サングランデ八王子【駅徒歩6分×全戸南向き】75㎡5,478万円(坪単価241万円)
サングランデ八王子。
所在地:東京都八王子市寺町56-2(地番)
交通:八王子駅徒歩6分、京王八王子駅徒歩10分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:15階建、56戸
京成電鉄の「サングランデ」シリーズは京成線の通る千葉エリアや葛飾・江戸川・足立区などのエリアでみられるのですが、突然のこの八王子ということでちょっと驚きましたね。
当物件は事業協力として京王不動産が名を連ねているのはそのあたりが関係してのものなのでしょう。
ポジションは、JR東日本八王子支社跡地の北側、みさき通りに面したところになります。
南側のJR跡地は約4,800㎡もの大きな土地であり、それなりの高さのあるものが立つ可能性が高く、このタイミングだとかなり不確実性が高いのが玉に瑕ではあるものの(※)、内容次第ではこの物件にお住まいになる方にとってもメリットになるはずです。
※北側のプレシス八王子はこの物件が出来ることで南面にかなり大きな影響を受けるわけで、当物件が仮に塞がれることになっても因果応報とも言えますけども…。
なお、少なくとも現状は南面の抜けがあり、近いところを線路が通るがゆえの賑やかさも不可避です。ただ、八王子駅は南口の住居系地域(第一種住居地域や第二種中高層住居地域)にはマンションがほとんど存在していませんし、徒歩5~6分での現状のこのバランスは悪くないでしょう。
京成電鉄が”ホーム”とはかけ離れたポジションで分譲するに至ったのも分からんではありません。
ちなみに、通学校は第三小学校で徒歩6分の距離感になります。
公式ホームページ

お部屋は75㎡の3LDK、南西角住戸です。そのように少なくとも現状は南面が開けたポジションで、一昨年誕生した線路の向かいのレーベン八王子GRANDSAGEも10階建なのでこの上層階住戸からの視界抜けはかなり広域に及びます。
間取りは70㎡台が中心になった物件内でも最も大きなものになります。
梁(柱と柱を結ぶライン)の西側に洋室2を付け加えた感じの設計で(ありがちではあるが、居室配置的にはあまりいいものではない)、せっかく条件の良い角住戸ながらLDが角位置(二面採光)でないのは残念ではあるものの、洋室2にはコーナーサッシが採用されているのは魅力の1つでしょう。
洋室2の扉はLDと一体利用が容易な引き戸(ウォールドア)設計になっていると良かったと思います。ただ、LDは単体でも12畳の大きさがありますし、南側にワイドなサッシが採用されているのでこの形もありっちゃありでしょうね。
読者の方ならばよ~くお分かりのようにそのLDの12畳はLDの入口付近の実質的な廊下部分を含んでのものになるわけですし、その中途半端なスペースを活用することを考えると洋室3の引き戸を大きく開け放てるタイプにするという選択肢もあったとは思います。
また、そのLDの入口付近の事実上の廊下部分を含めると角住戸なりに廊下による面積消費はそれなりではあるものの、柱のアウトフレームはまずまずですし、キッチンと洗面所が2WAYになったことによる空間的な広がりも得られるであろうプランですね。
坪単価は241万円。物件平均は220万円ぐらいでしょうか。甲州街道沿い駅徒歩7分のサンクレイドル八王子横山町の平均坪単価が約210万円ですので分からんではありません。ただ、線路の向かい同じ寺町徒歩6分のレーベン八王子GRANDSAGEは平均坪単価約195万円(近年にしては目に優しい水準だったこともあり完売が早かったと記憶しています)という水準で、少なくともこのエリアではネームバリューを感じない「サングランデ」であることを考えるともう少し目に優しい水準であって欲しかった印象ではありますね。
上述のように「南面の不確実性」という重大な要素があるわけですしね。
このお部屋は眺望が望める上層階角住戸ですので物件平均に比して違和感のある単価設定ではないものの、この階でも将来的に南方向の視界が維持されるかは不透明ですし、しっかり目の面積帯を確保していることでグロスが5,000万円台中盤にまで嵩んでしまっているのも少々気になる材料でしょうか。
簡単なことではありませんが、ブランドなどの物件属性や駅徒歩6分ということを考えると70㎡にギリギリ乗せたぐらいのより効率性を高めたプランの方がニーズを生み出しやすかったかもしれませんね。
南東角住戸がまさにそんな感じなのでプランバリエーションも考慮した結果、このようなプランになっているのだとは思いますが…。
※コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
