ブランズ代々木参宮橋【始まりからのヴィンテージを意識したレトロモダンな共用部】3階44㎡6,710万円(坪単価505万円)

続けて、ブランズ代々木参宮橋。

設計はIAO竹田設計、施工は第一・植木特定共同企業体です。

一般的なスケールの物件ですのでゼネコンが2社の共同企業体となっているのも珍しいですが、デベロッパー(売主)が、東急不×三菱地所レジ×サンウッド×三信住建と4社体制になっているのも違和感がありますね。

三信住建は土地の仕入れなどに関わることが多く、様々なデベロッパーのプロジェクトに売主として名を連ねていることが少なくないのでそこに違和感はないのですが、三菱地所に加え、サンウッドまでとはなかなかに盤石な布陣という印象です。

そして、肝心のデザイン面なのですが、一言でいうとかなり力が入っていますね。デザイナーはブランズ渋谷常盤松でも起用されていたフォワードスタイルで、”始まりからのヴィンテージ”をキーワードにしたというモダンでありながらもレトロ感を覚える共用部は特徴あるものです。

エントランスロビー内のトラバーチンの柱はかなり存在感がありますし、世界的な床材メーカーForbo社のカーペットを採用したという内廊下も印象に残るデザインですね。

外観は前回の記事で取り上げたような角住戸周りのコーナーサッシと最上階ペントハウスの張りだした庇が印象的、また、総戸数53戸という数字以上のゆとりのある車寄せなども高級物件の”それ”ですね。

前回のブランズ代々木参宮橋

公式ホームページ
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お部屋は44㎡の1LDK、北向き住戸です。三角形に近い敷地に沿って南西角住戸の北側に位置したお部屋になります。北側はグラウンドレベルよりも低いところを線路が走る形なので線路自体は見下ろす感じになるのですが、遮るものがないので音の影響は小さくないでしょう。
線路の向かいには普通に建物がありますし、方角的に日照も得られないためこういった40㎡台向きのポジションということになってきます。

間取りは、そのように敷地形状が影響し個性的な形状をしているのですが、それ以上の特徴は窓の少なさですね(笑)。

線路沿いであることを考慮したのかもしれませんが、普通に窓を多く設けつつ二重サッシにすればよかっただけの話なのは言うまでもないわけで、なんでしょうねこの窓の少なさは…。

センターイン、かつ、歪な形状を活かしLDとベッドルームを無理なく離隔出来ている点、柱による面積消費が少ない点は魅力ではあるものの、LDは日中でも電気が必要なんじゃ…。
線路沿いで隣地までの距離が確保されているため建築基準法上の採光要件を満たせたケースではあるのですが、あくまで隣地との距離などを考慮した形式的なものに過ぎず実際の明るさとは一致しないので…。

坪単価は505万円。物件内では面積が小さ目でグロスが嵩まないことも影響してはいるのでしょうが、そもそも先ほどのようなファミリータイプの単価が強気に感じますし、この線路沿いのポジションと至らない開口部のプランでのこの単価はどうでしょうか…。

こういった際どいポジション・プランでも価格にインパクトがあれば意外と人気になったりするものなのですが(ベースが都心・駅近物件であるため)、この単価では魅力は感じづらいですよね。

設備仕様面は、ディスポーザー、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、水回りのフィオレストーン天板などは全住戸、そして2LDKなどのある程度面積の大きなお部屋になるとLDビルトインエアコン、天然石カウンターなどを採用した高級感のある浴室、そして全熱交換器とさらに充実したものになります。
線路沿いであることを考えると1LDKにも全熱交換器(室内横壁に給気口が不要になるので音が室内に入りにくくなる)を採用して欲しかったところではありますが…。

管理費は405円/㎡。ディスポーザー、内廊下、コンシェルジュ、各階ゴミ置場での水準ですのでけして大きいとは言えないスケールを考えるとリーズナブルな方でしょう。

駐車場は全22台で機械式になります。

◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。

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