クラス青山【まさに暮らす青山】21階113㎡1,150,000円(坪賃料33,542円)

クラス青山。【賃貸版】です。

所在地:東京都港区北青山3-227-4(地番)
交通:表参道駅徒歩5分、外苑前駅徒歩7分
用途地域:第一種住居地域
階建・総戸数:地上25階地下1階建、229戸(5~25階)
築年:2020年

これからいよいよ募集開始というタイミングでコロナに水を差されてしまいましたが、ご存知の方も多いであろう話題性抜群の賃貸タワマンになります。

都営青山北町アパート跡地の再開発(都有地を70年の定期借地で開発。街区名称は「ののあおやま」)の一画をなすこちらの物件は、東京建物、三井不動産、三井不動産レジデンシャル、青山共創の4社により整備されたもので、 1~2階に店舗・地域交流施設・認可保育所、2~4階にサ高住「ツクイ・ののあおやま」(49戸)、5~25階がこの高級賃貸物件クラス青山となっています。

同再開発エリア内の南西部には一足先に都営北青山三丁目アパート(20階建)が誕生、また、北東側のエリアにはオフィスを主体とした38階建の高層ビルが出来る予定なので、ちょっとした”新しい街”が誕生することになるわけです。

表参道駅前というと青山通りや表参道の賑やかなイメージをお持ちの方が多いと思いますが、当再開発エリアはそのように元が広大な都営団地だっただけあって通りから内に入った住宅街としての魅力の少なくないポジションで、「クラス(暮らす)青山」とは上手いこといったものだと思いますね。

この再開発によりこの界隈にも外部から人々が訪れることが多くなり以前よりも大分賑やかにはなるでしょうが、ここと20階建の都営アパートのあるエリアの西側には豊かな森の空間(約3,500㎡)が整備されますし、表参道の駅前でのこの環境は贅沢の極みでしょうね。
2棟共にタワー(高さを出すことで空地を確保)、かつ、隈研吾氏を起用しただけのことはあると感じる物件でもあります。

タワーは高い方のこちらでも25階建ですし、建物デザインという意味では同じ隈研吾氏によるミッドタウン隣接のパークコート赤坂檜町ザ・タワー(特に木調フィンが絶品)のような出色な存在感を放てていないのはやや残念な思いはあるものの、表参道駅前にはこれ以外のタワマンはないですしエリアのランドマークになることでしょう。

公式ホームページ
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お部屋は113㎡の3LDK、南東角住戸です。南方向に青山通り沿いのワールド北青山ビルの影響がありますが、東方向は青山霊園を主とした高い建物の少ないエリアが広域に渡り広がっており、東京タワーがかなり下の方から見える魅力的なポジションです。

間取りは113㎡もある豊かな角住戸で、専有部形状も一般的なものなので奇をてらった部分は見受けられず多く語る必要はないでしょう。

26階建で高さ約100mとすることで出色な三次元空間を実現していたパークコート青山ザ・タワーとは異なり25階建での高さ約90mはそれほど突出した水準ではなく(それでもタワマンの中では階高が確保されている方、5~25階のレジデンス部分でも平均3.4mぐらいはある?)、開口部も超高級分譲タワマンのそれと比べると一般的な印象にはなるでしょうか。

コーナー部には柱の食い込みが目立ちますし、タワマンの開口部にしてはコーナー部のサッシ幅も今一つなのがちょっと残念な一方で、バルコニーの端を鋭角にするなど外観への拘りが窺える設計になっているのは好感の持てる点ですね。

坪賃料は33,542円。”超高級賃貸”というには3万円が一つの目安だと思っているのですが、近年の賃料高騰により3万円超はそれほど珍しくなくなり、ここは堂々の33,000円超ですね。

近隣エリアでは一時代前(失礼?でも超高層のため未だにランドマーク感がある凄い物件です)のパークアクシス青山一丁目タワーがちょっと前に一部住戸で賃料値下げキャンペーンをやっていたはずで、少しづつですが確実にコロナが不動産市況への影響(ここへの住み替えの影響なんかもあるのか???)を及ぼしてきていると感じる中での33,000円超は凄いと感じますけども、それだけの稀有な立地・稀有な物件であるのは間違いないでしょう。

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