所在地:東京都八王子市寺町56-2(地番)
交通:八王子駅徒歩6分、京王八王子駅徒歩10分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:15階建、56戸
京成電鉄の「サングランデ」シリーズは京成線の通る千葉エリアや葛飾・江戸川・足立区などのエリアでみられるのですが、突然のこの八王子ということでちょっと驚きましたね。
当物件は事業協力として京王不動産が名を連ねているのはそのあたりが関係してのものなのでしょう。
ポジションは、JR東日本八王子支社跡地の北側、みさき通りに面したところになります。
南側のJR跡地は約4,800㎡もの大きな土地であり、それなりの高さのあるものが立つ可能性が高く、このタイミングだとかなり不確実性が高いのが玉に瑕ではあるものの(※)、内容次第ではこの物件にお住まいになる方にとってもメリットになるはずです。
※北側のプレシス八王子はこの物件が出来ることで南面にかなり大きな影響を受けるわけで、当物件が仮に塞がれることになっても因果応報とも言えますけども…。
なお、少なくとも現状は南面の抜けがあり、近いところを線路が通るがゆえの賑やかさも不可避です。ただ、八王子駅は南口の住居系地域(第一種住居地域や第二種中高層住居地域)にはマンションがほとんど存在していませんし、徒歩5~6分での現状のこのバランスは悪くないでしょう。
京成電鉄が”ホーム”とはかけ離れたポジションで分譲するに至ったのも分からんではありません。
ちなみに、通学校は第三小学校で徒歩6分の距離感になります。
公式ホームページ

お部屋は75㎡の3LDK、南西角住戸です。そのように少なくとも現状は南面が開けたポジションで、一昨年誕生した線路の向かいのレーベン八王子GRANDSAGEも10階建なのでこの上層階住戸からの視界抜けはかなり広域に及びます。
間取りは70㎡台が中心になった物件内でも最も大きなものになります。
梁(柱と柱を結ぶライン)の西側に洋室2を付け加えた感じの設計で(ありがちではあるが、居室配置的にはあまりいいものではない)、せっかく条件の良い角住戸ながらLDが角位置(二面採光)でないのは残念ではあるものの、洋室2にはコーナーサッシが採用されているのは魅力の1つでしょう。
洋室2の扉はLDと一体利用が容易な引き戸(ウォールドア)設計になっていると良かったと思います。ただ、LDは単体でも12畳の大きさがありますし、南側にワイドなサッシが採用されているのでこの形もありっちゃありでしょうね。
読者の方ならばよ~くお分かりのようにそのLDの12畳はLDの入口付近の実質的な廊下部分を含んでのものになるわけですし、その中途半端なスペースを活用することを考えると洋室3の引き戸を大きく開け放てるタイプにするという選択肢もあったとは思います。
また、そのLDの入口付近の事実上の廊下部分を含めると角住戸なりに廊下による面積消費はそれなりではあるものの、柱のアウトフレームはまずまずですし、キッチンと洗面所が2WAYになったことによる空間的な広がりも得られるであろうプランですね。
坪単価は241万円。物件平均は220万円ぐらいでしょうか。甲州街道沿い駅徒歩7分のサンクレイドル八王子横山町の平均坪単価が約210万円ですので分からんではありません。ただ、線路の向かい同じ寺町徒歩6分のレーベン八王子GRANDSAGEは平均坪単価約195万円(近年にしては目に優しい水準だったこともあり完売が早かったと記憶しています)という水準で、少なくともこのエリアではネームバリューを感じない「サングランデ」であることを考えるともう少し目に優しい水準であって欲しかった印象ではありますね。
上述のように「南面の不確実性」という重大な要素があるわけですしね。
このお部屋は眺望が望める上層階角住戸ですので物件平均に比して違和感のある単価設定ではないものの、この階でも将来的に南方向の視界が維持されるかは不透明ですし、しっかり目の面積帯を確保していることでグロスが5,000万円台中盤にまで嵩んでしまっているのも少々気になる材料でしょうか。
簡単なことではありませんが、ブランドなどの物件属性や駅徒歩6分ということを考えると70㎡にギリギリ乗せたぐらいのより効率性を高めたプランの方がニーズを生み出しやすかったかもしれませんね。
南東角住戸がまさにそんな感じなのでプランバリエーションも考慮した結果、このようなプランになっているのだとは思いますが…。
※コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。