クレストプライムレジデンスプロムナード七番街【3の次は7!新川崎駅に最も近い新街区】10階75㎡5,978万円(坪単価262万円)

クレストプライムレジデンスのプロムナード七番街。

所在地:神奈川県川崎市幸区新小倉545-52他(地番)
交通:矢向駅徒歩8分、新川崎駅徒歩14分(共通物件概要より)
用途地域:準工業地域
階建・総戸数:地上15階地下1階建、678戸

2015年のアベニュー街区(壱番街)の分譲開始から早5年、そのアベニュー街区の壱番街(421戸)、弐番街(309戸)、参番街(261戸)と進んでいたのですが、4~6をすっ飛ばしてこちらプロムナード街区の七番街というのはちょっと予想外でした。

大まかに言うと約63,000㎡の広大な敷地の南側から北側に向かって1~7が付されているので、この七番街はこれまでの1~3とは離れて位置にあり、その間の4~6の3棟に関しては現状あくまで「予定」という扱いで建築確認自体未取得の状況になります。そのため、そこが出来ないうちは1~3番街とは随分離れたポジション(※)になるのですが、参番街の隣のセンターパーク(広大な芝生広場)からはそれほど離れておらず緑豊かな敷地内の遊歩道経由でのアクセスが可能ですね。

七番街の北側は小倉こ線橋に面しており、新川崎方面への最短アクセスは本来ならばこ線橋に歓談で上がってのアクセスにはなるのですが、当物件はこ線橋へのアクセス性を高めるためにわざわざエレベーター棟まで設けており、立地なりに最大限の配慮がなされていると感じます。この七番街が始まるまでは「新川崎駅が徒歩19分(全体概要)」だったはずで、新川崎駅側に七番街ができ「敷地端」が新川崎駅側に伸びることで表示上5分短縮されたようですね。

1~3番街は敷地内通路やエレベーター棟が出来てもいずれにしろ新川崎駅までは遠いのに対して、こちら七番街は敷地北端、かつ、新川崎駅側になる北側にメインエントランスが設けられていることは、少なからず魅力になるでしょうね。矢向駅までの距離は1~3番街とそれほど変わらなさそうですし、駅へのアクセス性に関してはやはりこの七番街が最も魅力が高そうですね。

まぁ、そもそも最終的には約2,500戸(※)になるわけですからシャトルバスぐらい飛ばせはいいじゃんという話ではあるのですが(笑)。

ちなみに、七番街の西側隣接地には公立小学校が新設開校予定なのですが開校予定が2023年"以降"ってところはひっかかりますね…。それが出来るまでの通学校は小倉小学校で徒歩12分の距離感になるので子供の足だとわりと遠いです。

なお、延々と分譲を続けている感のある棟物件ですが、およそ5年かけて1~3番街の約1,000戸が供給されており(各年ほぼほぼ200戸程度であることが確認出来ており何気に安定して供給出来ています。基本的に要望が入った分を売っているので契約率は100%)、このペースで行くと2,500戸完売は7~8年後でしょうか。現在、ホームページのトップには「10年の時を越えて進化する街」というキャッチフレーズが躍っているのですが、これって高度な自虐ですか(笑)。

前回までのクレストプライムレジデンス

公式ホームページ
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お部屋はエアリーコートの75㎡の3LDK、北西角住戸です。七番街は西向きのエアリーコートと東向きのブライトコートの2棟で構成されており、エアリーコートの西側はグランプロムナードを挟みその新設小学校予定地になっているので、将来的には小学校の敷地を眼下に見下ろすポジションになります。

この上層階住戸ならば小学校の校舎を越える高さになるのは間違いないところで、その先にも低層の住宅街が広がるポジションになるので、富士山ビューなど眺望面での魅力も高いお部屋になります。

間取りは、3月に行われた川崎市民優先分譲(事実上の第1期)50戸の中で最も大きなものです。

75㎡は角住戸としてはけして大きなものとは言えませんが、田の字ベースのプランニングで玄関廊下を一直線としているので効率性はまずまずで、玄関前に門扉付の大きなポーチ、また、バルコニーも西側だけでなく北側・東側にも設けられているのでそのあたりを有効活用することで専有面積以上の使い勝手が期待出来ます(本来バルコニーにはあまりモノを置いたりは出来ないわけですが…)。

柱がほぼアウトフレーム化されていることも功を奏してか収納をかなり充実させることが出来ていますし、東方向の線路を加味し、東側や北側の開口部に二重サッシが採用されている点も良い材料になりますね。

坪単価は262万円。およよ…。アベニュー1~3番街はいずれの棟も平均坪単価約215~220万円ほどの狭いレンジに収まっていたので(条件の良いお部屋でも240~250万円ほど)、当物件の平均240~250万円という水準はそれらと比べ明らかに強めですね。

川崎市民優先分譲(事実上の第1期)はコロナショックまだ深刻化する前でしたので分からんではないですし、新川崎駅へ最も近いポジションであることが加味されてのものだと思います。ただ、とはいえ新川崎駅までは徒歩14分の距離がありますし、上述のように南に面しているのは一部の角住戸のみになる配棟で南向き住戸率がこれまでの中で最も低い物件であることを考えると強気な印象が拭えません。

2~3番街の南向きのお値段がこちらに比べ控えめだったのは敷地の東西を貫く高圧線の影響が多少考慮されていたところもあったとは思いますが、このご時世にほとんど南向きでない678戸をこの単価帯で売るのはかなり大変なのではないでしょうか。

※コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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