パークアクシス大塚ステーションゲートタワー【光のゲートをくぐる印象的なアプローチ】8階34㎡166,000円(坪賃料15,943円)

続けて、パークアクシス大塚ステーションゲートタワー。

設計・施工は鴻池組です。制振や免震などの特別な構造が採用されていないとはいえ、準大手的なネームバリューのある鴻池組を使っているあたりはやはり”タワマン”らしいところでしょう。

外観に関してはシンプルながらも三井のタワマンらしい正統派な印象のあるもので、周囲に高い建物のない大塚駅においては余計に存在感のあるものになります。

ランドプラン上のポイントはエントランスが西側通り沿いからかなり奥まったところにある点です。

1階部分が店舗(くすりの福太郎)になっていることとの兼ね合いもあるのでしょうが、光のゲートをくぐり両サイドに植栽が施されたアプローチを経由するという特色ある設えはなかなか素敵ですね。

なお、2~3階も店舗なので4階がレジデンスの共用階になっており、メールコーナーなどの必需品だけでなくラウンジが用意されているあたりもタワマンらしい点になるでしょう。
各階ごみ置場がないのは残念ですが、共用廊下は内廊下設計になっています。

前回のパークアクシス大塚ステーションゲートタワー

公式ホームページ
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お部屋は34㎡の1LDK、南向き中住戸です。南側は線路でしかも高架なので結構近く感じるかもしれません。神経質な方でなければ窓を閉めている限りはそれほど問題ないものと思われますが、二重サッシになっていないあたりは賃貸マンションらしい点にはなるのかなと。

ただ、日照に関しては申し分なく、音に寛容でお日様大好きな方には魅力的なポジションでしょうね。

間取りは、先ほどのプランとは10㎡以上小さなコンパクトな1LDKになります。
LDKが行灯部屋、かつ、引き戸の開きも2枚分のみという少々の難しさ(強引さ)を感じるプランではあるものの、玄関周りが広がりのある設計になっているのは評価できる点でしょうか。

玄関前にはアルコーブ的な窪みはなく、いわゆる分譲マンションなどの内廊下とは造りが異なりますが、20㎡台のワンルームが過半数を占める物件ですので致し方ないでしょうね。

坪賃料は15,943円。小さな開口部は残念で間取りは魅力的とは言い難いものの、効率性が悪いわけではないので、お日様が好きでこの大塚駅前の利便性に何よりも魅力を感じる方にとってはリーズナブルな方だと思います。

設備仕様面は、スケールはあっても最大でも40㎡台のコンパクトマンションということでディスポーザーはなく、さらに床暖房やトイレ手洗いカウンターもない非常に賃貸らしい仕様になります。

賃料単価からするとトイレ手洗いカウンターぐらいはあって欲しかったですね。

駐車場は29台で機械式になります。駅前ですしコンパクトプランばかりなのでこの台数でも多めの印象があります。

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