ブランズ湘南台【引地川と遊水地への特等席】4階81㎡6,288万円(坪単価256万円)
ブランズ湘南台。
所在地:神奈川県藤沢市湘南台4-14-1(地番)
交通:湘南台駅徒歩8分
用途地域:第一種住居地域
階建・総戸数:地上5階地下2階建(建築基準法上)、51戸
クオス湘南台ステーションイーストの記事で言及したように、昨年末の相鉄延伸・直通により渋谷駅・新宿駅などの都心へのアクセス性が上昇しましたし、そもそも始発駅であることの魅力を考えるともっと日の目を浴びてもおかしくないと感じてしまう湘南台駅の物件です。
ポジションは、湘南台随一の大規模物件エスタテラ湘南台の北西側、引地川から少しだけ内側に入ったところですね。
エスタテラのような高さやスケール感はなく、駅徒歩5分圏内に比較的分譲マンションの多い湘南台駅では少々駅距離のあるポジションです。
しかしながら、引地川に向かっての傾斜が始まりかけたところ(相模野台地の丘上)に位置しており、駅からの道程はフラットアプローチ、そして春は桜並木も美しい引地川ビュー(西向き住戸)ということで視界面での魅力も少なくありません。
さらに、対岸では引地川の河川敷整備を利用した「下土棚遊水地上部利用計画(案※)」が進行中で、そちらも大きな魅力になりそうですね。
※河川の水害対策となる遊水地を平常時には緑地はもちろん、様々なスポーツ種目での利用やビオトープ、学習施設、高齢者世代の利用施設なども想定されています。
現状でも近隣には澁谷原公園(タコ公園)や円行公園のある環境良好な住宅エリアであり、駅徒歩8分とのバランスは悪くないでしょう。これから小学校に入学するお子さんのいるご家庭だと通学区の六会小学校が徒歩18分の距離感ということでかなり遠いのはちょっと残念ではありますが…。
スケールのある物件ではないものの、湘南台駅界隈での供給は近年総戸数50戸未満の小ぶりなものが多いですし、次の記事で言及するようにランドプランやデザイン面での特色も少なくない物件になります。
公式ホームページ

お部屋は80㎡超の3LDK、南西角住戸です。
当物件の敷地は東側と西側とで高低差があり(西傾斜)、敷地東側善行長後線沿いの高さに設けられたエントランスフロアが3階(建築基準法上の1階)、引地川寄りの敷地西側グラウンドレベルが1階(建築基準法上の地下2階)となっています。
そのため、この4階住戸でも建築基準法上では2階に過ぎないのですが、西方向のグラウンドレベルはそのように地下2階相当ですので、感覚的には一般的な4階住戸と大差ないものと言えるでしょう。
西~南西にかけては引地川との間に市営住宅がありますが、北西方向に引地川や計画進行中の遊水地エリアが一望、また、この住戸からの南方向は西側同様に一段低い土地になっていることもあり、前建を超えてくる南面良好なポジションでもありますね。
間取りは、日照と視界的な魅力を両立させた南西角なりの大きなものになっています。
ただ、居室配置は少々残念な印象を受けるのも事実ですね。
上層階はさておき、この中層階住戸だと北西方向の視界が最大の魅力になると思うので、LDが北西方向を望みづらい位置に設計されているのは残念です。
LDはバルコニー及び柱の影響で北西方向の視界が得にくく、南に面した角住戸であることを考えてももう少し気の利いた配置を心掛けて欲しかった印象にはなりますね。
南向きは順梁であるのに対して東向きとこの西向きの部分に関しては逆梁工法が採用されており、掃き出し窓(LD)のサッシ高が2.3mとかなり高くなっているのは魅力ではあるのですが…。
なお、80㎡超のプランらしく玄関周りに”広がり”を演出しながらも廊下を短めにした効率性の高さは大いに魅力的な点ではあるのですが、80㎡超ありながらもLDは12畳ほど、さらに浴室も1620ではなく1418であるなど専有面積ほどのゆとりを感じづらいところがあるのも確かでしょう。
充実した収納あってのものとは言え、「80㎡超の角住戸らしさ」といったものがもう少し感じられるプランだと良かったように思います。
坪単価は256万円。物件平均は240~250万円ほどと思われ、直近のクオス湘南台ステーションイーストと大差のない水準です。
クオスは駅徒歩4分ですので単純に駅距離を考慮しただけではこちらの方が割高感がありますが、引地川方向の魅力的な視界条件(丘上最前席的なポジション)、近隣の遊水地利用計画、そして高いデザイン性なども考慮すると違和感はありません。
クオス湘南台ステーションイーストの記事で言及しているように、湘南台駅はスケール感のあるブランド物件的な位置づけのものが少なく当物件の立地やデザイン(ブランズなりの高級感)はそこそこの差別化要素として機能すると思いますしね。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
