ルピアコート大宮フィオーレ【敷地面積約3,000㎡のスケールメリット×高いデザイン性】3階77㎡5,148万円(坪単価222万円)

続けて、ルピアコート大宮フィオーレ。

設計は長谷建築設計事務所×ファーストコーポレーション、施工はファーストコーポレーションです。
当物件の売主にはファーストコーポレーションも名を連ねていてファーストコーポレーションの特命受注案件でしょうか。

前回の記事でも書いたように敷地面積約3,000㎡という結構なスケールを有した物件で(3,000㎡というのは容積率が高く、かつ、高さも出すことが可能なエリアでタワマンを立てた場合には総戸数200戸超が可能なレベルです)、そのスケールも相まってかデザイン面での特長は少なくありません。

最大の特長と言えるのがエントランス両サイドの石積みで、積水ハウスのグランドメゾンシリーズ顔負けの大々的なものです。

歪な敷地形状も影響し歩車分離は今一つではあるものの、その石積みのゲートを経由するエントランスアプローチに奥行があるのは悪くないですし、木目の設えや間接照明をふんだんに用いたエントランスホールもデザイン性に富んだ高級感のあるものですね。

ポラスの物件は都内での供給が少ないので、私がお目にかかったことのない物件もわりとあると思うのですが、少なくとも私が見てきた中では最も高級感や工夫を感じる物件に仕上がっており、インタープランデザインセンターを起用していたルピアコート東大宮もしかりでここ最近のルピアコートのデザインへの力の入れようは目を見張るものがあります。

前回のルピアコート大宮フィオーレ

公式ホームページ
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お部屋は77㎡の3LDK、南向き中住戸です。南側は2階建中心の戸建エリアになりますので、日照はもちろんのこと視界抜けも出てくるぐらいのポジションになります。

間取りは、田の字プランの中住戸ながら押さえるべきところを押さえた気の利いたプランという印象ですね。

特に良いと思うのがバルコニー周りと玄関周りです。
スパンは一般的ながらもLDに3枚分のサッシ、玄関下足スペースにベビーカーなどを置ける凹み、さらに玄関を少し窪ませたことで中住戸ながら玄関前にポーチ的な空間を設けることが出来ている点も評価出来ますね。

また、柱の食い込みも最低限に出来ていますし、2WAYのファミリークロークなどといった収納面の充実も魅力の1つでしょうか。

また、中住戸ながら77㎡というしっかりとした面積を確保したプランで、洋室はこのご時世かなり珍しい最低5.9畳というゆとり設計が実現しているのも大きな特徴と言えるでしょうね。
(個人的にはもう少し洋室3室の大きさにメリハリを付けることでLDを14畳ぐらい確保した方が良かったような印象もありますが…)。

坪単価は222万円。当物件には東向きと西向きもあり、そういった中には坪単価200万円未満のお部屋もあるので、やはり最も魅力ある南向きのお部屋ということでそこそこの水準にはなっています。

グロス価格との兼ね合いで言えば75㎡4,998万円(坪単価220万円)や70㎡4,698万円(坪単価222万円)の方が引き合いが多かったのは間違いないところですが、この立地と南面条件ならばこのぐらいのグロスでもニーズはそれなりにはあるのでしょうね。

設備仕様面は、ディスポーザーや水回りの天然石天板仕様はありませんが、食洗機は付いていますし、キッチン背後に大型食器棚がもあるのも魅力的ですね。
もちろんルピアコートシリーズらしい工夫も盛りだくさんな物件で、小さなお子さんに配慮した壁コーナー部分の角丸仕上げ、小さなお子さんでも覗ける下部の玄関ドアスコープ(上部と下部に2つある)、ちょいおきレール(洗面室天井部)などなど一般的な物件では見られないものが数多くあります。

ちなみに、バルコニー戸境に採用されているハイパーテーション(背の高いペラボー)は個人的には視線がふせげる2m程度で十分と思っているのですが(上部が空いている方が斜め方向からの日照や採光でメリットがある)、それに加え下部がしっかりと閉じられていて隣戸側から水が流れてこないようになっているのはとても良い点だと思います。

管理費は155円/㎡。それなりのスケールがありながらもディスポーザーがないだけあってリーズナブルな水準ですね。もちろん外廊下ではありますが、ちょっと小ぶりな物件だと250円/㎡程度になることは何ら珍しいことではなくこの約100円/㎡の差は馬鹿にならない大きな差ですね。

駐車場は全45台で内訳は平置6台、機械式39台になります。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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