クレヴィア南千住リバーサイドツイン【別々のゲートを通った先に…】5階63㎡5,698万円(坪単価301万円)
続けて、クレヴィア南千住リバーサイドツイン。
設計・施工は2物件共に木内建設です。
最大のポイントは、やはり2棟建としたことによる特色豊かなランドプランでしょう。
前回の記事でも名前を挙げた非常によく似た2物件構成だったイニシア田端ツインマークス同様にあくまで別々の敷地に立つ2物件なので敷地への入口(エントランスアプローチ)は道路の北側にそれぞれ施されています。道路からすぐのところにセキュリティ付のゲートが設けられており、それが2つ並んだ佇まいはかなり珍しいですね。
ただ、その一方でゲートを通り敷地内部へ進むと建物エントランスの手前に「一体のリバーサイドガーデン」が設けられており、その両サイドに両建物のエントランスがあるというこれまた珍しい設計が採用されています。入口さえ相応に確保しておけば一体的な空間を作っても後々問題になることは少ないはずで(入口はそれぞれに作っておかないと遠い将来どちらかが取り壊しとか建替えとかになった場合に問題が生じます)、総戸数64戸なりの広がりのある空間がエントランス前に実現出来ているというのは非常に上手いと思いますね。
なお、敷地北側は両物件の敷地共に自転車置場があり、「リバーサイドガーデン」と言いながらも隅田川沿いに開かれた空間になっていないのは少し勿体なく感じたりもするのですが(南側道路と隅田川沿いをつなぐ南北のウォークスルー設計になっていたらめちゃくちゃ魅力的でしたね)、2物件共に空地率約60%というゆとりあるランドプランが実現した物件という点も大きな魅力と言えるでしょう。
また、同じ2棟建であったとしても「1つの敷地内の1つの物件」だった場合にはおそらく駐車場は全20台でひと塊になっていたと思うのですが、当プロジェクトは「2つの敷地の2物件」となったため駐車場はイーストの敷地の東端、ウエストの敷地の西端に10台ずつ設けられており、イーストとウエストにお見合い状態があるのはさておき、イーストの東側やウエストの西側隣接地の建物との離隔がかなりしっかりと確保出来ているという点も大きな要素の1つになってくると思います。
前回の記事で書いたように、2棟建としたことで1棟1棟は32戸の少戸数に過ぎないながらもエレベーターを1基ずつ設けなければならないことによるランニングコストの嵩みは少々気にはなるものの、利便性で言えばこの方が高いのは言うまでもないですし、エントランスホール内部の空間が総戸数32戸のわりにしっかりとしたものになっているという点も評価出来ますね。
前回のクレヴィア南千住リバーサイドツイン。
公式ホームページ

お部屋は63㎡の3LDK、南東角住戸です。南東方向にはそこそこ高いマンションがありますが、上述のように当物件の駐車場により敷地東端まで十分な距離が確保されていますし、南側・東側は低層建物で構成されているので(やはり南側は少し先にクレヴィア南千住はある)、この階でも圧迫感のない日照良好なポジションになります。
間取りとしては、東側(妻面)に洋室3室が並んだ角住戸としての魅力は感じにくいタイプではあるものの、63㎡の3LDKというプラン設計からすると致し方ないところはありますし(廊下を短くするのがマストになる)、先ほどのプラン同様に浴室にも窓を設けることが出来ているあたりはやはり2棟建として全戸角住戸としたことの恩恵なのだと思います。
洋室3室は3.5畳~5畳とギリギリまで絞った感じではあるものの、形的には悪くありませんし、63㎡の3LDKにしちゃ収納が充実しているあたりもポイントの1つになってくるのではないでしょうか。
坪単価は301万円。2物件の下限は280万円ほどで(東側がイーストとお見合いになるウエストの南東角低層階など)、平均としては坪単価310万円ぐらいでしょうか。
同様に北側が隅田川のリバーフロントになるデュフレ南千住リバーサイドはそのポジションのわりにはこなれた平均坪単価約245万円という水準、先行する千住大橋駅前のザ・サンメゾン千住大橋が平均坪単価約280万円という水準ですので、南千住駅(JRが)駅徒歩10分圏内になるリバーサイドポジションゆえの強めのお値段設定であるのは間違いないのですが、小規模なりに特長豊かな物件になっており、大通りに面していないポジションという点でも珍しい物件になりますのでそういった点を重視したい方にとっては魅力を感じることの出来る水準ではあるでしょう。
設備仕様面は、ディスポーザーはありませんが、食洗機はついています。
ただ、水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターはなく、浴室照明もダウンライトではなくブラケットタイプになるなど坪単価300万円超中心の物件としてはわりとコストダウンが図られている印象にはなりますね。
管理費はウエストが322円/㎡、イーストが319円/㎡です。総戸数はそれぞれ32戸ずつですが、各戸専有面積及び延床面積には違いがありますので若干ながら差が出ています。
外廊下、かつ、ディスポーザーなしですので小規模なりに高いのですが、上述のようにエレベーターは各物件に1基ですし、平置駐車場のみで各物件に10台ずつというしっかりとした台数の駐車場を確保出来ていることで駐車場収入が管理費収入を補ってくれている部分はあるはずです(物件によって駐車場収入が管理費会計:修繕積立金会計とで「何対何」になるかは様々で、そこまで見てみないとなんとも言えないところはありますが、昨日の駐車場が3台しかなかったクレヴィア錦糸町ガーデンコーストよりは大分マシな水準です)。
※コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
設計・施工は2物件共に木内建設です。
最大のポイントは、やはり2棟建としたことによる特色豊かなランドプランでしょう。
前回の記事でも名前を挙げた非常によく似た2物件構成だったイニシア田端ツインマークス同様にあくまで別々の敷地に立つ2物件なので敷地への入口(エントランスアプローチ)は道路の北側にそれぞれ施されています。道路からすぐのところにセキュリティ付のゲートが設けられており、それが2つ並んだ佇まいはかなり珍しいですね。
ただ、その一方でゲートを通り敷地内部へ進むと建物エントランスの手前に「一体のリバーサイドガーデン」が設けられており、その両サイドに両建物のエントランスがあるというこれまた珍しい設計が採用されています。入口さえ相応に確保しておけば一体的な空間を作っても後々問題になることは少ないはずで(入口はそれぞれに作っておかないと遠い将来どちらかが取り壊しとか建替えとかになった場合に問題が生じます)、総戸数64戸なりの広がりのある空間がエントランス前に実現出来ているというのは非常に上手いと思いますね。
なお、敷地北側は両物件の敷地共に自転車置場があり、「リバーサイドガーデン」と言いながらも隅田川沿いに開かれた空間になっていないのは少し勿体なく感じたりもするのですが(南側道路と隅田川沿いをつなぐ南北のウォークスルー設計になっていたらめちゃくちゃ魅力的でしたね)、2物件共に空地率約60%というゆとりあるランドプランが実現した物件という点も大きな魅力と言えるでしょう。
また、同じ2棟建であったとしても「1つの敷地内の1つの物件」だった場合にはおそらく駐車場は全20台でひと塊になっていたと思うのですが、当プロジェクトは「2つの敷地の2物件」となったため駐車場はイーストの敷地の東端、ウエストの敷地の西端に10台ずつ設けられており、イーストとウエストにお見合い状態があるのはさておき、イーストの東側やウエストの西側隣接地の建物との離隔がかなりしっかりと確保出来ているという点も大きな要素の1つになってくると思います。
前回の記事で書いたように、2棟建としたことで1棟1棟は32戸の少戸数に過ぎないながらもエレベーターを1基ずつ設けなければならないことによるランニングコストの嵩みは少々気にはなるものの、利便性で言えばこの方が高いのは言うまでもないですし、エントランスホール内部の空間が総戸数32戸のわりにしっかりとしたものになっているという点も評価出来ますね。
前回のクレヴィア南千住リバーサイドツイン。
公式ホームページ

お部屋は63㎡の3LDK、南東角住戸です。南東方向にはそこそこ高いマンションがありますが、上述のように当物件の駐車場により敷地東端まで十分な距離が確保されていますし、南側・東側は低層建物で構成されているので(やはり南側は少し先にクレヴィア南千住はある)、この階でも圧迫感のない日照良好なポジションになります。
間取りとしては、東側(妻面)に洋室3室が並んだ角住戸としての魅力は感じにくいタイプではあるものの、63㎡の3LDKというプラン設計からすると致し方ないところはありますし(廊下を短くするのがマストになる)、先ほどのプラン同様に浴室にも窓を設けることが出来ているあたりはやはり2棟建として全戸角住戸としたことの恩恵なのだと思います。
洋室3室は3.5畳~5畳とギリギリまで絞った感じではあるものの、形的には悪くありませんし、63㎡の3LDKにしちゃ収納が充実しているあたりもポイントの1つになってくるのではないでしょうか。
坪単価は301万円。2物件の下限は280万円ほどで(東側がイーストとお見合いになるウエストの南東角低層階など)、平均としては坪単価310万円ぐらいでしょうか。
同様に北側が隅田川のリバーフロントになるデュフレ南千住リバーサイドはそのポジションのわりにはこなれた平均坪単価約245万円という水準、先行する千住大橋駅前のザ・サンメゾン千住大橋が平均坪単価約280万円という水準ですので、南千住駅(JRが)駅徒歩10分圏内になるリバーサイドポジションゆえの強めのお値段設定であるのは間違いないのですが、小規模なりに特長豊かな物件になっており、大通りに面していないポジションという点でも珍しい物件になりますのでそういった点を重視したい方にとっては魅力を感じることの出来る水準ではあるでしょう。
設備仕様面は、ディスポーザーはありませんが、食洗機はついています。
ただ、水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターはなく、浴室照明もダウンライトではなくブラケットタイプになるなど坪単価300万円超中心の物件としてはわりとコストダウンが図られている印象にはなりますね。
管理費はウエストが322円/㎡、イーストが319円/㎡です。総戸数はそれぞれ32戸ずつですが、各戸専有面積及び延床面積には違いがありますので若干ながら差が出ています。
外廊下、かつ、ディスポーザーなしですので小規模なりに高いのですが、上述のようにエレベーターは各物件に1基ですし、平置駐車場のみで各物件に10台ずつというしっかりとした台数の駐車場を確保出来ていることで駐車場収入が管理費収入を補ってくれている部分はあるはずです(物件によって駐車場収入が管理費会計:修繕積立金会計とで「何対何」になるかは様々で、そこまで見てみないとなんとも言えないところはありますが、昨日の駐車場が3台しかなかったクレヴィア錦糸町ガーデンコーストよりは大分マシな水準です)。
※コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。