2020年2月の首都圏マンション発売戸数

不動産経済研究所の発表によると2月の首都圏のマンション販売は、
発売戸数1,488戸(前年同月比35.7%減)
1戸あたり価格6,536万円(前年同月比3.9%増)
契約率59.3%(前年同月比6.2ポイントダウン)
とのことです。

1月の34.5%減に続き発売戸数が前年同月比で大きく減りました。2月としては1975年以来の水準で非常に低調なのは明白ではあるのですが、1月に比べ在庫は522戸減っており、1月も12月末に比べ400戸ほど減っていたことを考えると思った以上に在庫の整理が進んでいると感じます。
むろんこの「在庫数」には潜在的な戸数(例えば第二期以降などに発売予定のもの)は入っていないものの、2月末の在庫は8,166戸で昨年の2月の8,572戸よりも減ってきているのです。
少なくとも「45年ぶりを強調するほど低調な売れ行き」という印象まではないように思います。

まぁ、新規に発売された物件の契約率が6割に満たないというのはやっぱりひどいと思うわけですが、昨今は6割を超えないことの方が多いので見慣れた感じですし、2月の数字にはまだコロナショックの影響は出ていないと感じますね。

エリア的には都区部の契約率が53.8%と他エリアよりも低いのが気にはなるものの、発売戸数が少なくなると話題性の高い物件の第一期の有無によって大きく変動するものですし、この数字だけではなんとも言えないところです。

なお、恒例の億ション比率は約7.2%と高めでその結果平均価格は6,500万円超とわりと高めではあるのですが、ザ・パークハウス高輪タワーグランドメゾン池田山あたりが影響しているはずで全体戸数が少ない中こういった物件の高額住戸がまとまって供給されると平均価格はかなり押し上げられてしまいますね(前月の記事で名前を挙げたプラウド代官山フロント&テラスは3月に入ると思います)。

さて、来月3月はやはりコロナショックの影響がどこまで出るかが焦点でしょう。
株式市場が”暴落”と言えるまでの状況になったのは3月の2週目ぐらいだと思っていて(それまでの下落は多くの方にとって想定の範囲内)、先週末・今週末あたりは「当初の予定通り年度末に向けての第一期」を行う物件が増えています。

経済はかなり混乱を来たしていますし、最近の記事には必ず以下のコメント(※)を付けているように、コロナショックが不動産市況に与える影響はかなり大きなものになると思っているのですが、3月の時点でもまだそれほど大きな影響は出ない(昨今の傾向通り”普通”に低調ということ)かもしれませんね。

※コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

なお3月の主な供給はプラウド一色とまでは言いませんが、その勢いは凄いものがあります。
プラウド代官山フロント&テラス、プラウド文京千駄木ヒルトッププラウドタワー亀戸クロス、プラウドタワー金町、プラウド高田馬場などの話題性の高い物件の第一期が複数行われています。

千駄木とプラウド鷺宮エアリーコートは総戸数はけして多くないながらも全戸一括分譲ですし(ちなみに、ザ・パークハウス目黒本町も全戸一括分譲されています)、コロナショックの影響によりキャンセルなどが生じる余地は残されてはいるものの、売れる物件はしっかりと売れている状況にあります。

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