ザ・パークハビオ碑文谷【外観デザインを考慮した個性あるプラン】10階60㎡314,000円（坪賃料17,318円）

ザ・パークハビオ碑文谷。【賃貸版】になります。

所在地：東京都目黒区碑文谷4-15-18
交通：都立大学駅徒歩11分、学芸大学駅徒歩12分
用途地域：第一種住居地域
階建・総戸数：地上10階建、総戸数44戸
築年：2020年

さて、2020年年明けから次々と誕生しているザ・パークハビオの1つになります。
年初というのは年度末の引っ越し需要に対応するため新築賃貸マンションが誕生しやすい時期ではあるのですが、今年のザ・パークハビオは例年以上に豊富なラインナップです。

当物件は惜しくも駅徒歩10分を超えてはしまいますし、目黒通り沿いになるので静かな環境ではないものの、イオンスタイル碑文谷が至近となるのは大きな魅力と言えるでしょう。

イオンスタイル隣接のポジションでは2017年にプロスタイル学芸大学が分譲されていますが、その物件同様に目黒通り沿いのバス停（目黒駅等へアクセス可能）までも近いですし、駅距離以上の「利便性」を感じることができる物件と言えるでしょうね。

設計・施工は日本国土開発です。
日本国土開発は三菱地所の分譲マンションであるザ・パークハウス碑文谷一丁目やザ・パークハウス碑文谷三丁目にも携わっているぐらいですし、他社物件も含め高額ラインでの実績が豊富な名の通ったゼネコンになります。

「ザ・パークハビオ」シリーズは高級賃貸とは言えどもそこまで高級感のある設えになることはないのであまり期待していなかったのですが、当物件は高級住宅街である碑文谷の物件、また、目黒通り沿いということで近隣住民の目に留まりやすいということも考慮されてか「ザ・パークハビオ」の中では印象に残るデザインが採用されていると感じますね。

外観は打放しが珍しいほどに多様されていますし、目黒通り沿いになる北西側のバルコニー周りがかなり特色ある形状（以下のプラン部分で詳細を記述）になっているので近隣では結構目立つ存在になるのではないでしょうか。

公式ホームページ

お部屋は60㎡の2LDK、北角住戸です。北東側はそう遠くないところにそのイオンスタイルの高い建物があるので視界が妨げられはするものの、北西側は目黒通りであり、目黒通りの向かいも戸建などを中心とした低層住宅街になっているので、この上層階住戸からの視界はかなり魅力的なものになります。

間取りとしては、7～10階の上層4フロアのみに設計された物件内で最も大きなものになります。

当物件は20㎡台が中心ですが、30㎡台～50㎡台（このプランは四捨五入すると60㎡だが、わずかに60㎡に達していない）までそれなりに幅のある面積帯になっていますね。

注目すべきはやはりバルコニー周りでしょうか。
賃貸物件ということも影響してか柱の食い込みが目立つ設計（南向き住戸（4階までしかない）の部分はアウトフレーム化されています）なのですが、上述のように目黒通り側を向いたこのバルコニーはデザイン面で大きな役割を担っており、バルコニー中央部を上下に走る縦ルーバー、そして、ベッドルームのところだけ窪ませ、かつ、2つの窓を設けた設計などもデザインを加味したものに外なりません。

約60㎡は2LDKとしては大きい方であり、そのわりにLDKが12.7畳しかない点、ベッドルーム2が4.4畳と小さく、かつ、歪な点、そして、浴室が1418でなく1317である点などは気になるところではあるものの、収納は充実していますね。

ベッドルーム1も7.1畳と大きいですし、主寝室周りを重視したい方には向いているプランだと思います。

坪賃料は17,318円。柱の食い込みの影響などもあってか60㎡のわりにはLD周りを中心としてゆとりを感じにくい設計のため優に30万円を超える賃料設定は高く感じます。

この物件に限ったことではないのですが、ザ・パークハビオは基本的に床暖房がついていないですし、いわゆる分譲賃貸のケースとは専有部のグレード感にもかなり差がありますしね。

ちなみに、グロス賃料が控えめになる20～30㎡台の上層階は坪賃料18,000円ほどなので多少はこなれた水準ではあるのですが、60㎡との面積差（グロス差）はかなり大きいわけでもっと単価差があるのが相応だったと感じます。
まぁ、この面積帯は物件内で4戸しかないことも考慮されてのものなのでしょうが…。

設備仕様面は、エアコンこそ備わっていますが、ディスポーザーや水回りの天然石天板仕様どころかトイレ手洗いカウンターや食洗機すらないシンプルな賃貸仕様になります。

駐車場は6台で、建物1階部分の平置なので使い勝手の良いものです。