ライオンズ宮前平マスターヒルズ【ゼッチではなく低炭素認定】3階74㎡6,570万円(坪単価295万円)
続けて、ライオンズ宮前平マスターヒルズ。
設計はT設計工房、施工は佐藤工業、そしてデザイン監修は船田アーキテクツです。
ちょっとライオンズに詳しい方ならば一目見て船田アーキテクツのものと分かるであろう瀟洒な佇まいとなった物件で、ネームバリュー的にも申し分のない佐藤工業との組み合わせは2015年のライオンズ宮前平ヒルズと同じになります。
大京は近年数あるデベロッパーの中でもゼッチ・マンションを多く分譲しており、当物件がそうでないのはやや意外なぐらいだったのですが、その代わり(?)に低炭素建築物の認定を受けているので住宅ローン控除が最大500万円、また、フラット35の金利優遇も受けられるようになっているのは魅力の1つになりますね。
“一般的”には頭金(手付金)は1割ですので、坪単価200万円台中盤までの物件の場合、低炭素による住宅ローン減税額の増額はあまり意味がないのですが、この物件ぐらいの立派なお値段になると意味が出てくるということも言えます。
さて、外観は宮前平ヒルズ同様にFIXサッシ(北側)が大きなアクセントになると共に、マリオンや庇などにより縦横のラインも強調されたことでかなり洗練された雰囲気です。
縦横のラインを強調すること自体はそこまで珍しいことではないのですが、当物件は中でも立体感(彫が深い)があると感じますし、シンプルなデザインながらも素敵に感じるのはやはり船田アーキテクツのセンスの賜物でしょう。
エントランス周りのデザインも価格帯なりの抜け目のないものですが、ファミリータイプが大半となった総戸数50戸の物件にしてはややスケール感に欠ける印象ではあるでしょうか。もう少しゆとりがあると良かったですね。
前回のライオンズ宮前平マスターヒルズ。
公式ホームページ

お部屋は74㎡の3LDK、南東角住戸です。南側隣接地には当物件と大差ない高さのユニハーモニー宮前平(学生マンション)が立っており、離隔もほとんど図れていないので南向き住戸感は非常に薄いです。
また、東側は富士見坂沿いで、向かいには警察署があるので抜けはイマイチですが、南東方向は駐車場(青空)なので日照に関してはそこそこですね。
間取りは、そのような南面が芳しくないポジションではあるものの、物件内では貴重な南に面した角住戸ということでしっかり目の面積が確保されています。
ただ、それでも74㎡ですし、先ほどのルーバル付のプランとは異なり廊下が角住戸なりの長めの設計になっているので居室畳数等にはあまりゆとりを感じることは出来ません。
LDは表記上は12.7畳ありますが、入口ドアがかなり玄関寄りにありますので、数字から受ける印象よりも小さく感じるおそれもあるでしょう。
ただ、収納は充実している方だと思いますし、南面が芳しくなくとも通風・採光を考えた場合にこのようにしっかりと開口部が施されている点は評価出来るところだと思います。
掃き出し窓は順梁ながら扁平梁とすることで約2.2mのハイサッシを採用出来ているのもかなりの魅力と言えます。
坪単価は295万円。南東角住戸とは言えども上述のように視界・日照条件は芳しいものとは言えないので、強めのお値段と感じます。
例えばエリア内でもかなり条件の良い上層階角住戸とか、ある程度金に糸目を付けない方がいらっしゃるようなお部屋ならば別ですが、近年のプランにしては面積も大き目でグロスが6,000万円台中盤にまで嵩んでいることを考えると単価はもう少し抑えてしかるべきだった印象ですね。
だからこその”低炭素認定”でもあるのでしょうが…。
設備仕様面は、ディスポーザーはありませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンターは付いています。また、お馴染みのパッシブ仕様ですのでグリーンカーテンフック、大型給気口、通風機能付ドアなども備わっています。
管理費は258円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですのでやや高めな印象にはなりますね。ファミリータイプ中心の総戸数50戸というスケールを考えればもう少し安くともおかしくなかったように思います。
駐車場は全17台(カーシェア用1台含む)で平置1台を除き機械式になります。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
