グランドメゾン白金台五丁目【駐車場が…】5階107㎡26,900万円(坪単価834万円)
グランドメゾン白金台五丁目。
所在地:東京都港区白金台5-266(地番)
交通:白金台駅徒歩6分、目黒駅徒歩11分
用途地域:第一種中高層住居専用地域
階建・総戸数:6階建(建築基準法上は地上5階地下1階建)、19戸(事業協力者住戸2戸含む)
用途地域が一中高となった低層建エリアに誕生する総戸数19戸の小規模物件になります。
2015年にプラウド白金台が誕生してはいるものの、自然教育園隣接(当物件は道路の向かい)は非常に貴重ですし、ここは駅徒歩6分でアプローチも起伏が少ないポジションということで利便性と環境を高いレベルで両立しています。
ただ、早々にこの段階で申し上げておくべきは、そういった白金台の落ち着きある住宅街に位置した物件ながら駐車場がないという点でしょう。
敷地面積は600㎡弱と小さめではあるものの、間口も一般的、かつ、特に傾斜が厳しいわけでもない土地ですので普通ならば駐車場を設けるのが定石(というかこの面積帯・価格帯の物件ならば駐車場設置率5割以上が相応なぐらい)なのでこの計画はかなり面食らいました。
先行するグランドメゾン池田山は総戸数10戸で10台の100%設置率になっているぐらいですし、住戸面積帯の差はあれどこの物件の路線変更は驚き以外の何物でもありません。
地階(地階の天井が地盤面から高さ1m以下の場合)の住戸が設けられる場合、物件全体の住戸床面積の合計の3分の1を限度として容積率算定上の延べ面積には算入されませんので地階に住戸を設けることで「販売対象面積の最大化」を図るケースはけして少なくありません。しかしながら、このような立地の物件で駐車場をゼロにしてまで徹底してやるようなことかというとちょっと違う気がしますよね…。
オプレジなのかと(笑)。
“時代”がそうさせているところもあるとは思いますし、実際、駐車場を必要としない方もいらっしゃるのでしょうが、まさかグランドメゾンがこのような施策に出るとは思っていなかったので、本当に驚いたというのが正直なところです。
公式ホームページ

お部屋は107㎡の3LDK、北・東・西の三方角住戸です。ルーバルの奥行が浅いのでルーバルに出ても南側から日照が降り注ぐ感じではないものの、北と西は自然教育園の深い緑に寄り添った紛れもなく貴重なポジションになります。
開口部が充実している北側は自然教育園の手前に法蓮寺のお墓がありますので、気になる方は気になるとは思いますが…。
間取りは最上階でこそないものの、物件内でも眺望に優れた特殊住戸(ルーバル付)ということでしっかりとした面積が確保されています。
最大の特長と言えるのが三方角住戸ならではの充実した開口部で、キッチン・浴室の窓も魅力的ですが、それ以上のポイントと言えるのが玄関周りでしょうね。
玄関から廊下にかけて吹抜が隣接しており、L字の幅のある開口部、さらに、玄関の正面方向となるルーバル側にも開口部があるというレアなプランニングで、この明るく通風に優れた玄関はめちゃくちゃ魅力的ですね。
玄関正面方向にこのスペースを設けたがゆえに洋室2室とLDがそれぞれ西側においやられた感じがあるのも確かで、このスペースがあるがために廊下が必要以上に長くなっている側面もあるでしょう。
しかしながら、こういった高額プランにおいてはやはりこういった遊び心やグッとくるポイントというのは不可欠で、積水ハウスらしい気の利いた設計という印象ではありますね。
こういった面積の大きな高額プランにとっては特に”駐車場がゼロ”とのミスマッチが強調されてしまうわけで、このお部屋をこのようなお値段で売りたいのであれば3台程度だけでも設けるべきだったとは思いますけどもね…。
坪単価は834万円。駅徒歩4分のザ・サンメゾン白金台の条件の良いお部屋よりは流石に安いですし、自然教育園隣接(ビュー)という希少性からするとこれでも目に優しい水準ではあるでしょう(同時にお墓ビューでもあるので評価が難しいところではあるのですが…)。
多少なりとも駐車場がゼロという明確な弱点が反映されているところはあると思います(別の言い方をすれば駐車場を削ってまで地階の多くを住戸とし販売対象面積を増やしたことで地上階住戸の価格を抑えることが出来ている)。
ただ、そのようにこういったお部屋になればなるほど駐車場ゼロというのは違和感があるわけで、そうであるならばもっとパンチのある価格帯が相応だった印象でもあるでしょうか。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。
所在地:東京都港区白金台5-266(地番)
交通:白金台駅徒歩6分、目黒駅徒歩11分
用途地域:第一種中高層住居専用地域
階建・総戸数:6階建(建築基準法上は地上5階地下1階建)、19戸(事業協力者住戸2戸含む)
