2019年デベロッパーオブザイヤー【やっぱりMとNの一騎打ち】
今年もあっという間に大晦日になってしまいましたが、まだ365分の1あると考えるとそんなに短くないとも思うわけで最後の1日も精一杯頑張ります。
まずは【デベロッパーオブザイヤー(デベロッパー部門)】からです。
昨年同様に大手デベロッパーと中小デベロッパーそれぞれ印象に残った会社を挙げさせていただき、その中の1社をデベロッパーオブザイヤーとしています。
【大手(基本的にはメジャー7から)】
三井不動産レジデンシャル
【大手以外】
大和地所レジデンス
【デベロッパーオブザイヤー】
三井不動産レジデンシャル
一昨年までは三井が3年連続、昨年は野村不動産とこの部門を設けて以降三井と野村しか受賞していないのですが、やっぱり今年も三井と野村の一騎打ちという感じでした。
マンションオブザイヤーのハルミフラッグでは今年分譲された2つの街区、パークビレッジが三井主導、シービレッジが野村主導と、両社甲乙つけ難いパフォーマンスを見せていましたし、三井はパークコート文京小石川ザ・タワーや幕張ベイパークスカイグランドタワー(主幹事。野村も参画)、野村はプラウドタワー武蔵小金井クロス、プラウド恵比寿ヒルサイドガーデン、そして昨年のレジデンスⅠに続きプラウドシティ日吉のレジデンスⅡなど目玉物件のインパクトにおいても互角という印象でしたね。
※白金ザ・スカイは主幹事は東京建物ですが、三井・野村共に参画
ただ、そんな中で三井にしたのは、パークホームズ中目黒やパークホームズ駒沢二丁目に見るデザイン面での差別化からでした。もちろん野村も従前からデザインに力を入れる傾向がありますし、実際、今年も力を入れた物件が多くみられたのですが、年末にかけて分譲されたそれら三井の2物件は新しい時代も感じさせるぐらいインパクトの高いもので(いずれもスケール的には小ぶりな物件なので余計に明確な意思や可能性を感じたというのもあります)、今後への期待も込めて今年は三井不動産レジデンシャルに致しました。
一方で、近年の間取り面においては「ミライフル」などを導入した上で1戸1戸を大切にしたプランを提案している野村の方が存在感を高めていると感じますし、デベロッパー同士が切磋琢磨し、より良いマンション、より魅力的なマンションをドシドシ生み出しで言って欲しいと思いますね。
なお、名誉のために言っておくと他のメジャー7もけして頑張っていないわけではなくて、特に三菱地所レジデンス、東急不動産、東京建物は例年と比較しても存在感が高かったと思います。
三菱はザ・パークハウス三田タワー、千住ザ・タワー、ザ・パークハウス本厚木タワーなど、東急はブランズタワー豊洲、ブランズタワー所沢、ブランズシティあざみ野、ブランズ愛宕虎ノ門、レフィール南麻布(主幹事は安田不動産)、東建は白金ザ・スカイ、ブリリア上野ガーデン、シントシティ(主幹事)などが主な実績でこうして並べてみるといずれもかなり存在感がありますよね。
たらればにはなるものの、今年、ハルミフラッグの「サンビレッジ」が分譲されていたらデベロッパオブザイヤーは三菱地所だったのかなと。
お次は大手以外からで受賞デベロッパーは大和地所レジデンスになります。
本年は年初の総戸数132戸中119が100㎡超となったヴェレーナシティ上大岡のインパクトがあまりに凄かったというのもありますが、その後もヴェレーナグラン東戸塚、ヴェレーナ戸塚グランシエル、ヴェレーナ相模大野、ヴェレーナ赤羽志茂などタワマンなどではないながらも全体的に開口部を重視した設計が深く印象に残ったことを考慮しました。
先日取り上げたばかりのヴェレーナブリエ神奈川新町の記事で言及したようについに大和地所レジデンスまでもがコンパクトマンション市場に殴り込み…という感じで、来年以降がちょっと心配ではあるのですが、プラン・デザイン重視の精神をぜひとも貫いて個性豊かな物件を数多く供給して行って欲しいと心の底から思う次第です。
ちなみに、大和地所レジデンスは北仲通北地区で住友不動産と共に再開発(タワマン・ホテル)を行っているのですが、ぜひとも住不のいいなりになることなく良いものを生み出して欲しいなとも思います(笑)。持分は大和地所が上ではあるもの最近明らかになった具体案では低層部にホテルが盛り込まれましたし、再開発の経験からも住不の存在感が高まるのは必至の様相なのかなと…。
なお、中小どころだと他に日鉄興和不動産、日本エスコン、オープンハウスディベロップメント、小田急不動産なども存在感があったのでかなり迷ったのですが、そう言った来年以降の期待も込めつつ大和地所レジデンスにさせていただきました。
なお、年明けには恒例の各デベロッパーごとの2020年の気になる物件を挙げていきたいと思っていますのでそちらも楽しみにお待ちいただけたらと思っております。
