ローレルコート赤羽【フラットスラブな二重床×ゼッチ】2階67㎡6,498万円(坪単価320万円)
続けて、ローレルコート赤羽。
設計・施工は長谷工ですが、二重床ですし、それが水回りの段差をなくしたフラットスラブというのも凄いですね。
フラットスラブは最近だとリーフィアタワー海老名、ブリリアタワー有明ミッドクロスなど比較的階高にゆとりを設けやすいタワマンで採用されていますが、タワマンですら採用されることは稀ですし、8階建の当物件で採用されるとは思いませんでした。
水回りの段差がなくなることで将来的なリフォーム・リノベーションでの柔軟性が増しますし、さらにこれによってLDよりも天井高が低くなりがちなキッチンもLD同様の2.4mの天井高が確保出来ているあたりも魅力的な点になります。
最大天井高はそのように最低限ですし、この構法の難点として玄関框の段差が非常に大きくなってしまうというのもあるのですが、魅力の方が上回っているのは間違いないでしょう。
ZEH-M Oriented認証による高断熱&高効率が実現したマンションですし、ここまでやるというのはこのご時世異例のことと言えると思います。
また、デザイン面も抜かりはありません。
南條設計室(担当は代表の南條氏ではなく岡崎氏)がデザイン監修に起用されており、デザイン性に力を入れる近鉄不動産らしい洗練のデザインです。
住宅街のマンションということもあってかとりわけ目立つデザインが採用されているわけではないものの、上品、端正、そんな言葉が似合う南條設計室×近鉄不動産らしいセンスの良さを感じる物件です。
赤羽エリアでは約9年ぶりとなる2,600㎡超の敷地面積を活かし、敷地北側にゆとりあるエントランスアプローチ、そして共用部としてサードプレイスラウンジ、さらに全24台の”平置駐車場”を実現しているあたりも大きな特長になるでしょう。
前回のローレルコート赤羽。
公式ホームページ

お部屋は67㎡の3LDK、南東向き中住戸です。低層ですので視界抜けは得られませんが、前建は3階建であり、その先も低層建物が多くなっているのでこの階でも日照を得ることが出来ます。
間取りは60㎡台後半のトレンド通りの小ぶりな3LDKではあるものの、前回の記事で書いたように赤羽駅界隈ではこの面積帯ですら新築ではなかなか供給されませんので小学校至近の立地条件も相まって魅力に感じる方は少なくないように思います。
共用廊下側からセットバックされているのは洋室2側だけではあるものの(洋室1も柱は隣戸側にアウトフレーム化されてはいるが、窓際上部に梁の影響が出てくる)、玄関を含め片側だけがこのようになっているだけでも価値がありますし(玄関前にゆとりが生まれる)、先ほどの角住戸同様に玄関下足スペースの微妙なクランクイン設計も気が利いています。
LDから洋室3にかけて連窓サッシが採用されていないのはやや残念ではあるものの、洋室3にはウォールドアが採用されているので柔軟性も高いですね。
坪単価は320万円。視界抜けが得られない低層階とは言え、先ほどの上層階角住戸と比べると結構な単価差があります。こちらは柱が食い込んでいない(柱による面積消費がない)のに対し、先ほどの角住戸は柱の食い込みがあったわけですし…。
どちらかと言うとこちらが安いのではなくあちら(角住戸)が強気な印象ではあるものの、これまで書いてきているようにこのご時世珍しいほど設計面・設備面での頑張りが窺える物件になりますので立地に加えそういった面を重視したい方にとっては納得出来る水準になると思います。
第1期は少なめの20戸でありやはり予算面でのミスマッチが少なからず生じてはいるようですが…。
設備仕様面では、”空間を効率的に温める”ことを考慮したとのことで、リビングと隣接する空間(キッチン・洋室)にまで床暖房を導入しているのが最大の特長になるでしょう。
その他水回りの天然石天板仕様はないものの、ディスポーザー、食洗機、トイレ手洗いカウンター、タイル貼の廊下、さらに主寝室に調光付ダウンライトを採用しているあたりからも出色な物件と言えます。
管理費は179円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザー付ですし、リーズナブルに感じる水準です。
上述のように駐車場をそれなりの数の平置に出来たことが功を奏しているのでしょう。
一般的に少なくない管理費が300円/㎡ほどの物件とのランニングコストの差は非常に大きく立派な価格帯を多少なりともカバーしてくれているとは思います。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
