることの意味はありませんので、やはり強めの水準と感じます。

完全アウトフレームによる効率性を考えれば実質坪単価は少し下に見るのが相応でしょうし、全室床暖房がついている分、多少お得と言えなくもないのですが…。

販売見直しにはなりましたが、斜向かいポジションで同様に囲まれ感の強いオーバルアーバンツの低層階、またレジデンシャル築地の低層階ともほとんどの差のない水準になります。

こちらの方が駅距離はありますが、完全アウトフレームによる効率性では上回っているのでこんなものでしょう。

設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、トイレ手洗いカウンター(洗面所内にトイレがあるプランを除く)などはもちろんのこと、その全室床暖房に加え、突板フローリングが特徴になります。最近はシートでも見た目が非常に良いですし耐久性という意味でもシートに分があるような気がしますが…。

管理費は286円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザー付ですので悪くない水準です。

駐車場は全15台で身障者用を含む2台のみが平置、残りの13台が機械式になります。

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