ヴァースクレイシア三鷹【プランは悪くないが…】1階30㎡3,690万円(坪単価404万円)

ヴァースクレイシア三鷹。

所在地:東京都三鷹市下連雀3-12
交通:三鷹駅徒歩6分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:9階建、50戸

20㎡台のワンルームが中心となった”クレイシア三鷹”と30㎡台以上のヴァースクレイシア三鷹が1つになったこのシリーズお馴染みのケースになります(エントランスには2つのマンションのサインが施されます)。

立地としてはさくら通りから1本入ったところで、三鷹駅の徒歩6分にしてはかなり落ち着きのある方と言えるでしょう。

三鷹駅が近いゆえの利便性の高さはもちろんのこと、井の頭公園まで徒歩10分という距離感も大きな魅力になるポジションですね。

設計は飯島建設設計事務所、施工は合田工務店です。

ワンルームが中心となった小ぶりなスケールの物件ですので大きな特長はありません。
ただ、外観はバルコニー手摺を2パターンとすることでコントラストを出していますし、エントランス周りも間接照明をふんだんに用いた分譲マンションとして大きな違和感のないものですね。

公式ホームページ
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お部屋は30㎡の1LDK、南向き中住戸です。南側隣接地に4階建のある1階住戸なので冬場の日照には影響がありそうです。

ただ、1階住戸なりにしっかりとした大きさの専用庭(テラス)が付いていて、専有面積以上のゆとりを感じることが出来そうなプランですね。

30㎡を少し超えたに過ぎない小さな1LDKですので1室1室はかなり小さくはあるものの、洋室の引き戸を開けば11.3畳の空間になりますし、その先に大きな専用庭(テラス)が広がっているわけですからね。

LDから洋室にかけて連窓サッシが採用されていると雰囲気は大分変わったと思いますし、その点は少し残念です。しかしながら、柱の影響も少なく30㎡の1LDKとしてはバランスよく纏まっている印象でしょうか。

坪単価は404万円。30㎡ほどにまで面積を絞っただけのことはある強めの水準ですね。当物件のノンワンルームは全てこれと同じ30㎡ほどの面積帯であり、上層階の角住戸は坪単価460万円ほどになるというかなり立派な単価帯です。

いずれの物件も”30㎡の狭小1LDK”はなかったはずですが、より三鷹駅に近いポジションで近年供給されたコンパクトプラン中心の物件ネベル三鷹ベルジュール三鷹ステーションハウスよりも高い水準ですからね。

このシリーズの多くはブランド力に欠ける点などが考慮されてか、わりと現実的なお値段設定になっているので、余計に残念に感じます。

設備仕様面は、他のこのシリーズ同様に淡泊なもので特筆すべきものは見当たりません。
ディスポーザーはスケール的になくて当然ではあるものの、単価帯を考えれば床暖房、食洗機、トイレ手洗いカウンターぐらいはあって欲しいところでしょうね。。

管理費は292円/㎡。外廊下、かつ、ディスポーザーなしですが、この小ぶりなスケールではやむなしな水準でしょう。

なお、駐車場はありません。

※コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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