2019年モモレジ部門②【採算が厳しい中でも個性ある物件は少なくなかった】

2019年モモレジ部門の続きです。

【銅賞】(順不同)
ドゥアージュコラッド松濤
シャリエ西船橋
プレイズ北千住
イニシア築地レジデンス
ザ・レジデンス六本木

【銅賞】は多めの5物件です。

まず、ドゥアージュコラッド松濤は松濤アドレスながら山手通り沿いのポジションということで特殊な設計がなされた物件でした。
デザインコンセプトは「外に閉じ、内に開いた空間」で、敷地面積約350㎡という小さなものながらしっかりとした閉鎖的な中庭を設け、滝から川の流れに至るまでの趣のある空間はとても素敵でしたね。
近年のプロパスト物件の中で最も「プロパストらしさ」を感じた物件と言えるかもしれません。

次のシャリエ西船橋もガーデンが大きな特長となった物件です。
総戸数86戸とは思えないスケール感抜群のアプローチガーデンからエントランスホールに至るまでの空間はこの価格帯・スケールの物件とは思えない高級感と広がりあるもので、さらに別途提供公園まで存在している点にも凄みを感じる物件でした。

そして、プレイズ北千住もけして大きな物件ではないながらも奥行のあるエントランスアプローチにプライベートガーデンが印象的な物件で、それに加えデザイン・間取り面でのインパクトもあるコーナーサッシによる透明感と高級感に工夫を感じましたね。

長くなってきましたが、まだまだ行きます。
イニシア築地レジデンスはイニシアクラウドシリーズからの流れを引き継いだものになるので目新しさは今一つではあるものの、キャビンによる「可変性×全室床暖房」はやはり非常に珍しい提案、そしてザ・レジデンス六本木は【金賞】のザ・リーフィアレジデンス成城の記事でも述べた通りの竹中工務店ならではと感じる上品なデザインとガーデン×ピロティによる空間的な豊かさに素晴らしいものがありました。

こうして1年を振り返ってみると、デベロッパーのコスト面(採算面)の厳しさは年々増している中でも、多くの素敵な物件に出会えたと感じます。
来年もたくさんの素敵な物件にお目にかかれたら良いと願ってやみません。

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