設計・施工は長谷工ですが、二重床ですし、それが水回りの段差をなくしたフラットスラブというのも凄いですね。
フラットスラブは最近だとリーフィアタワー海老名、ブリリアタワー有明ミッドクロスなど比較的階高にゆとりを設けやすいタワマンで採用されていますが、タワマンですら採用されることは稀ですし、8階建の当物件で採用されるとは思いませんでした。
水回りの段差がなくなることで将来的なリフォーム・リノベーションでの柔軟性が増しますし、さらにこれによってLDよりも天井高が低くなりがちなキッチンもLD同様の2.4mの天井高が確保出来ているあたりも魅力的な点になります。
最大天井高はそのように最低限ですし、この構法の難点として玄関框の段差が非常に大きくなってしまうというのもあるのですが、魅力の方が上回っているのは間違いないでしょう。
ZEH-M Oriented認証による高断熱&高効率が実現したマンションですし、ここまでやるというのはこのご時世異例のことと言えると思います。
また、デザイン面も抜かりはありません。
南條設計室(担当は代表の南條氏ではなく岡崎氏)がデザイン監修に起用されており、デザイン性に力を入れる近鉄不動産らしい洗練のデザインです。
住宅街のマンションということもあってかとりわけ目立つデザインが採用されているわけではないものの、上品、端正、そんな言葉が似合う南條設計室×近鉄不動産らしいセンスの良さを感じる物件です。
赤羽エリアでは約9年ぶりとなる2,600㎡超の敷地面積を活かし、敷地北側にゆとりあるエントランスアプローチ、そして共用部としてサードプレイスラウンジ、さらに全24台の”平置駐車場”を実現しているあたりも大きな特長になるでしょう。
前回のローレルコート赤羽。
公式ホームページ

お部屋は67㎡の3LDK、南東向き中住戸です。低層ですので視界抜けは得られませんが、前建は3階建であり、その先も低層建物が多くなっているのでこの階でも日照を得ることが出来ます。
間取りは60㎡台後半のトレンド通りの小ぶりな3LDKではあるものの、前回の記事で書いたように赤羽駅界隈ではこの面積帯ですら新築ではなかなか供給されませんので小学校至近の立地条件も相まって魅力に感じる方は少なくないように思います。
共用廊下側からセットバックされているのは洋室2側だけではあるものの(洋室1も柱は隣戸側にアウトフレーム化されてはいるが、窓際上部に梁の影響が出てくる)、玄関を含め片側だけがこのようになっているだけでも価値がありますし(玄関前にゆとりが生まれる)、先ほどの角住戸同様に玄関下足スペースの微妙なクランクイン設計も気が利いています。
LDから洋室3にかけて連窓サッシが採用されていないのはやや残念ではあるものの、洋室3にはウォールドアが採用されているので柔軟性も高いですね。
坪単価は320万円。視界抜けが得られない低層階とは言え、先ほどの上層階角住戸と比べると結構な単価差があります。こちらは柱が食い込んでいない(柱による面積消費がない)のに対し、先ほどの角住戸は柱の食い込みがあったわけですし…。
どちらかと言うとこちらが安いのではなくあちら(角住戸)が強気な印象ではあるものの、これまで書いてきているようにこのご時世珍しいほど設計面・設備面での頑張りが窺える物件になりますので立地に加えそういった面を重視したい方にとっては納得出来る水準になると思います。
第1期は少なめの20戸でありやはり予算面でのミスマッチが少なからず生じてはいるようですが…。
設備仕様面では、”空間を効率的に温める”ことを考慮したとのことで、リビングと隣接する空間(キッチン・洋室)にまで床暖房を導入しているのが最大の特長になるでしょう。
その他水回りの天然石天板仕様はないものの、ディスポーザー、食洗機、トイレ手洗いカウンター、タイル貼の廊下、さらに主寝室に調光付ダウンライトを採用しているあたりからも出色な物件と言えます。
管理費は179円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザー付ですし、リーズナブルに感じる水準です。
上述のように駐車場をそれなりの数の平置に出来たことが功を奏しているのでしょう。
一般的に少なくない管理費が300円/㎡ほどの物件とのランニングコストの差は非常に大きく立派な価格帯を多少なりともカバーしてくれているとは思います。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
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