用途地域が一中高となった低層建エリアに誕生する総戸数19戸の小規模物件になります。
2015年にプラウド白金台が誕生してはいるものの、自然教育園隣接(当物件は道路の向かい)は非常に貴重ですし、ここは駅徒歩6分でアプローチも起伏が少ないポジションということで利便性と環境を高いレベルで両立しています。
ただ、早々にこの段階で申し上げておくべきは、そういった白金台の落ち着きある住宅街に位置した物件ながら駐車場がないという点でしょう。
敷地面積は600㎡弱と小さめではあるものの、間口も一般的、かつ、特に傾斜が厳しいわけでもない土地ですので普通ならば駐車場を設けるのが定石(というかこの面積帯・価格帯の物件ならば駐車場設置率5割以上が相応なぐらい)なのでこの計画はかなり面食らいました。
先行するグランドメゾン池田山は総戸数10戸で10台の100%設置率になっているぐらいですし、住戸面積帯の差はあれどこの物件の路線変更は驚き以外の何物でもありません。
地階(地階の天井が地盤面から高さ1m以下の場合)の住戸が設けられる場合、物件全体の住戸床面積の合計の3分の1を限度として容積率算定上の延べ面積には算入されませんので地階に住戸を設けることで「販売対象面積の最大化」を図るケースはけして少なくありません。しかしながら、このような立地の物件で駐車場をゼロにしてまで徹底してやるようなことかというとちょっと違う気がしますよね…。
オプレジなのかと(笑)。
“時代”がそうさせているところもあるとは思いますし、実際、駐車場を必要としない方もいらっしゃるのでしょうが、まさかグランドメゾンがこのような施策に出るとは思っていなかったので、本当に驚いたというのが正直なところです。
公式ホームページ

お部屋は107㎡の3LDK、北・東・西の三方角住戸です。ルーバルの奥行が浅いのでルーバルに出ても南側から日照が降り注ぐ感じではないものの、北と西は自然教育園の深い緑に寄り添った紛れもなく貴重なポジションになります。
開口部が充実している北側は自然教育園の手前に法蓮寺のお墓がありますので、気になる方は気になるとは思いますが…。
間取りは最上階でこそないものの、物件内でも眺望に優れた特殊住戸(ルーバル付)ということでしっかりとした面積が確保されています。
最大の特長と言えるのが三方角住戸ならではの充実した開口部で、キッチン・浴室の窓も魅力的ですが、それ以上のポイントと言えるのが玄関周りでしょうね。
玄関から廊下にかけて吹抜が隣接しており、L字の幅のある開口部、さらに、玄関の正面方向となるルーバル側にも開口部があるというレアなプランニングで、この明るく通風に優れた玄関はめちゃくちゃ魅力的ですね。
玄関正面方向にこのスペースを設けたがゆえに洋室2室とLDがそれぞれ西側においやられた感じがあるのも確かで、このスペースがあるがために廊下が必要以上に長くなっている側面もあるでしょう。
しかしながら、こういった高額プランにおいてはやはりこういった遊び心やグッとくるポイントというのは不可欠で、積水ハウスらしい気の利いた設計という印象ではありますね。
こういった面積の大きな高額プランにとっては特に”駐車場がゼロ”とのミスマッチが強調されてしまうわけで、このお部屋をこのようなお値段で売りたいのであれば3台程度だけでも設けるべきだったとは思いますけどもね…。
坪単価は834万円。駅徒歩4分のザ・サンメゾン白金台の条件の良いお部屋よりは流石に安いですし、自然教育園隣接(ビュー)という希少性からするとこれでも目に優しい水準ではあるでしょう(同時にお墓ビューでもあるので評価が難しいところではあるのですが…)。
多少なりとも駐車場がゼロという明確な弱点が反映されているところはあると思います(別の言い方をすれば駐車場を削ってまで地階の多くを住戸とし販売対象面積を増やしたことで地上階住戸の価格を抑えることが出来ている)。
ただ、そのようにこういったお部屋になればなるほど駐車場ゼロというのは違和感があるわけで、そうであるならばもっとパンチのある価格帯が相応だった印象でもあるでしょうか。
◎コロナショックについて(大きな影響を与える可能性の高い事象なので全ての記事に追記しています)
コロナショックは株価暴落による資産効果の剥落や消費者心理の悪化・収入減少などを通じて不動産市場にも大きな影響を及ぼす可能性が高くなっています。したがって、今時期にマンション購入をするのはオススメ出来ないのですが、マンションに関しては2つとして同じものがないわけですし、株式市場のようにすぐさま価格に反映されるわけでもないので悩ましい思いをしている方は少なくないでしょう。仮に不動産相場(マンション価格)がかなり下がったとしても後悔しないぐらい気に入った物件か否かそういった点を判断基準にすると良いかもしれませんね。