プライムスタイル川崎【60㎡前後も少なくない168戸のスケール】7階59㎡5,581万円(坪単価312万円)

プライムスタイル川崎。

所在地:神奈川県川崎市川崎区本町1-2-1(地番)
交通:京急川崎駅徒歩5分、川崎駅徒歩7分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:18階建、168戸(うち非分譲住戸42戸)

川崎駅東口での分譲(いわゆるワンルーム投資マンション及びそのマンション内に少しだけある40㎡台などを除く)は2013年のセンター川崎マークレジデンス川崎ミッドマークタワー以来になるでしょうか。

京急川崎駅界隈の土地柄、ワンルームマンションに関しては頻繁に分譲されていますが、こういったファミリー向けのプランもある物件は非常に稀ですし、18階建総戸数168戸というスケール感も注目出来るポイントですね。

当物件は、京急の社宅跡地に誕生する物件で低層階は京急が賃貸として回すということで非分譲がわりと多くなっているのですが、京急的にも保有しておきたい物件ということが言えるでしょう。
まぁ、このマンションが売れないご時世に販売戸数が多すぎても大変ですし(低層階は前建の影響で条件が芳しくなかったりするので売るのは大変と考えた可能性があります)、多少なりともそういった面とのバランスを取っている面もありそうですが…。

ポジションとしては敷地北側すぐのところは大師線の線路及び踏切になる賑やかなところですし、上述のように周辺エリアはワンルームマンションばかりが誕生するのもやむなしな施設(笑)もあるものの、利便性に関して言えば相当高いポジションなのは間違いないところです。

ちなみに分譲タイプは30~65㎡で構成されており、立地なりにコンパクトなものも少なくありませんが、同じく「プライムスタイル」を掲げていたプライムスタイル東日本橋同様に60㎡前後が相当数設けられており、結構特色のあるプランニングが採用された物件と言えるでしょうね。

このご時世ならば60㎡を超えていれば3LDKなどがプランニングされていてもおかしくなところなのですが、東日本橋同様に「2LDK」(この立地ならば致し方ないところだが、だったら50㎡台中盤とかで良かった印象ではある)になっている点も大きな特徴の1つになるでしょう。

公式ホームページ
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お部屋は59㎡の2LDK、南向き中住戸です。南側は接道しておらず視界抜けが得られる感じではないものの、高い建物ではないので日照の得られるポジションになります。

間取りとしては、最も大きな65㎡の2LDKほどではありませんが、わりとしっかりとした大きさの2LDKですね。
内廊下の中住戸2LDKとしては一般的な洋室1室が行灯部屋になったタイプで大きな特徴はないのですが、バルコニー周りの設計は少々残念ではあるでしょうか。

バルコニー側ですら柱の食い込みがありますし、連窓サッシが採用されていないという点も物足りなく感じます。
南向きならば線路の影響は大きくありませんし、南北に住戸を設けたことで各プランのスパンを確保出来ているわけですのでもっとそのスパンを活かして欲しかったと思うのです。

また、60㎡に近い2LDKにしてはLDが9.6畳しかないのも気になりますね。収納がとりわけ充実している印象はないですし、やたらとゆとりある洗面所などが影響した結果でしょうか。

坪単価は312万円。高層階は坪単価330~340万円ですので上下の単価差はそれなりにはありますね。上述のように低層階に賃貸フロアがあるので平均単価は320万円(60㎡前後のプラン)ほどになりそうですが、仮に低層も全て分譲だったとしたならばこのお部屋ぐらいが平均になるのではないでしょうか。

上述の2013年分譲の2物件は川崎ミッドマークタワーが平均坪単価約245万円、センター川崎マークレジデンスが平均坪単価約265万円という水準でしたので、当然値上がりはしていますが、今と比べれば遥かにマンションが安かった2013年と比べての2割程度の上昇ならばこのご時世としてマシな方と言えるでしょう(ミッドマークタワーと比べるともっと値上がりしていますが、ミッドマークタワーはファミリータイプがほとんどだったので当物件の2LDKと比べると単価がある程度安くて当然。周辺環境の差はありますけどもね…)。

まぁ、上述のように専有面積のわりに居室が狭く感じますし、59㎡あることでグロス価格が結構しっかりとした水準になっているのがネックではあるでしょうね。

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