ウィルレーナ目白【一低を望む10階建】59㎡7,998万円(坪単価446万円)

ウィルレーナ目白。

所在地:東京都新宿区下落合3-562-7他(地番)
交通:目白駅徒歩10分、椎名町駅徒歩10分、下落合駅徒歩13分、落合南長崎駅徒歩18分、池袋駅徒歩20分
用途地域:第一種低層住居専用地域、商業地域
階建・総戸数:10階建、33戸

目白駅からは目白通りを西に向かった先、目白通り沿いに誕生する物件になります。
当物件はギリギリ新宿区なのですが、北側隣接地からは豊島区になるポジションで、近隣で先行して分譲中のグランドメゾン目白レジデンス同様に豊島区立目白の森が至近になりますね。

建物が立つのはほぼ目白通り沿いの商業地域側なのですが(敷地はL字形状で目白通りから奥まった部分は第一種低層住居専用地域)、北側にはその一低エリアが広がり、北方向に抜け感のある眺望が得られるポジションということにもなります。

「ウィルレーナ」シリーズの例に漏れずコンパクトプランが中心となった小規模物件で、駅距離的にもあまり強調出来るものではないものの、一低沿いのこのポジションはなかなか貴重でしょうね。ピーコックが徒歩2分にあるのも魅力です。

一方で、西隣がガソリンスタンドというのはやはり微妙ではありますが…。

公式ホームページ
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お部屋は59㎡の2LDK、北西角住戸です。上述のように北側に一低エリアを望む魅力的なポジションです。当物件は1階住戸を除くと全戸西向きになっておりフロア内ではこの角住戸のみがその北方向の魅力を享受できることになります。

ガソリンスタンドが西側正面にあることによる臭いの影響は風向き次第でありそうですが、西側も比較的低い建物で構成されていますし、視界的な魅力の高いポジションですね。

一方、間取り的には残念に感じる部分が少なくありません。
北東側の歪な造りは用途地域が影響したもので(東側は高さ制限の厳しい一低になるので商業地域に沿ったフロア形状になっている)、仕方のない部分はあるものの、せっかくの「北側の抜け」が活きているとはいえないプランニングなのです。

この専有部形状だとLDを二面採光にするのは非常に難しいでしょうし、一面採光でも西側開口部にしっかりとした幅のあるものを設けているあたりは評価出来る点なのですが、洋室1には北側開口部が設けられていません。

洋室2室はいずれもリビングインながらウォールドアなどが採用されていないので気軽にLDと一体利用することが出来ませんし、全体的に柱の食い込みがかなり目立った造りなのも気になりますね。

廊下に窓が設けられているのは良い点ではあるのですが…。

坪単価は446万円。同じ目白駅徒歩10分(目白通りの南側の一低エリア)で2018年に分譲されたオープンレジデンシア目白御留山の50㎡台(北向き)は坪単価400万円を切るぐらいの水準からありましたが、こちらは上述のように眺望的な魅力の高い上層階になるので違和感のある水準ではないでしょう。

ただ、そのように眺望を活かしきれていないと感じるプランはやや疑問ですし、柱の食い込みによる効率性の悪さやガソリンスタンドが正面にあるポジションなどを加味するともう少し目に優しい水準であって欲しかったとは思いますね。

2LDKとしては面積も大き目でグロスが約8,000万円と嵩んでいるのも気になる材料になります。

※コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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