まずは【デベロッパーオブザイヤー(デベロッパー部門)】からです。
昨年同様に大手デベロッパーと中小デベロッパーそれぞれ印象に残った会社を挙げさせていただき、その中の1社をデベロッパーオブザイヤーとしています。
【大手(基本的にはメジャー7から)】
三井不動産レジデンシャル
【大手以外】
大和地所レジデンス
【デベロッパーオブザイヤー】
三井不動産レジデンシャル
一昨年までは三井が3年連続、昨年は野村不動産とこの部門を設けて以降三井と野村しか受賞していないのですが、やっぱり今年も三井と野村の一騎打ちという感じでした。
マンションオブザイヤーのハルミフラッグでは今年分譲された2つの街区、パークビレッジが三井主導、シービレッジが野村主導と、両社甲乙つけ難いパフォーマンスを見せていましたし、三井はパークコート文京小石川ザ・タワーや幕張ベイパークスカイグランドタワー(主幹事。野村も参画)、野村はプラウドタワー武蔵小金井クロス、プラウド恵比寿ヒルサイドガーデン、そして昨年のレジデンスⅠに続きプラウドシティ日吉のレジデンスⅡなど目玉物件のインパクトにおいても互角という印象でしたね。
※白金ザ・スカイは主幹事は東京建物ですが、三井・野村共に参画
ただ、そんな中で三井にしたのは、パークホームズ中目黒やパークホームズ駒沢二丁目に見るデザイン面での差別化からでした。もちろん野村も従前からデザインに力を入れる傾向がありますし、実際、今年も力を入れた物件が多くみられたのですが、年末にかけて分譲されたそれら三井の2物件は新しい時代も感じさせるぐらいインパクトの高いもので(いずれもスケール的には小ぶりな物件なので余計に明確な意思や可能性を感じたというのもあります)、今後への期待も込めて今年は三井不動産レジデンシャルに致しました。
一方で、近年の間取り面においては「ミライフル」などを導入した上で1戸1戸を大切にしたプランを提案している野村の方が存在感を高めていると感じますし、デベロッパー同士が切磋琢磨し、より良いマンション、より魅力的なマンションをドシドシ生み出しで言って欲しいと思いますね。
なお、名誉のために言っておくと他のメジャー7もけして頑張っていないわけではなくて、特に三菱地所レジデンス、東急不動産、東京建物は例年と比較しても存在感が高かったと思います。
三菱はザ・パークハウス三田タワー、千住ザ・タワー、ザ・パークハウス本厚木タワーなど、東急はブランズタワー豊洲、ブランズタワー所沢、ブランズシティあざみ野、ブランズ愛宕虎ノ門、レフィール南麻布(主幹事は安田不動産)、東建は白金ザ・スカイ、ブリリア上野ガーデン、シントシティ(主幹事)などが主な実績でこうして並べてみるといずれもかなり存在感がありますよね。
たらればにはなるものの、今年、ハルミフラッグの「サンビレッジ」が分譲されていたらデベロッパオブザイヤーは三菱地所だったのかなと。
お次は大手以外からで受賞デベロッパーは大和地所レジデンスになります。
本年は年初の総戸数132戸中119が100㎡超となったヴェレーナシティ上大岡のインパクトがあまりに凄かったというのもありますが、その後もヴェレーナグラン東戸塚、ヴェレーナ戸塚グランシエル、ヴェレーナ相模大野、ヴェレーナ赤羽志茂などタワマンなどではないながらも全体的に開口部を重視した設計が深く印象に残ったことを考慮しました。
先日取り上げたばかりのヴェレーナブリエ神奈川新町の記事で言及したようについに大和地所レジデンスまでもがコンパクトマンション市場に殴り込み…という感じで、来年以降がちょっと心配ではあるのですが、プラン・デザイン重視の精神をぜひとも貫いて個性豊かな物件を数多く供給して行って欲しいと心の底から思う次第です。
ちなみに、大和地所レジデンスは北仲通北地区で住友不動産と共に再開発(タワマン・ホテル)を行っているのですが、ぜひとも住不のいいなりになることなく良いものを生み出して欲しいなとも思います(笑)。持分は大和地所が上ではあるもの最近明らかになった具体案では低層部にホテルが盛り込まれましたし、再開発の経験からも住不の存在感が高まるのは必至の様相なのかなと…。
なお、中小どころだと他に日鉄興和不動産、日本エスコン、オープンハウスディベロップメント、小田急不動産なども存在感があったのでかなり迷ったのですが、そう言った来年以降の期待も込めつつ大和地所レジデンスにさせていただきました。
なお、年明けには恒例の各デベロッパーごとの2020年の気になる物件を挙げていきたいと思っていますのでそちらも楽しみにお待ちいただけたらと思っております。
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