ブリシア町屋パークサイド【スカイテラス×分譲駐車場】8階61㎡4,998万円(坪単価273万円)

続けて、ブリシア町屋パークサイド。

設計はクレイズプラン、施工は柏木建設です。
床スラブ厚が180mmと一般的な200mmに比べ薄くなっているのは気になる材料にはなるでしょう。

また、デザインに関しても総戸数29戸の小規模物件ですし、強調できる点は少ないです。
ただ、バルコニーラインにところどころ凹凸を設けているのは外観上の1つのポイントと言えると思いますし、開放感の高いパークサイドポジションを活かしたガラス手摺の透明感も悪くないですね。最上階住戸のバルコニー上部にトップライトが施されているのも◎です。

ランドプランに関しては、東西に長い敷地形状なりの全戸南向き、かつ、ワイドスパンを実現出来ているあたりが魅力になってきます。

前回のブリシア町屋パークサイド

公式ホームページ
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お部屋は61㎡の3LDK、南向き中住戸です。南方向は戸建中心の低層建物、そして南西方向には尾久の原公園を望むポジションになります。前回の記事で書いたように、木場公園のパークサイドにあったブリシア木場公園の最上階住戸同様に屋上部分に専用のスカイテラスを設けた特殊プランで、スカイテラスに出ると西方向の視界も開けてくるため中住戸でも尾久の原公園の恩恵を最大限に享受できるプランと言えるでしょう。

間取りは室内部分は下階同様に小ぶりな3LDKになるのですが、先ほどの角住戸同様にLDの開口部はサッシ2枚半分確保出来ていますし、LDに加え洋室2室が南面にあるのも魅力に感じるワイドスパンプランになります。

洋室2の引き戸はきれいに開け放つことが出来るのでかなり広がりのある2LDKとしても使えますし、廊下がこれ以上ないぐらい短い設計に出来ているため専有面積のわりに居室畳数(及び収納)を充実させることが出来ているのもポイントの1つです。

玄関の下足スペースはもう少しゆとりがあって欲しかった感じではありますが…。

坪単価は273万円。尾久の原公園だけでなく隅田川や荒川、そしてスカイツリーも望むスカイテラス付ということで一般住戸とは大きく異なる単価設定になっています。1つ下の7階住戸だと坪単価230万円台といったところですね。

このかなり絞った面積でもグロスは約5,000万円になるので、何を重視するかによって評価は大きく分かれるプランでしょう。ただ、効率性は高いですし、このようなスカイテラスは大きな個性、かつ、差別化要素にはなってくるので一定数のニーズはあるのではないでしょうか。

設備仕様面は、小規模なのでディスポーザーがないのは当然のことですが、食洗機やトイレ手洗いカウンターどころか床暖房までないシンプルなものになります。"ブリシアの基本仕様"ではあるので今さら驚きはないのですが…。

管理費は203円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、かなりの小規模物件であることを考えると悪くない水準だと思います。

駐車場は身障者用を含む全6台です。
平置・屋根付きの「分譲駐車場」になっており、価格700万円の他に月々の管理費・修繕積立金として約4,000円が必要になります。分譲駐車場は事例自体が少なく値段の妥当性を図るのは難しいのですが、木場は400万円でしたので随分と高くなりましたね…。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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