リビオ府中寿町【モアトリエ×ファミリースペース】1階70㎡5,990万円(坪単価282万円)

続けて、リビオ府中寿町。

設計は自由建築設計事務所、施工は新日本建設、そしてデザイン監修はUDSです。

UDSはパークホームズ四谷ザ・レジデンスなどの三井物件でその手腕を如何なく発揮している印象なのですが、近年はモリモトのピアース浅草、そしてこの日鉄興和不動産のフラッグシップブランド物件「グランリビオ千代田平河町」にも起用されていました。

ここはグランリビオ千代田平河町とは立地条件や価格が大きく異なるものの、緑を意識した空間造りには共通点があり、フロア中央部には2つの中庭(というか坪庭)も施されています。

また、エントランスホール(ラウンジ)は図面上は総戸数34戸なりの小ぶりな印象にはなるのですが、道路沿いからガラスを介して中庭(坪庭)までを望める(丸見えな感じではなく、いい塩梅で見えるようになっている)緩いつながりがあるので、面積よりも広く感じることが出来るのではないでしょうか。

前回のリビオ府中寿町

公式ホームページ
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お部屋は70㎡の3LDK、南向き中住戸です。南側正面方向は焼肉きんぐの建物からは外れて駐車場になってくる敷地西寄りの南向き住戸なので、1階でも条件は悪くありません。南西側にはコープの建物がありますが、日照への影響も小さいでしょう。

間取りの最大の特徴はやはりテラス付の1階住戸である点でしょう。
専用庭があるわけではありませんし、テラスもやや小ぶりではあるものの、南面条件良好な府中駅徒歩6分の地でのテラスはやはり貴重な存在であり、利便性は捨てたくないがテラスなどのある1階住戸に魅力を感じる方にとってはバランスの取れたお部屋と言えると思います。

こちらのプランにはモアトリエはありませんが、やはりファミリースペースがLD入口付近に用意されており、特に小さなお子さんのいらっしゃるご家庭では役に立ちそうな使い勝手の良い「+α」スペースと感じますね。

やはり南側には柱の食い込みが見られはするものの、共用廊下側は抑えられていますし、こういったファミリースペースの存在も相まって効率性と言う意味でも魅力あるものに仕上がっている印象を受けるプランです。

残念なのはLDの開口部でしょうか。テラスに向かってサッシ0.5枚分でもいいのでもう少し開口部幅が確保出来ていると良かったですね。

坪単価は282万円。このご時世なりのしっかりとしたお値段設定であるのは確かです。
ただ、1階住戸の中ではかなり条件の良いものと言えますし、小学校が目の前となるマンションでやんちゃなお子さんのいらっしゃるご家庭にとっては「下階に迷惑をかけることのない1階住戸」は余計に魅力があることを考えても違和感はないでしょう。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーはありません。ただ、食洗機、トイレ手洗い器はついており、浴室照明もダウンライトとなるなど単価帯的に違和感のないものと言えます。

管理費は235円/㎡。外廊下、かつ、ディスポーザーなしですが、総戸数34戸ならば平均的な水準と言えるでしょう。

駐車場は全14台で身障者用の1台(平置)を除いた13台が機械式です。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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