ヴォーガコルテ王子神谷弐番館【エリア内では珍しい良好な地】1階56㎡4,490万円(坪単価265万円)
ヴォーガコルテ王子神谷弐番館。
所在地:東京都北区王子5-14-4
交通:王子神谷駅徒歩4分
用途地域:第一種住居地域
階建・総戸数:6階建、41戸
今回取り上げるお部屋の売主はダイナセルですが、「ヴォーガコルテ」自体はPIMの投資マンションブランドであり、メインのワンルームを除いた大きめの6戸のお部屋が一括でダイナセルに譲渡された結果の分譲になるようです。
先日のザ・パークハビオ駒込同様、こちらも北区の物件になりますのでワンルームマンション条例上、「一定数の55㎡以上」を設けることが要求されており、それらの販売の目途が立たなかったがゆえの一括譲渡なのでしょうね(ワンルーム投資マンションデベロッパーにとってワンルーム以外の大き目のお部屋を売るのは簡単なことではないのでわりとよくあるケースです)。
立地としては東京成徳学園の大きな敷地の西向かいで、王子神谷駅は徒歩4分と駅にほど近いポジションになります。
王子神谷駅界隈の分譲マンションの大半が北本通り沿いとなる中、当物件は比較的落ち着きのある内側ポジションで、近隣には神谷堀公園、王子五丁目公園、豊島馬場遺跡公園、そして隅田川テラスまでもほど近い交通利便性と環境面を高いレベルで両立した物件と言えるでしょう。
通学区の王子第一小学校(旧校舎と同じ位置で改築中なので、現在は旧桜田小学校のところに移転中)は令和3年に新校舎が完成予定で、当物件からはほど近いポジションになるわけですし、土地を取得するデベロッパー次第ではファミリータイプ中心の物件になっていても何らおかしくないぐらいのポジションだと思いますね。
設計は叶デザイン、施工はリンク・トラストです。
二重床が採用されてはいるものの、スラブ厚は180mmと一般的な200mmと比べ薄くなっています。
基本的にはワンルーム投資マンションで、スケール的にも大きなものではありませんのでホワイトとグレーのツートンデザインになっている以外はそれほど目立つ部分はありません。
ただ、東と西の二方接道の地なので両面からアクセスできる設計になっているのは良いですし、内廊下設計であることも1つのポイントにはなるでしょう。
公式ホームページ

お部屋は56㎡の2LDK、北東角住戸です。当物件の敷地形状はL字であり、当住戸のポジションはいずれの方角も接道していません。ただ、前建はいずれも戸建なので圧迫感は大きくなく、わりと大きなテラスが付いていることからもお分かりのように最低限の離隔は図れています。
間取りとしては、「ベース」が投資マンションということもあり柱の食い込みは目立ちますし、角住戸ながら洋室1室が行灯部屋になったベッドルームからも少々無理したプランであることは否定できません。
ただ、その一方で玄関周りにかなり特徴のあるプランで、効率性を追求しつつも広がりの玄関スペース、また、非常に大きなシューズインクロークが施されている点は悪くないでしょう。
坪単価は265万円。条件の良い上層階住戸は坪単価320~330万円という水準ですので、やや強引な配置の1階住戸なりのお値段設定にはなっているようですね。
間にダイナセルを挟むことになった分、多少なりとも価格が高くなっている可能性が高く(仮にPIMが原価に近い金額でダイナセルに譲渡していたとしても人件費・諸経費は二重になる部分があるでしょう)、けして安いとは思いませんが、上述のようにこの界隈では立地が優れているのでブランド力に欠けるなりのところはあるのかなと。
ただ、以下のように設備仕様面は弱いですし、共用面もいわゆるワンルーム投資マンションの範疇になることを考えるともっと価格で勝負して欲しい印象ではありますね。
設備仕様面は、ディスポーザーや水回りの天然石天板仕様はもちろんありませんし、食洗機、トイレ手洗いカウンター、そして床暖房すらもないシンプルなものになります。
管理費は210円/㎡。ディスポーザーはありませんが、小規模、かつ、内廊下(この単価なので冷暖房などのない換気のみ内廊下と思われます)での水準ですので悪くはないでしょう。
※コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
所在地:東京都北区王子5-14-4
交通:王子神谷駅徒歩4分
用途地域:第一種住居地域
階建・総戸数:6階建、41戸
今回取り上げるお部屋の売主はダイナセルですが、「ヴォーガコルテ」自体はPIMの投資マンションブランドであり、メインのワンルームを除いた大きめの6戸のお部屋が一括でダイナセルに譲渡された結果の分譲になるようです。
先日のザ・パークハビオ駒込同様、こちらも北区の物件になりますのでワンルームマンション条例上、「一定数の55㎡以上」を設けることが要求されており、それらの販売の目途が立たなかったがゆえの一括譲渡なのでしょうね(ワンルーム投資マンションデベロッパーにとってワンルーム以外の大き目のお部屋を売るのは簡単なことではないのでわりとよくあるケースです)。
立地としては東京成徳学園の大きな敷地の西向かいで、王子神谷駅は徒歩4分と駅にほど近いポジションになります。
王子神谷駅界隈の分譲マンションの大半が北本通り沿いとなる中、当物件は比較的落ち着きのある内側ポジションで、近隣には神谷堀公園、王子五丁目公園、豊島馬場遺跡公園、そして隅田川テラスまでもほど近い交通利便性と環境面を高いレベルで両立した物件と言えるでしょう。
通学区の王子第一小学校(旧校舎と同じ位置で改築中なので、現在は旧桜田小学校のところに移転中)は令和3年に新校舎が完成予定で、当物件からはほど近いポジションになるわけですし、土地を取得するデベロッパー次第ではファミリータイプ中心の物件になっていても何らおかしくないぐらいのポジションだと思いますね。
設計は叶デザイン、施工はリンク・トラストです。
二重床が採用されてはいるものの、スラブ厚は180mmと一般的な200mmと比べ薄くなっています。
基本的にはワンルーム投資マンションで、スケール的にも大きなものではありませんのでホワイトとグレーのツートンデザインになっている以外はそれほど目立つ部分はありません。
ただ、東と西の二方接道の地なので両面からアクセスできる設計になっているのは良いですし、内廊下設計であることも1つのポイントにはなるでしょう。
公式ホームページ

お部屋は56㎡の2LDK、北東角住戸です。当物件の敷地形状はL字であり、当住戸のポジションはいずれの方角も接道していません。ただ、前建はいずれも戸建なので圧迫感は大きくなく、わりと大きなテラスが付いていることからもお分かりのように最低限の離隔は図れています。
間取りとしては、「ベース」が投資マンションということもあり柱の食い込みは目立ちますし、角住戸ながら洋室1室が行灯部屋になったベッドルームからも少々無理したプランであることは否定できません。
ただ、その一方で玄関周りにかなり特徴のあるプランで、効率性を追求しつつも広がりの玄関スペース、また、非常に大きなシューズインクロークが施されている点は悪くないでしょう。
坪単価は265万円。条件の良い上層階住戸は坪単価320~330万円という水準ですので、やや強引な配置の1階住戸なりのお値段設定にはなっているようですね。
間にダイナセルを挟むことになった分、多少なりとも価格が高くなっている可能性が高く(仮にPIMが原価に近い金額でダイナセルに譲渡していたとしても人件費・諸経費は二重になる部分があるでしょう)、けして安いとは思いませんが、上述のようにこの界隈では立地が優れているのでブランド力に欠けるなりのところはあるのかなと。
ただ、以下のように設備仕様面は弱いですし、共用面もいわゆるワンルーム投資マンションの範疇になることを考えるともっと価格で勝負して欲しい印象ではありますね。
設備仕様面は、ディスポーザーや水回りの天然石天板仕様はもちろんありませんし、食洗機、トイレ手洗いカウンター、そして床暖房すらもないシンプルなものになります。
管理費は210円/㎡。ディスポーザーはありませんが、小規模、かつ、内廊下(この単価なので冷暖房などのない換気のみ内廊下と思われます)での水準ですので悪くはないでしょう。
※コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。