所在地:神奈川県藤沢市湘南台4-14-1(地番)
交通:湘南台駅徒歩8分
用途地域:第一種住居地域
階建・総戸数:地上5階地下2階建(建築基準法上)、51戸
クオス湘南台ステーションイーストの記事で言及したように、昨年末の相鉄延伸・直通により渋谷駅・新宿駅などの都心へのアクセス性が上昇しましたし、そもそも始発駅であることの魅力を考えるともっと日の目を浴びてもおかしくないと感じてしまう湘南台駅の物件です。
ポジションは、湘南台随一の大規模物件エスタテラ湘南台の北西側、引地川から少しだけ内側に入ったところですね。
エスタテラのような高さやスケール感はなく、駅徒歩5分圏内に比較的分譲マンションの多い湘南台駅では少々駅距離のあるポジションです。
しかしながら、引地川に向かっての傾斜が始まりかけたところ(相模野台地の丘上)に位置しており、駅からの道程はフラットアプローチ、そして春は桜並木も美しい引地川ビュー(西向き住戸)ということで視界面での魅力も少なくありません。
さらに、対岸では引地川の河川敷整備を利用した「下土棚遊水地上部利用計画(案※)」が進行中で、そちらも大きな魅力になりそうですね。
※河川の水害対策となる遊水地を平常時には緑地はもちろん、様々なスポーツ種目での利用やビオトープ、学習施設、高齢者世代の利用施設なども想定されています。
現状でも近隣には澁谷原公園(タコ公園)や円行公園のある環境良好な住宅エリアであり、駅徒歩8分とのバランスは悪くないでしょう。これから小学校に入学するお子さんのいるご家庭だと通学区の六会小学校が徒歩18分の距離感ということでかなり遠いのはちょっと残念ではありますが…。
スケールのある物件ではないものの、湘南台駅界隈での供給は近年総戸数50戸未満の小ぶりなものが多いですし、次の記事で言及するようにランドプランやデザイン面での特色も少なくない物件になります。
公式ホームページ

お部屋は80㎡超の3LDK、南西角住戸です。
当物件の敷地は東側と西側とで高低差があり(西傾斜)、敷地東側善行長後線沿いの高さに設けられたエントランスフロアが3階(建築基準法上の1階)、引地川寄りの敷地西側グラウンドレベルが1階(建築基準法上の地下2階)となっています。
そのため、この4階住戸でも建築基準法上では2階に過ぎないのですが、西方向のグラウンドレベルはそのように地下2階相当ですので、感覚的には一般的な4階住戸と大差ないものと言えるでしょう。
西~南西にかけては引地川との間に市営住宅がありますが、北西方向に引地川や計画進行中の遊水地エリアが一望、また、この住戸からの南方向は西側同様に一段低い土地になっていることもあり、前建を超えてくる南面良好なポジションでもありますね。
間取りは、日照と視界的な魅力を両立させた南西角なりの大きなものになっています。
ただ、居室配置は少々残念な印象を受けるのも事実ですね。
上層階はさておき、この中層階住戸だと北西方向の視界が最大の魅力になると思うので、LDが北西方向を望みづらい位置に設計されているのは残念です。
LDはバルコニー及び柱の影響で北西方向の視界が得にくく、南に面した角住戸であることを考えてももう少し気の利いた配置を心掛けて欲しかった印象にはなりますね。
南向きは順梁であるのに対して東向きとこの西向きの部分に関しては逆梁工法が採用されており、掃き出し窓(LD)のサッシ高が2.3mとかなり高くなっているのは魅力ではあるのですが…。
なお、80㎡超のプランらしく玄関周りに”広がり”を演出しながらも廊下を短めにした効率性の高さは大いに魅力的な点ではあるのですが、80㎡超ありながらもLDは12畳ほど、さらに浴室も1620ではなく1418であるなど専有面積ほどのゆとりを感じづらいところがあるのも確かでしょう。
充実した収納あってのものとは言え、「80㎡超の角住戸らしさ」といったものがもう少し感じられるプランだと良かったように思います。
坪単価は256万円。物件平均は240~250万円ほどと思われ、直近のクオス湘南台ステーションイーストと大差のない水準です。
クオスは駅徒歩4分ですので単純に駅距離を考慮しただけではこちらの方が割高感がありますが、引地川方向の魅力的な視界条件(丘上最前席的なポジション)、近隣の遊水地利用計画、そして高いデザイン性なども考慮すると違和感はありません。
クオス湘南台ステーションイーストの記事で言及しているように、湘南台駅はスケール感のあるブランド物件的な位置づけのものが少なく当物件の立地やデザイン(ブランズなりの高級感)はそこそこの差別化要素として機能すると思いますしね。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。