プラウド中目黒【駅徒歩11分は近い方?】13階65㎡8,720万円(坪単価447万円)

プラウド中目黒。

所在地:東京都目黒区中目黒4-727-16他(地番)
交通:中目黒駅徒歩11分
用途地域:第一種中高層住居専用地域、商業地域
階建・総戸数:地上14階地下1階建、106戸

16㎡のワンルームがあることで話題の物件ですね(笑)。

話題先行感があるのは否定しませんが、ワンルームは106戸中6戸だけですし、それを除くと37~65㎡で構成された山手通り沿いの立地なりのプランニングという印象でしょうか。

隣の隣のシティハウス中目黒レジデンスは39~75㎡という構成だったはずで、当物件には70㎡台の3LDKが存在していません。しかしながら、条件の良い南西向き(山手通りから内に入る南西方向は第一種中高層住居専用地域及び第一種低層住居専用地域が広がっており戸建が中心のエリアになっている)は全戸2LDK(50~60㎡台)としており、やはり山手通り沿いで最大でも70㎡の「2LDK」だったプラウド渋谷本町に近いコンセプトを採用した物件になりますね。

近年の目黒・中目黒駅が最寄りとなる山手通り沿いは読者の方であればよ~くご存知のように住不物件のオンパレードですし、それら以外にもザ・マジェスティコート目黒グランドメゾン目黒プレイスなどが分譲されており希少性を微塵も感じない状況ではあるものの、山手通り沿いではあっても中目黒駅寄りの物件は少なく、当物件が気になっている方の多くはやはり「中目黒駅(及びその界隈)」に魅力を感じている方が多いと思われます(後は住不物件が嫌いな方とか…)。

惜しくも駅徒歩10分を超えてしまうポジションではあるものの、やはりコンパクトプランもあるパークホームズ中目黒は丘上ゆえに起伏のある徒歩11分、ピアース目黒青葉台は徒歩13分(池尻大橋駅徒歩10分、代官山駅徒歩15分)ということで中目黒に焦点を当てた場合には当物件が利便性面においては一歩リードという形になります。

公式ホームページ
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お部屋は65㎡の2LDK、南角住戸です。南東側は隣の隣がその15階建のシティハウスになりますが、南~西方向にかけては広域に渡り戸建などの低層住宅が広がっており、この上層階住戸からは日照はもちろんのこと眺望も楽しめます。

間取りは物件内で最も日照時間の長い南角ということで最も大きなものになっています。

当物件は内廊下設計なので中住戸ならば2LDKの1室が行灯部屋になるのは何ら珍しいことではないのですが、角住戸で行灯部屋というのは意外ですね。

洋室1に窓を設ける代わりにキッチンや浴室・洗面室に窓を設けたプランで、何を求めるかによって評価の分かれるプランになるでしょう。

また、洋室2室がリビングインである点もとりわけ違和感はないものの、洋室2がウォールドアになっていることとの兼ね合いで行灯部屋の洋室1が扉1枚分しか開かないようになっているのは微妙な気がしますね。

洋室2側をウォールドアにすることで連窓サッシによる開放感を演出したかったのでしょうが、この洋室1だと行灯感が強すぎるかと…。

なお、このプランは低層階からありますが、11〜14階は最大天井高が10cm高い2.58mで下り天井高もそれに伴い高くなっているので2.1mのハイサッシが採用出来ている点も魅力になります。

坪単価は予定価格で447万円。低層階は420万円前後であり、低層階でも日照の得られるポジションゆえかそこまで差はないですね。視界抜けが出てくる4階になると433万円で、かなり差が小さくなっています。眺望に加え天高やサッシ高を考慮するとやや上層階に魅力を感じる価格設定です。

シティハウス中目黒レジデンス(平均坪単価約420万円)の2LDK以上の上層階住戸は坪単価430万円程度だったと記憶しているので2015年の分譲当時は住不物件らしくしっかりとしたお値段という印象でしたが、あれから次々とマンションが分譲され5年もの月日が経過した今となってはこれが「相場」なのでしょうね。

その後分譲されたシティハウス中目黒テラス(中目黒駅徒歩13分)は平均坪単価約430万円、現在分譲中のシティハウス中目黒サウス(中目黒駅徒歩15分、目黒駅徒歩14分)が平均坪単価約410万円ということでこの界隈では当物件が最も強い感じになるのは玉に瑕ですが、上述のように駅徒歩11分はまだ近い方ですし、共用部や設備仕様などで差別化を図ったプラウドらしい物件コンセプト(※詳細は次の記事)などからしても違和感はないでしょう。

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