設計はT設計工房、施工は佐藤工業、そしてデザイン監修は船田アーキテクツです。
ちょっとライオンズに詳しい方ならば一目見て船田アーキテクツのものと分かるであろう瀟洒な佇まいとなった物件で、ネームバリュー的にも申し分のない佐藤工業との組み合わせは2015年のライオンズ宮前平ヒルズと同じになります。
大京は近年数あるデベロッパーの中でもゼッチ・マンションを多く分譲しており、当物件がそうでないのはやや意外なぐらいだったのですが、その代わり(?)に低炭素建築物の認定を受けているので住宅ローン控除が最大500万円、また、フラット35の金利優遇も受けられるようになっているのは魅力の1つになりますね。
“一般的”には頭金(手付金)は1割ですので、坪単価200万円台中盤までの物件の場合、低炭素による住宅ローン減税額の増額はあまり意味がないのですが、この物件ぐらいの立派なお値段になると意味が出てくるということも言えます。
さて、外観は宮前平ヒルズ同様にFIXサッシ(北側)が大きなアクセントになると共に、マリオンや庇などにより縦横のラインも強調されたことでかなり洗練された雰囲気です。
縦横のラインを強調すること自体はそこまで珍しいことではないのですが、当物件は中でも立体感(彫が深い)があると感じますし、シンプルなデザインながらも素敵に感じるのはやはり船田アーキテクツのセンスの賜物でしょう。
エントランス周りのデザインも価格帯なりの抜け目のないものですが、ファミリータイプが大半となった総戸数50戸の物件にしてはややスケール感に欠ける印象ではあるでしょうか。もう少しゆとりがあると良かったですね。
前回のライオンズ宮前平マスターヒルズ。
公式ホームページ

お部屋は74㎡の3LDK、南東角住戸です。南側隣接地には当物件と大差ない高さのユニハーモニー宮前平(学生マンション)が立っており、離隔もほとんど図れていないので南向き住戸感は非常に薄いです。
また、東側は富士見坂沿いで、向かいには警察署があるので抜けはイマイチですが、南東方向は駐車場(青空)なので日照に関してはそこそこですね。
間取りは、そのような南面が芳しくないポジションではあるものの、物件内では貴重な南に面した角住戸ということでしっかり目の面積が確保されています。
ただ、それでも74㎡ですし、先ほどのルーバル付のプランとは異なり廊下が角住戸なりの長めの設計になっているので居室畳数等にはあまりゆとりを感じることは出来ません。
LDは表記上は12.7畳ありますが、入口ドアがかなり玄関寄りにありますので、数字から受ける印象よりも小さく感じるおそれもあるでしょう。
ただ、収納は充実している方だと思いますし、南面が芳しくなくとも通風・採光を考えた場合にこのようにしっかりと開口部が施されている点は評価出来るところだと思います。
掃き出し窓は順梁ながら扁平梁とすることで約2.2mのハイサッシを採用出来ているのもかなりの魅力と言えます。
坪単価は295万円。南東角住戸とは言えども上述のように視界・日照条件は芳しいものとは言えないので、強めのお値段と感じます。
例えばエリア内でもかなり条件の良い上層階角住戸とか、ある程度金に糸目を付けない方がいらっしゃるようなお部屋ならば別ですが、近年のプランにしては面積も大き目でグロスが6,000万円台中盤にまで嵩んでいることを考えると単価はもう少し抑えてしかるべきだった印象ですね。
だからこその”低炭素認定”でもあるのでしょうが…。
設備仕様面は、ディスポーザーはありませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンターは付いています。また、お馴染みのパッシブ仕様ですのでグリーンカーテンフック、大型給気口、通風機能付ドアなども備わっています。
管理費は258円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですのでやや高めな印象にはなりますね。ファミリータイプ中心の総戸数50戸というスケールを考えればもう少し安くともおかしくなかったように思います。
駐車場は全17台(カーシェア用1台含む)で平置1台を除き機械式になります。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
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