ヴェレーナ国分寺恋ヶ窪【個性ありまくりな南面形状】3階74㎡4,698万円(坪単価210万円)

続けて、ヴェレーナ国分寺恋ヶ窪。

設計はアイ・エー・シー、施工は大木建設、そしてデザイン監修はヴェレーナお馴染みインターデザインです。

ユーロ色を抑える傾向のある「ヴェレーナグラン」などではない通常のヴェレーナではあるのですが、前回の記事でもちらっと述べたようにコテコテのユーロデザインという感じではありません。

豊かな開口部による透明感とスクエア形状のキャノピーなどが特徴となった外観は、ユーロテイストでありながらもモダンさも兼ね備えたもので、デザイン性が年々高まっていると感じる近年のヴェレーナシリーズの中でも素敵なものではないでしょうか。

ユーロ云々以前にかなり力の入った特徴豊かなデザインなので長閑さもある当エリアでは少々浮いた印象すらあるのですが、色味は爽やかで一般的なものですし許容範囲内でしょう。

前回のヴェレーナ国分寺恋ヶ窪

公式ホームページ
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お部屋は74㎡の3LDK、南向き中住戸です。南側は戸建でこの階だと視界が抜けるか抜けないかぐらいの高さになるので日照に関しては何ら問題のないポジションです。

間取りは近年の中住戸にしては大き目の74㎡なのですが、”南側に凸になった分だけ大きい”とも言え、その特徴ありまくりな形状が最大のポイントとなるでしょう。

当物件の南側隣地境界線はほぼ直線上の一般的なものなので普通のデベロッパーの物件ではこのような専有部形状になることはありえません(普通に長方形の田の字プランでしょう)。

しかしながら、当物件は南面の外観デザインが考慮された結果このようになっているようで、洋室2の日照や採光を重視したい方には良いプランと言えるでしょうね。

洋室2が凸になった分、LDが奥まった位置になってしまっているのは少々気になる点ですが、斜めに開口部を設けてまで開口部を可能な限り確保しようとしているのはヴェレーナらしい粋なはからいと言えますし、洋室2の引き戸を開くことで大きな空間が実現出来るのも魅力でしょう。

一方で、共用廊下側の洋室2室の形状がかなり歪なのは気になりますが…。

坪単価は210万円。先ほどの角住戸と大きな差のない単価で面積的にも大差ないプランになるので4,000万円台中盤というグロスの嵩みは少々気になるところです。

当物件の中住戸はこの面積帯のものが多くなっており、グロスの嵩みを考慮すると70~71㎡ぐらいにして角住戸との価格差をもっと設けた方が良かったかもしれませんね(その方が多くの方のご予算に対応出来たはず)。

ちなみに、当物件の上層階には非常に個性的なメゾネットプランがあるのですが、80㎡台である点や階段による面積消費があることが考慮されこのお部屋との坪単価上の差はほとんどありません。

設備仕様面は、スケール的にディスポーザーはないですが、食洗機やミストサウナは付いています。また、この単価帯の物件でありながらキッチン天板が天然石なのはヴェレーナらしい点で高級感があっていいですね。

管理費は205円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、総戸数42戸というスケール感からすれば違和感はないでしょう。

駐車場は全18台で機械式になります。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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